東の海神 西の滄海とは、小野不由美のファンタジー小説である。
十二国記シリーズの長編3作目(『魔性の子』を含めれば4作目)。
前二作『月の影 影の海』『風の海 迷宮の岸』に登場した延王・尚隆と延麒・六太を中心とした作品。500年にわたる大王朝の黎明期に起こった争乱を描く。
時系列的には『月の影 影の海』より約500年前となっている。
2002年にNHK-BS2にてアニメ『十二国記』の内の第四十一話から第四十五話としてアニメ化されている。
ある日、延麒・六太は妖魔にまたがる少年と出会い更夜と名付ける。
それから十八年、かつての暴君によって荒廃した国土が新王の統治のもとに徐々に復興を遂げる中、六太は更夜と再会する。だが、それは雁国を揺るがす争乱の始まりでもあった。
尚隆(しょうりゅう)-CV:相沢正輝/梁田清之(ドラマCD)
本名は小松三郎尚隆。
妓楼で賭博に負けて庭掃除をしたりしていたが、後に元州軍の両司馬をやることになった胎果。
あと二十年ほど前から延王をやっている。
側近からはのんき者、でたらめ、詐欺師に向いてる、ふざけた奴などと散々に言われる。
蓬莱では瀬戸内水軍・小松家の跡取りだった。
六太(ろくた)-CV:山口勝平
延麒。外見年齢は13歳ほど。
最終的に国を滅ぼす存在となる王や君主を嫌っている。
王自ら下賜された字(あざな)は馬鹿。
蓬莱では口減らしに親に捨てられたが、息絶える前に蓬山から迎えが来た。
更夜(こうや)-CV:石田彰
妖魔に育てられた青年。
幼い頃に六太と出会い名前を貰った。
その後、斡由に拾われて州候の身辺警護の長である射士となる。
斡由の臣として、その命に従い六太を攫う。
大きいの
更夜を育てた妖魔。
赤い身体に青い翼、黄色い尾、黒い嘴を持つ巨大な狼の姿をした天犬という妖魔。
六太の名を取ってろくたと名付けられた。
斡由(あつゆ)-CV:大倉正章/松本保典(ドラマCD)
元州候の息子。州候輔佐である令尹だが州候に変わって元州を治めている。
赤い髪で右の蟀谷の一房だけが白い。理を知り情を知る、利発な能吏。
王が州候から権を取り上げ、治水がままならないことを理由に謀反を起こし、上帝位を要求する。
朱衡(しゅこう)-CV:家中宏/子安武人(ドラマCD)
尚隆の側近。警務法務を司り、諸官の行状を監督する朝士。
色白で痩身の優男。
王自ら下賜された字は無謀。
帷湍(いたん)-CV:宝亀克寿/関智一(ドラマCD)
尚隆の側近。土地を司り、地を整える遂人。
気が短く、尚隆相手に悪態が尽きない。
王自ら下賜された字は猪突。
成笙(せいしょう)-CV:真殿光昭/三木眞一郎(ドラマCD)
尚隆の側近。王の身辺を警護する小臣の長、大僕。先王時代の禁軍将軍。
褐色の肌を持つ痩身の小柄な若い男。
王自ら下賜された字は酔狂。
白沢(いんはくたく)-CV:有本欽隆/菅原淳一(ドラマCD)
州六官を統率する州宰。
外見は白いものが目立つ髭をたくわえた、五十かそこらの男。
驪媚(りび)-CV:勝生真沙子/折笠愛(ドラマCD)
州候を監督する牧伯を務める女性。
元州謀反にあたって捕えられ人質となる。
「……あんた、誰」
「俺は小松の伜だ」
――分かってしまった、と六太は目を閉じる。
これが王、だ。
この男が雁州国を滅ぼしつくす王なのだ。
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最終更新:2025/12/08(月) 23:00
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