つれづれなるまゝに、日ぐらし硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
『枕草子』『方丈記』と並ぶ日本の古典随筆の1つ。著者は卜部兼好(兼好法師)とする説が有力で、鎌倉時代末ごろに成立したとされている。
内容は話題ごとに「序」と243段に分かれている。しかし、「序」に「心にうつりゆくよしなし事を(頭の中に浮かぶとりとめのないことを)」と書かれている通り、各段の長さはまちまちで、数ページにまたがるものから数十字で短く終わるもの(第127段
)もある。
内容も兼好の感想・考え事・回想から、各地の説話・エピソード、「この草はマムシに噛まれたときに薬草として使えるよ(第96段
)」というような記録に至るまで多様。説話についても教訓的な一文が後で記されているものもあるが、特に何もなく話が終わるものもある。
室町時代中期ごろより、無常観の点から歌人の間で注目された。そして江戸時代に版本化され、庶民の間でも教訓の書として広く読まれるようになった。現在の中学国語でも、徒然草から「仁和寺にある法師」などが取り上げられやすいので、現代でも一部を読んだことがあるという日本人が大半と思われる。
掲示板
1 ななしのよっしん
2025/08/10(日) 09:34:30 ID: 6Ots8OuAzq
仁和寺法師シリーズ(52-54)はなんか知り合いでもいたのかな?
【52】
よその神社を見に行って立派なものだったと満足するが実は肝心なところを見落としていた。
→教訓:些細なことと思っても案内をうけるべきだ。
【53】
宴会の席でふざけて鍋(正確には鼎)をかぶったら抜けなくなって、最終的に窒息しそうになり無理やり外し鼻や耳がちぎれる惨事に…
→教訓:なし
【54】
新入り小坊主を驚かせようと「落ち葉の中から弁当が出てくる」という手品を仕掛けたら他の人が見つけて食っちゃったw
→教訓:凝りすぎると逆に面白くないものです。
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最終更新:2025/12/10(水) 14:00
最終更新:2025/12/10(水) 14:00
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