暗黒界の龍神グラファとは (アンコクカイノリュウシングラファとは) [単語記事]

暗黒界の龍神グラファ（あんこくかいのりゅうしん　ぐらふぁ）とは、遊戯王ゼアル OCGのカードの一枚である。

概要がカードの効果によって手札から墓地に捨てられた場合

暗黒界の龍神　グラファ 効果モンスター 
星８/闇属性/悪魔族/攻2700/守1800 
このカードは「暗黒界の龍神 グラファ」以外の 
自分フィールド上に表側表示で存在する 「暗黒界」と名のついたモンスター１体を手札に戻し、
墓地から特殊召喚する事ができる。 
このカードがカードの効果によって手札から墓地へ捨てられた場合、 
相手フィールド上に存在するカード１枚を選択して破壊する。 
相手のカードの効果によって捨てられた場合、 さらに相手の手札をランダムに１枚確認する。 
確認したカードがモンスターだった場合、 
そのモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

遊戯王カードwikiの当該カードのページより引用。

およそ三年ぶりに登場した、久々の『暗黒界』カテゴリのモンスターカード。ストラクチャーデッキ－デビルズ・ゲート－に『暗黒界の軍師セルリ』『暗黒界の術師スノウ』らと共に収録され、同ストラクチャーの看板カードでもある。アニメ『遊☆戯☆王』シリーズにはセルリのみGXに登場しており、スノウおよびグラファはOCG新規カードである。龍神でも暗黒界だから悪魔族。

悪魔族・闇属性の最上級モンスターだが、グラファは墓地に置かれている場合、自分のフィールドにある暗黒界モンスターを手札に戻すことによる特殊召喚できるため、【暗黒界】デッキにおける召喚は非常に容易。暗黒界モンスターを手札に戻す際は、『暗黒界の狩人ブラウ』など再利用可能なカードを選ぶことで実質ノーコストでのグラファの墓地蘇生が可能となる。ランク8のエクシーズ素材としては出しやすい部類に入るため、「Ｎｏ.２２不乱健」や「神竜騎士フェルグラント」のエクシーズ召喚にも重宝される。

暗黒界特有の『このカードがカードの効果によって捨てられた場合』の効果も強力で、相手フィールドのカード1枚を種別問わず選んで破壊する。

暗黒界の策士グリン「さすが龍神様！俺たちにできないこと（無差別破壊）を平然とやってのけるッ」
暗黒界の刺客カーキ「そこにシビれる！あこがれるゥ！」

なお、相手のカードの効果で捨てられた際には、相手フィールドのカード破壊と相手の手札1枚のピーピング（のぞき見）、それがモンスターカードだった場合、自分フィールドに特殊召喚できる3連ボーナスチャンス。なかなか狙って効果を使うのは難しいが、ハマると楽しいことになる。

場に出た状態では他の暗黒界モンスターの大半と同じく特に能力無しだが、グラファは暗黒界最大の攻撃力2700を持ちそのまま高打点アタッカーになるため、手札、場、墓地のいずれにいても隙のない高性能カードと言える。【除外】デッキに当たったら泣こう。このカードを含む新暗黒界カードの登場で【暗黒界】デッキは大きく躍進し、2011年度の環境メタゲームに食い込むほどの勢力になった。そのため、龍神様にいずれは準制限・制限がかけられるのではと、暗黒界の住民（プレイヤー）たちは囁き合っているが……

実際はインゼクターや魔導（神判）など、もっとえげつないカテゴリーが登場した上、グラファを始めとする暗黒界が苦手とする除外すら大して意味を成さない征竜という代物が登場。
グラファも負けじと上位陣に食いついたが、戦闘破壊は容易ではないが足止め自体は難しくないセミバニラになりやすい効果と、フェルグラントに一歩及ばない打点等により、中々成果をあげられず、大会での活躍の場が減少。

結局制限や準制限になることなく第九期（2014年 4月～）を向かえたが、今もなお、純正暗黒界やシャドールとの混成型などで地道にがんばっている。

暗黒界の混沌王　カラレス「余の出番は……？」
暗黒界の闘神ラチナ「さあ？」

人物像がカードの効果によって手札から墓地に捨てられた場合

暗黒界のエースカードとして名高いグラファであるが、彼のキャラクターを印象付ける出来事として「グラファによる英語版公式サイトジャック」がある。暗黒界の強さを宣伝するために公式サイトを乗っ取り、グラファ自身が執筆した記事が掲載されたのである。
記事におけるグラファは、やたら高いテンションで暗黒界の新カードや戦術を紹介しており、これによって恐ろしげな見た目に反してノリが良くて面白い人というイメージを決定付けた。