奇跡の一本松駅とは (キセキノイッポンマツエキとは) [単語記事]

奇跡の一本松
きせきのいっぽんまつ
	陸前今泉		陸前高田
	Rikuzen-I mai zumi	Kiseki-no-Ippon-Matsu (Miracle Pine)		Rikuzen-Takata

奇跡の一本松駅(きせきのいっぽんまつえき)とは、岩手県陸前高田市気仙町にある、JR東日本大船渡線 BRTのバス停である。

概要

奇跡の一本松駅
きせきのいっぽんまつ - Kiseki-no-Ippon-Matsu (Miracle Pine)
基本情報
所在地	岩手県陸前高田市気仙町字土手影
所属事業者	東日本旅客鉄道
所属路線	■大船渡線 BRT
駅構造	地上駅
ホーム	1面1線
乗車人員	10人/日（2022年度）
開業年月日	2013年 7月13日
備考
臨時駅として開業 2014年 10月1日に常設化
駅テンプレート

2013年 7月11日、突如設置が発表された臨時バス停である。7月13日～8月31日の土休日(8月6日・7日と12日～16日も含む)のみ、日中便に限って停車した。その後、利用者が多かったことから9月7日～11月30日の毎日、全便が停車することになった。
駅名の由来は、高田松原で唯一津波で流されずに残った一本松のことを指す。_{その一本松は、正確にはサイボーグ一本松だが。}
今回、その「奇跡の一本松」まで徒歩10分で行ける場所に、陸前高田市の要望により、利便性向上のために臨時駅を設置することになった。
駅舎や待合室はなく、国道45号(上り)・国道340号(下り)上にバスポールを置く形での開業となった。

当時は停車するのは1日5往復で、運賃計算上では陸前矢作駅～竹駒駅間に設置されていることになっていた。また営業キロは設定されておらず、かつての常磐線偕楽園駅や大船渡線 BRTに後ほど開業した碁石海岸口駅のように外方の隣接駅の換算キロ・運賃計算キロを適用していた。
期間限定の臨時駅として開業したためか、時刻表はおろかJR東日本のえきねっとにすら駅の記載が一切なく、さながら国鉄時代の仮乗降場と似たような扱い受けていた。

2013年 11月30日に予定通り営業終了となったが、陸前高田市からの要望を受け2014年 3月1日より停車再開となり、再び全便が停車するようになった。その際に、時刻表やえきねっとにも掲載されるようになった。
その後、一本松の周辺に観光物産施設がオープンし始めたため、観光客のBRT利用を促進し震災からの復興につなげる目的で、同年10月1日から常設化され、営業キロが新たに設定された。

2018年 1月23日に国道45号のかさ上げ工事のため、バスポールが上り下りともに国道340号上に移設された。
2019年 6月1日にBRTの運行ルート変更に伴い、バスポールが上り下りともに国道45号上に再び移設された。
同年9月23日には高田松原津波復興祈念公園内に再整備された道の駅高田松原の駐車場の一角に乗降場(上家・ベンチ)が整備され、3回目の移設がなされた。