動画加工ソフトウェア

概要

ここでは 映像加工・合成ソフト、ビジュアルエフェクト・コンポジットソフトと呼ばれる部類のソフトウェアについて記載します。

いわゆるカット編集を目的としたものは 動画編集ソフトウェア の記事を参照。

特性上、10万〜クラスの製品かフリーウェアに2分する。
フリーでもプロ用に匹敵する性能を持つソフトもあるが、やはり品質や操作性はプロ用ツールの方が高い。

ソフトウェア一覧

※100〜1000万クラスの製品については記載していません。

製品名	価格	概要/備考
Adobe After Effects	通常版 ¥130,000〜 アカデミック ¥50,000〜	Windows、MacOSX 対応 Adobeが販売している映像合成、ビジュアルエフェクト、モーショングラフィックツール。 とりあえずこれ買っておけ的なソフト。 Expressionを使ってスクリプト制御が可能。
Motion	¥4300〜	MacOSX 専用 Appleが販売している2D,3Dエフェクトツール。バージョン5から単体での販売も復活。 パーティクル、テキストアニメーションなどが豊富。
Quartz Composer	バンドル	MacOSX 10.4から付属している映像開発ツール。 ビジュアルプログラミングにより高度なエフェクトを作ることができる。 Quartz Composerをベースに作られたVJソフト、Quartonian Mixerなどがある。JavaScriptを使ってスクリプト制御が可能。
Jahshaka	フリーウェア	Windows、Mac、Linux 対応 映像合成とカット編集両方の機能を持つ。 日本語が一切使えない、Windows版はよく落ちる。 できることは多いが癖がある。（パーティクルの制御が細かくできない、など） Jahshaka2で開発が終了し、ChineFXプロジェクトに移行。
NiVE (NicoVisualEffects)	フリーウェア	Windows 専用 多数のエフェクトを備えた映像加工ソフト。 有志により作成されている外部プラグインも豊富。 反面、レンダリングの制限やプレビューが遅いなどの弱点がある。 現在NiVE2がβ公開中。 C#を使ってスクリプト制御が可能。
Javie	フリーウェア	MacOSX、Windows 対応 MacにもNiVEみたいなソフトが欲しい、というコンセプトで作られたソフト。 プレビューが高速でAEライクな操作性のため取っ付き易い。 現在α版が公開中。
DebugMode Wax	フリーウェア	Windows 専用 DebugMode社が開発したエフェクトツール。 WindowsムービーメーカーのエフェクトやVirtualDubのフィルタを取り込める。 Premiereをダミーホストとして使うことで連携が可能。 同社が開発しているWinMorphをインストールすることで、映像にモーフィングをかけることもできる。 複数のコンポジションを作ることができないので、単体での動画編集には向かない。
Blender	フリーウェア	Windows、Mac、Linux 他 3DCGツールだが、Video Sequence Editorを使うことで映像編集もできる。 元々プロ用として開発されたため、オープンソースソフトウェアの中では最高レベルの機能を有する。 独特の操作性のため慣れるのに時間がかかるかもしれない。 Pythonを使ってスクリプト制御が可能。
SEffect	フリーウェア	Windows専用 マスク、モザイク、ぼかし、反転など極めて簡単なエフェクトがかけられる。 その代わりかなり低スペックなPCでも動かすことが可能。 使えるレイヤーは4つまで。
AviUtl (拡張編集プラグイン)	フリーウェア	Windows専用 本家で配布されている拡張編集プラグインを使うことで高度なエフェクトをかけられる。 これにより、本来できない重ね編集やパーティクル、カメラ制御などが可能。またLua関数を用いたスクリプト制御にも対応。 ただし読み込めるファイル形式は素ではかなり限られる 使えるレイヤーは100。

 

関連項目

• 動画編集ソフトウェア
  
  • 動画を並べることを得意としたソフト（PremiereやVideoStudioなど）
• AfterEffects
• モーショングラフィックス
• Flash