動画編集ソフトウェア 単語


ニコニコ動画で動画編集ソフトウェアの動画を見に行く

ドウガヘンシュウソフトウェア

6.5千文字の記事

動画編集ソフトとは、その名の通り動画を編集するソフトのことである。

概要

動画、静止画、音楽を素材として、PVやスライドショーなどをつくったり、エフェクトを多用した「モーショングラフィックス」を作る事ができるソフトも存在する。

プロ向け、家庭向けの市販ソフトだけでなく、フリーソフトも存在し、各ソフト機能に違いがある。

市販ソフトはAmazonなどのネット通販や大手家電量販店などで購入することができる。その際は様々なレビューを見たり、よく吟味しよう。また、パソコンとの相性や人によってソフトの使い勝手が変わるため、各無料体験版を使い、ソフトウェアの使い勝手やファイルの対応、未対応を確認しよう。

市販ソフトには、次のような複数ラインナップがよくある
(あくまで一例、詳しくは各公式サイトを確認しましょう)

ソフトウェア一覧

ニコニコ大百科に解説があるものにはアンダーラインが引かれている。各ソフトウェアの詳細はそれぞれのページへどうぞ。

一般向け

価格帯は5,000円~25,000円前後。ニコニコ動画向けに利用する場合はこの価格帯の製品で十分なケースが多い。

メーカー 製品名 概要/備考
Adobe Adobe Premiere Elements
(アドビ・プレミアエレメンツ)

※略称:PE







拡大縮小、移動・変形・3D回転、半透過処理、色調補正を中心に強力なエフェクト(特殊効果)が揃っており、キーフレームを駆使すれば複雑な調整も可能。ブルーバック素材やPhotoshopファイル(.psd)との相性がよく、トラック数が映像・音声とも最大99と多く、素材を複雑に重ね合わせて凝った動画を作りたい場合に威力を発揮する(使いこなせるかどうかは本人のセンスと技術に大きく左右される)。
再生速度は0.01%まで調整でき、1フレーム単位で動画と音声を同期させたい人にピッタリ。また、将来的にPremiere Pro(&After Effects)を使ってみたい人は、概念が類似しているため、初めから本製品で慣れておくと後々便利である。(インターフェイスレイアウトは好みに合わせて変えるとよい)
 注意点は、プロジェクトの解像度・ピクセル縦横比がプリセット以外選べないところ。特にSD 4:3/16:9のプロジェクトが正方形ピクセルではないため、各素材のアスペクト比の管理に注意。HD 16:9では正方形ピクセルであるため特に問題はない。
 文字はグラデーションや縁取りの表現力が高く、任意のビデオトラック(=表示優先度)に設置でき、画像と同様のエフェクト/トランジションが使用できるなど非常に強力。ただ文字編集中の異常終了率の高さは注意。
 価格は通常版:約15000円、乗り換え版:約10000円。Photoshop Elements同梱版パッケージがあり、セットで買うと5,000円ほどお得。
 バージョン9以降Windows/MacOSの両対応パッケージになった(どちらかにしかインストールできない)。

Corel VideoStudio Pro
Ultimate
(ビデオスタジオ)
※略称:VS






国内シェアNo.1の動画編集ソフト。2つあるウェブサイトの直販で特価を行うことが多々有り、あんまりAmazonやBCNランキングに寄与しない。

総合的な覚えやすさ、使いやすさで評価が高い。
かつて旧バージョン(9)が無料DLできた時期があり(現在は終了)、ユーザ層は広くノウハウ交換も容易。VS9無料版から製品版にアップグレードしたユーザーも多い。

初心者でも扱いやすい操作画面と、複雑な作業が可能な「高度なモーション」を搭載しており、拡大縮小、移動・変形・3D回転、半透過処理、色調補正はもちろん、雷や雨、モザイクなどの効果やトランジション(動画間の繋ぎ合わせ処理)、タイトル(文字)のアニメーション(動き)も豊富。音のフィルターとして、一部のVSTプラグインにも対応している。
 
 トラック数はビデオ50、テキスト2、オーディオ8(テキストはビデオトラックにも載る)。機能が豊富で『コマ撮り機能』『モーショントラッキング(物体追従)』『ペインティングクリエーター(動画の上に絵を描く機能)』『PC画面録画機能(描いてみたに便利)』なども搭載し、ハードウェアアクセラレーションに対応しているので、NvidiaのCudaなどをつかって変換スピードを向上させやすい。

 ビデオの再生速度調整は1%単位と、他ソフトに比べ若干粗いがタイムラインで1フレームで合わせることもできるので、ある程度は困らない。「変速コントロール(スピードを自由に変える機能)も搭載している。より細かく速度の変更を行いたい場合はNiVEなどであらかじめ速度だけ調整するのも良い。

