吉田類の酒場放浪記とは (ヨシダルイノサカバホウロウキとは) [単語記事]

酒場という聖地へ　酒を求め、肴を求めさまよう…

吉田類の酒場放浪記とは、毎週月曜日 21時から放送中のBS-TBSの番組である。書籍やDVDになるなど、BS放送の番組としては高い人気を誇る。スピンオフとして「おんな酒場放浪記」も毎週金曜 23時から1時間枠で放送されている。

概要

俳人・イラストレーターで無類の酒好きでもある吉田類が東京を中心とした酒場を巡る番組である。

酒場のある地区を散策してちょっとしたおすすめスポットを紹介→酒場への案内→ひたすら飲む(周りの人と乾杯したり店主と会話を楽しんだり・・・)→店を出て感想を述べた後、一句詠んで締める

だいたいこのような流れで番組が進行する。１本１５分×４回の計１時間で、最初の１回が最新のもの。あとの回は再放送である。回によっては東京から離れ、全国各地を飛び回って酒場を案内する。時々時間を拡大したスペシャルとして、釣りに挑戦したり、始球式をやってみたりと結構フリーダムに活動している。

この番組、極端に言えば

散歩のあとで、おっさんが周囲の常連達と語り合いながら酒を飲み、飯を食っているのを見るだけ

なのだが、吉田類の酒及び酒場への造詣の深さ、酒場で食べる料理・酒の魅力や店主たちの思いが見ているだけで伝わる番組である。ナレーションを担当する河本氏の、吉田類に対する味のあるツッコミも、その魅力を引き立てている。(あくまで記事主の感想です)

高知県出身。とにかく、生粋の酒好きである。「酒場放浪記」担当以前は、画家としてパリを拠点に活躍後、イラストレーターになった。後に俳人として活動するなど芸術家の側面もある一方、９０年代から酒場に対する書籍を著し、自らを「酒場詩人」（酒場ライター）と称する等、酒場への想いが強い。

彼のブログ内でも、句会を定期的に開催する傍ら、酒蔵等で酒を飲む記事が多く掲載されるなど、酒への思いは本物である。twitterでも、各地の名物とともに酒をいただく発言が人気を博し、フォロワーは25,000人以上にも上るが、独身である。