日本海中部地震とは、昭和58年(1983年)5月26日(木)午前11時59分に、
秋田県沖の日本海を震源として発生したマグニチュード7.7の大地震である。
大津波により大きな被害をもたらした。昭和58年(1983年)日本海中部地震。
地名は全て当時のものである。
震源域は日本海東縁変動帯(ユーラシアプレートと北アメリカプレートのプレート境界)。
近年日本海で発生した中では最大規模の地震(当時)。
津波と地震により、秋田県を中心に104名の犠牲者(うち、津波により100名)を出した。
地震発生が日中であり、たまたま海岸近くでテレビの取材が行われていたり、家庭用のVTRが普及しはじめたことから、多くの映像が撮影・報道され、津波の恐ろしさが世界中に伝えられた。
1958年の房総沖地震以来30年ぶりに「大津波警報」が発令された。[1]しかし、警報の発令は地震発生から14分後(発表はさらにその5分後)で、津波の第一波襲来(地震発生から8分後)には間に合わなかった。
当時は大津波は太平洋側で起こるもので日本海側には来ないと信じられており、津波への警戒は薄いどころか「地震が来たら浜へ逃げろ」とすら伝えられていた(日本海側はこれまでの地震で土砂災害被害が大きく、山に対しての警戒意識が強かったことの裏返しでもあるが…。)が、この地震、加えて10年後に北海道南西沖地震が発生し、日本海側も津波の危険域として強く意識されるようになった。
この津波以降、津波警報発令の高速化が図られ、無線による警戒放送実施など防災対策が取られるようになり、一定の成果を上げている(が、限界もある)。
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最終更新:2024/04/19(金) 21:00
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