毎バージョン『Ultimate』という上位版を同時発売しており、合計1100ドル相当のプラグインが手に入るため、ニコニコ動画に投稿する人は必見です。2020の時はこのようなプラグインが同梱しています。

Boris社
『Title Studio』高品質な2D/3Dタイトル作成プラグイン

NewBlue社
『Titler Pro』高品質な2D/3Dタイトル作成プラグイン
『Titler EX』高品質な2Dタイトル作成プラグイン     
『Video Essentials』10カテゴリー、83種類のフィルター
『ColorFast』部分だけ色を補正したりモノクロに出来る

proDAD社
『Mercalli SE V4』手ぶれ補正フィルター
『VitaScene LE V3』フィルター70種類、トランジション80種
『Adorage V13』フィルターとトランジション
『Handscript Animation』欧文の手書き風タイトル作成機能
『RotoPen』地図に線を書いていく
 
 画像加工ソフト「Paint Shop Pro」とのセット販売もあり、5000円ほどお得になる場合がある。

Corel Pinnacle Studio
(ピナクルスタジオ)

元Avidが開発、現在はCorelが開発、販売している。

アメリカ国内の一般ユーザーシェアは1番多いが、日本国内では販売代理店が転々としていたこともあり、知名度がとても低い。Avidは業務向けソフトウェアでの大手であり、そのシステムを継いでいるため上位版だとトラック無制限、高度なフィルターもついてくるが、書籍が出ていなかったり、パソコンへの負荷も高めである。

Magix Vegas Pro
(ベガス プロ) Movie Studio
(ムービースタジオ)

かつてアメリカのSony Creative Softwareが開発、現在はドイツのMagixが開発を行い、日本国内販社はSorcenextが行っている。

音楽編集ソフト「Vegas Music」が元になっているため、オーディオ関係の機能が充実しており、BPMの設定でリズミカルな動画編集や充実したオーディオエフェクト、VSTプラグインに対応している。「パン&クロップ」では、拡大・縮小・回転・反転・素材の移動なども表現が可能。キーフレームを設定すれば複雑な動きも自在に再現。動画解像度やFPS、ピクセルアスペクト比の設定など、プロジェクトの設定は自由度が非常に高い。
 DTMソフト並みに音声編集が得意であり、それに合わせた動画編集ができるという点から、音声MAD、PV、ミュージックビデオの制作に向いているといえる。トラック数はビデオ10(内テキスト1つ)、オーディオ10。(プロ向け「Vegas Pro」はトラック無制限だが高価格)DTMソフト出身なだけに用語や操作方法が独特で、他の動画編集ソフトから乗り換えると面食らうだろう。逆にDTMソフト、特にACIDを使ったことがある人ならほとんどオーディオ編集で慣れたやり方で操作できる。
 必要動作環境は2Ghz以上のプロセッサ(HDDの場合はマルチコア、マルチプロセッサ推奨)、メモリは2GB(HDの場合は4GB推奨)である。
 米国内での知名度は日本におけるVSのそれと同程度といわれているが、日本での知名度は絶望的に低い。それゆえ、ネット上の情報も少ない。

Thomson Canopus EDIUS Neo
(エディウス・ネオ)

【※今は入手できないかも】
日本の放送局の約半数で使われているという触れ込みで販売されている「Edius Pro」の廉価版。
 比較的ハードウェアの制約が少なく、SSE3に対応したマルチコアCPUやDirectX 9.0c/PixelShader3.0以上に対応したグラフィックボードを持つ一般的な「自作PC」なら、動作要件を簡単に満たすことが可能。但し、チップセット統合型グラフィックアクセラレータ(Intel GMA950など)では 動作しないので注意が必要。
 数多くのトランジションやビデオフィルター、トラック拡張機能や複数シーケンスの同時編集など、民生向けとしては最高峰の機能を有する。価格は約2万5千円。
 ユーザーインターフェースは「EdiusPro」と同様のものとなり、Edius Proへアップグレードを行っても基本操作を変えることなく高機能版へ移行できる。搭載エンジンもEdiusProと同様なため、高品質なビデオ作成が可能。

Apple Final Cut Pro X

アップルが販売しているプロ向け動画編集ソフト。
価格は26000円でアップルストアでのみダウンロード購入することが可能。

評価が高かったのはバージョン7までであり、最新のXではインターフェースも大きく変更となったため評価が別れる。Motionなどのソフトウェアと連携する事が可能。ハリウッドのエフェクトスタジオが制作したテンプレート等、エフェクトが豊富。

Apple QuickTime Pro
CyberLink PowerDirector
(パワーディレクター)

