有明海沿岸道路は福岡県大牟田市を起点に、柳川市・佐賀市などを経て佐賀県鹿島市に至る地域高規格道路。通称は「有明沿岸道」と称されるが、地元民からは「湾岸道路」などとも呼ばれている。全線無料。
名前が示すとおり、有明海沿いの主要都市を通過する自動車専用道路であり、名目上は起点から佐賀JCTまでが国道208号線のバイパスとして、佐賀JCTから終点までが国道444号のバイパスとして建設あるいは供用されている。
自動車専用道路であるだけに最高速度も理論上は最大80キロでの走行を前提としているが、2012年現在では殆どが暫定2車線の対面通行であるため、最高速度は60キロ(柳川西IC~大川東ICは50キロ)に規制されている。
大牟田市から柳川市にかけての区間は有明海スレスレの場所を盛土と橋梁で作っているため、車窓から有明海が一望できるのはもちろんのこと、晴れていれば反対側の雲仙普賢岳が一望できる場合もある。その反面、もともと地盤の弱いところに道路を建設したため、道路自体がやや不安定であり、所々にひび割れなどが目立つ。特に有明沿岸道最大の目玉である「矢部川大橋」に関しては、完成間際で橋に不具合が見つかり、結果として矢部川大橋の一つ手前で強制的に降ろされて国道208号が余計に大渋滞してしまう事態も生じていた。
ほぼ全てが暫定2車線であるゆえに、元々、大牟田と柳川・大川・佐賀の連絡には国道208号を利用していたドライバーの多くが有明沿岸道に流れ込んだため、スムーズな流れで通行するのがやや困難である。現在、一部区間に限定して4車線化工事が実施されているが、それでも「焼け石に水」と言わざるを得ない。なお、この有明沿岸道が開通したお陰で、本来の国道208号の渋滞は大きく緩和され、特に渋滞・事故が起こりやすかった柳川市大和町の一部では、今となっては渋滞はほぼ皆無状態になっている。
柳川市~大川市の一部区間は一般道路と自専道が共に用意された状態で供用されており、自専道の開発が進んでいない部分を一般道路でカバーしている。
福岡県側とは対照的に、佐賀県側では殆ど建設の兆しが無く、2012年にやっとこっと、佐賀市のごく一部が開通した程度と発展のスピードが遅い。ちなみに佐賀県側はどちらかといえば国道208号よりも、国道444号及び佐賀県道48号線のバイパスとして建設されている印象がある。
福岡県側に対しては公共投資が非常に大きいため、一部メディアなどからは衆議院福岡選挙7区出身の某大物道路族議員の力が働いた、という噂話があり、公共工事に批判的な者から「誠ロード」と称される事も。
三池港IC(起点):荒尾市、グリーンランド、ウルトラマンランドなどに近い。
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大牟田IC:イオンモール大牟田、大牟田市役所、ネイブルランド(廃墟)などに近い。
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健老IC
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大牟田北IC:新大牟田駅、道の駅おおむた、九州道・南関IC、南関町へ。
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黒崎IC(ハーフインター)
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高田IC
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大和南IC(ハーフインター)
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大和北IC(ハーフインター)
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徳益IC(ハーフインター)
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三橋IC(ハーフインター)
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柳川東IC(ハーフインター):県道23号(柳川県道)最寄。北に進むと久留米市に至る。柳川市中心部に一番近い。
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柳川西IC(ハーフインター):国道385号最寄。北に進むと神埼市・吉野ヶ里遺跡に至る。柳川市中心部に一番近い。
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大川東IC(ハーフインター)
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大川中央IC(ハーフインター)
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大野島IC
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諸富IC
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川副IC
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佐賀空港東IC(ハーフインター)
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佐賀空港西IC(ハーフインター)
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東与賀IC
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佐賀JCT:佐賀唐津道路と接続予定。
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嘉瀬南IC:佐賀県庁・佐賀市中心部に最も近い。
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久保田IC
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芦刈IC
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住之江IC
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六角川IC(ハーフインター)
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福富IC:ここから終点の鹿島市までは未定。
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最終更新:2024/04/19(金) 14:00
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