十

十とは、数の10を表す漢数字である。

ニコニコ大百科の仕様上、十、㊉がこの単語記事に対応します。

また以下のことを表す。

• 十 - アイドルマスター関連を描く絵師 →十(絵師)

漢字として

常

十

Unicode

U+5341

JIS X 0213

1-29-29

部首

十部

画数

2画

音読み（常用）

ジュウ、ジッ

訓読み（常用）

とお、と

㊉

Unicode

U+3289

⼗

Unicode

U+2F17

〸

Unicode

U+3038

意味

数の10、10番目、10回、10個単位で、すべて、完全、という意味がある。

字形

諸説ある。

甲骨文は縦1本線で、中ほどにふくらみがある字である。そのため針の象形かつ針の初文で、10という意味はその音の仮借からとする説、算木を縦に置いた形で10を表すという指事説などがある。

〔説文解字・巻二〕には「數の具（そな）はれるなり。一は東西を爲し、丨（こん）は南北を爲す。則ち四方中央を備はれり」と、縦画と横画組み合わせた字をベースに解説しているが、甲骨文では縦一画である。

音訓

音読みはシュウ（漢音）、ジュウ（呉音）、訓読みはとお、と。名のりに、かず・しげ・ただ・とみ・ひさし・みつ・みつるがある。

規格・区分

常用漢字で、小学校1年生で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第1水準。

部首

十は部首、十部を作る。筆画として十を含むを字が属する。

声符

十を声符とする漢字には汁などがある。

意符

十を含む会意字には什、廿、卅、卌がある。十をもとにSI接頭辞デカのついた単位を表す国字が作られている（籵、竍、瓧）。

語彙

十悪・十戒・十干・十全・十善・十字・十常侍・十人十色・十分・十方

参考

大字は拾。

互換文字

• ㊉、⼗、〸は、Unicodeで十と互換な文字である。⼗は部首としての十を表す文字。

書として

筆順

関連項目

• 一 - 二 - 三 - 四 - 五 - 六 - 七 - 八 - 九 - 十 - 廿 - 卅 - 卌 - 百 - 皕 - 千
• 数の一覧
• 数の単位一覧