台湾のCyberLinkの動画編集ソフト。この価格帯では書き出しのスピードがとても早い。Radeonのハードウェアエンコードにも対応している。この価格帯では、ニコニコ動画用の出力にいち早く対応した。

インターネット ニコニコムービーメーカー(動画)



【ニコニコ動画公式ムービー作成ツール】
2009年発売以来、バージョンアップもなく、開発は停止しているようである。ニコニコ動画に直接投稿できるのが最大の特長だったが、VideoStudioやPowerDirectorなど他社ソフトでも直接アップロードできるようになってしまったり、2017年のニコ動の仕様変更で、強制エンコされることになった為ますます有用性が…)

重い・フリーズするなど安定性に難がある。プロジェクトの読み書き時間も他のソフトに比べ長い。動画は2トラックのみで、編集機能も弱い。さらに、動画サイズが固定なうえに仕様が古く、16:9やZeroWatchの動画サイズに対応していない。できることが少なく、多くの問題を抱える。自前でエンコードできるのであればわざわざこれを選ぶ必要はないだろう。
 ¥5,000前後で販売されることもあるが、それでも価格に見合う内容とは言い難い。
 無料版は静止画のみ扱え、ニコニコ動画用の.swf 形式のみ生成できる。

ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works

動画変換ソフト「TMPGEnc 4.0 XPress」の後継。
価格は1万円弱。
タイムライン機能の追加や、H.264(AVC)に対応などの追加により、高画質になった。編集ソフトとしての機能は他ソフトに比べて弱いが変換重視なら試す価値あり。

プロフェッショナル用途

スタジオやアニメーション制作で使用される。価格は5万円~

メーカー 製品名 通常版実売価格 備考
Adobe Adobe Premiere Pro
月額2400円 年間契約の場合
Apple Final Cut Pro X
45000円
Sony Creative Software Sony Vegas Edit
月額923円
Sony Creative Software Sony Vegas Pro 月額1,798円~
Thomson Canopus Edius Pro 65780円

OS標準

OSに添付されているソフトウェア。

メーカー 名称 備考
Microsoft Microsoftフォト(エディター)

Clipchamp

Windows10以降のPCに標準搭載されている簡易動画編集ソフト。動画のカットやテキストを入力できる。
より高度な編集ができる公式ツールとして、オンラインソフト「ClipChamp」が2021年に公開された。マイクロソフトアカウントがあれば編集が可能。オーバーレイも使える。

かつてはXPの時代に「Windows ムービーメーカー」、Windows7の時代に「Windows Live ムービーメーカー」が提供されていたが、現在は開発・提供は終了しているので、配布しているというサイトは要注意。

Apple iMovie

MacOS、iPadなどiOSに標準搭載されている動画編集ソフト。割りと本格的な動画編集が可能。カット編集やタイトルぐらいなら十分。スライドショー(ムービー)テンプレートもおしゃれ。

フリーソフト

無料で使えるソフトの総称、法的な分類としてのフリーソフトはなく、freesoftwareは大きく意味が違う。

フリーソフトは一般的に、無償ソフトとして開発され配布されているものという意味で使われ、市販ソフトなどの機能制限版,ベータ版,PR版,RC版などはフリーソフトと呼ばれない。

法的には、OSS(オープンソースソフトウェア)と呼ばれる法的な定義が行われたソフト分類がある。OSSはほとんどの場合、開発拠点は海外にあるがOSSの性質上、多OS対応が進んでいることが多く、またLinux系OSの発展と共に日本語対応も進んでいることが多い。(開発元以外の個人が開発に参加し、多言語対応を追加しやすいため)

LIVES,KdenliveなどはUbuntu StudioのようなOSのリポジトリーに収録されていて、そこから選択し導入するだけで、自動的に日本語環境で使うことができる。市販ソフトを使わずOSSを中心に使う場合はこういった軽量なOSで動かすほうが楽に快適に使える場合がある。

市販ソフトに劣らない本格的な編集が可能なものも存在する。日本語だけでなく、海外(英語版)のフリーソフトを探してみると見つかるかもしれない(日本語化パッチがあるかも)。
無料のデメリットはサポートがないことなので、ニコニコ講座などで勉強しよう。

名称 備考 言語
AviUtl 「拡張編集」プラグイン導入でタイムライン編集に対応。 日本語
紙芝居クリエーター プラグイン使用で動画も扱える。 日本語
Crystel Engine mylist/8597717
exit_list
日本語
jahshaka Win/Mac/Linux 開発停止。Cinefxプロジェクトに移行。(→公式ページexit) 英語
Cinelerra Linux用。マルチトラック対応。(→公式ページexit) 英語
LiVES Linux用。マルチトラック対応。(→公式ページexit) 英語
Kdenlive Win/Linux。マルチトラック対応。(→公式ページexit) 英語

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