毎日放送制作土曜夕方6時枠とは、1993年7月3日から2008年3月29日までの間、毎日放送(MBS)制作、TBS系列各局で毎週土曜夕方6時00分~6時30分(18時00分~18時30分)に放送されていた番組放送枠のことである。
2002年10月の「機動戦士ガンダムSEED」以降はテレビアニメ枠として定着、「土6」の通称で知られていた。
2008年4月改編でこれまで日曜17時30分~18時24分枠で放送してきた「JNN報道特集」が曜日移動・時間拡大の上で4月5日より土曜17時30分~18時50分枠にて「報道特集NEXT」(2010年に番組開始30年を迎え、現在は「報道特集」)としてリニューアルした。それに伴って本枠は事実上交換の形で4月6日より毎日放送制作日曜夕方5時枠(通称:「日5」)へ移動、枠の歴史に幕を閉じた。
1992年に長寿料理番組「料理天国」(TBS製作)が終了。この後、それまで日曜19時→木曜19時30分枠で放送されていたMBS製作枠がこの枠に入ることとなり、山城新伍司会のクイズ番組「新伍のワガママ大百科」が始まった。元々このMBS枠では「アップダウンクイズ」「クイズひらめきパスワード」「近藤正臣の味覚人情報」といったクイズ番組・情報番組を編成していたこともあり、当初はアニメ特撮枠では無かった。しかし、この「ワガママ大百科」は1993年6月26日にわずか3クール目で打ち切りとなる。
この打ち切りの穴埋めとして、1993年7月から「3丁目のタマ うちのタマ知りませんか?」が同年8月まで放送された。元々OVAとして製作されていた第6話までと新規製作の第7話~第9話が追加されるという形で放送された同作が、同枠の記念すべきアニメ第1作となる。同年9月開始の「ムカムカパラダイス」以降は、1996年8月まで1年単位で放送される日本アニメーション制作のアニメ作品が続いた。
1996年9月7日に「ウルトラマンティガ」が放送開始し、特撮枠となると同時に地上波放送では国外版を除いて16年もの間放送休止していたウルトラシリーズが復活することとなった。以降「ダイナ」「ガイア」と続いたのち、1999年9月からは「ゾイド -ZOIDS-」が放送開始され再びアニメ枠となる。
「ゾイド新世紀スラッシュゼロ」を経て、2001年7月には「ウルトラマンコスモス」が放送開始され再び特撮枠となった。
「ウルトラマンコスモス」終了後、2002年10月に再びアニメ枠となり、ガンダムシリーズの新作であった「機動戦士ガンダムSEED」が放送開始した。
「機動戦士ガンダムSEED」は最高8%・平均6.2%の視聴率を記録し、関連商品も大ヒットしたことから、この枠はフジテレビ系列(FNS)の月曜夜9時ドラマ枠(通称:「月9」)になぞらえ、「土6」と呼ばれるようになった。
以降、この枠は「土6」の通称とともにアニメ枠として定着し、MBSサイドでは「アニメのゴールデン枠」と表現するようになった。その後も「鋼の錬金術師」「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」といったヒット作を生み出したが、「BLOOD+」以降はNHK教育(現:Eテレ)で放送されたアニメ「MAJOR」に視聴率を奪われ、映像ソフトの売り上げも低迷。結果、「機動戦士ガンダム00(ファーストシーズン)」を最後に枠を日5へと移動した。
なお、全局同時ネットを最初から行っ
を参照されたい)。
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