ONIとは、バンプレストから発売されたゲームボーイ(GB)用「和風RPG」である。
後にSFCで2作、PSで1作、DSで1作が出ている。
またSaGa、アレサ、ONIはGB初期の3大RPGと呼ばれている。
第一弾「鬼忍降魔録 ONI」の発売は1990年。GBの発売は1989年なのでGBのソフトとしてはかなり初期のタイトルとなっている。発表当時は週刊少年ジャンプなどの雑誌のカラー広告などに載ることもあった。
その後も着々とシリーズを重ねて静かなブームを呼んだものの、いまいち他のRPG(SaGa、アレサ)に比べてメジャーになり切れないままGB版のストーリーは完結することとなった。
余談ではあるが、後に発売されたPS版ONIの発売元であるパンドラボックス(現在のウインキーソフト)はその七転び八起き振りから「不死鳥のようだ」と評価されることもある。
なお、最新作の「ONI零~戦国乱世百花繚乱」はコレクターズアイテムであるらしいので、熱狂的なONIふぁんはがっかりしないように期待すべきではない(詳しくは動画を参照)。
現実の日本列島に酷似した島国を舞台としている。作品によっては海外や異世界にまで冒険が及ぶこともある。
また登場する地名や敵キャラ、装備品などは(架空を含め)実在するものがモチーフになっているものが多い。
ゲーム中に登場する有名な道具・名称の例 | |
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地名 | 出雲大社、佐渡島、蝦夷、富士山、えと城、(黄泉の国) |
武器 | 竹光、村正、正宗、フツノミタマの剣、菊一文字、草薙の剣、天沼矛(あめのぬぼこ) |
敵・妖怪 |
ただしGBのシリーズは地名が実際とは微妙に異なっていたり、いつの時代の話であるか特定されていないなど、意図して曖昧に描写されている点がある。
反面、SFCの2作においては鎌倉時代や幕末など時代背景が明確にされ、歴史上に実在した人物が物語に関わってくるなど、史実との違和を大きく縮めている。
西洋風のRPGで魔法・呪文などと呼ばれるもの。MPではなく精神力の数値を消費して使う。
作品によって呼称や種類に差異があり、基本的な“法術”を始め、忍術・剣術ほか細かく分類される。
他にも神仏の力を借りて攻撃・回復などの効果を果たすという、召喚魔法に似た概念の“神降ろし”がある。
シリーズの目玉とされ、『II』以外の全ての作品に存在するシステム。キャラクターが姿を変えることで、攻撃力・防御力などのステータスが変化する。
某特撮ヒーローから着想を得ており、ともすれば地味になりがちな和風の世界観にヒロイックで華やかなビジュアルを与えている。
シナリオ上、ゲーム始めから変身できるパターンと、途中から可能になるパターンに分かれる。
変身によるメリット・デメリットは作品によって異なっている。
一貫しているのは、変身するとステータスアップの代わりに法術などの特殊能力が使えなくなってしまうことである。
敵の弱点が通常攻撃なのか術攻撃なのかを判断する必要があるほか、回復の術なども使えなくなる事も視野に入れねばならない。
その一方で、少数のタイトルには変身後のみ使える特殊能力も存在する。
『I』では“へんしんてん”を消費することで複数の能力を使うことができ、フィールド上で使用しなければ先に進めない場面も存在する。
『V』では主人公が三段階目の変身を果たした際に“鬼力”が使用可能となり、『零』では転身後にのみ使える技がある。
ほかタイムリミットの要素として、『幕末降臨伝』は転身している間に“霊力”を消費し、これが尽きると自動的に転身が解除されてしまう。
また『零』では“鬼心”というパラメータがあり、計10ターンを超えて転身しているとキャラクターが暴走状態になる。
さらに関連システムとして、一部作品では戦闘開始時点でキャラクターが転身している様に設定することが出来る。
特に『I』ではフィールドマップ上で主人公の姿が変わり、そのまま平然と町中を闊歩する姿が見られた。
村 異次元(ONI IV) | |
フィールド 異次元(ONI IV) | |
村 日本(ONI IV) | |
フィールド 日本(ONI IV) | |
ダンジョン 山(ONI IV) | |
ダンジョン 洞窟など(ONI IV) | |
戦闘(ONI IV) | |
勝利(ONI IV) | |
戦闘 vsボス(ONI IV) | |
ラスボス戦(ONI IV) | |
戦闘 vs西洋妖怪(ONI V) | |
フィールド 異次元(ONI V) |
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最終更新:2024/10/16(水) 10:00
最終更新:2024/10/16(水) 10:00
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