池内博之とは (イケウチヒロユキとは) [単語記事]

池内博之とは、レプロエンタテイメント所属の俳優である。1976年 11月24日生まれ。

概要

日本に帰化しているため戸籍上は日本人男性である。釣りとサーフィンを嗜み、柔道家でもある。父親が柔道の師範をしており、教えを請うて黒帯の地位を得ている。好きな食べ物は焼き鳥。外国人の血が混じっているためか、どこか日本人離れをした顔つき。身長は176ｃｍ。普通自動車免許と乗馬ライセンスを持つ。

中学生の時にスカウトされて芸能界入りを果たす。高身長かつ端正な顔つきだったからか、まずはメンズ雑誌でモデル活動を行う。やがて俳優となり、映画版ときめきメモリアル(1997年)にて初出演を果たす。この時の役は主人公の悪友であった。翌年にはGTOに出演。村井国雄役を演じ、一気に人気俳優へと登り詰めた。その後もドラマ・番組・舞台・映画などの出演を繰り返し、着々とキャリアを積んでいく。2004年には大河ドラマ「新撰組！」に出演し、実力派俳優としての道を歩み始める。「13の月」という作品では自らメガホンを取って監督を務めた。

転機

そんな彼に転機が訪れる。オファーを受け、2008年公開の映画イップマン序章に出演。支那事変勃発に伴い、広東省佛山に派遣されてきた日本陸軍の将校「三浦閣下(MUR閣下)」役を演じる。とある事情から、MUR閣下は淫夢民に広く知られている。2013年には日中合作映画スイートハート・チョコレートに主人公役として出演。さらに、イップマン序章での迫真の演技とアクションシーンを見て、惚れ込んだディン・ジェン監督が出演オファーを出し、映画「レイルロードタイガー」(2017年公開)への出演が決まる。同じく支那事変を描いた作品で、池内氏は抗日レジスタンスのレイルロードタイガーを追いかける憲兵隊長山口を演じた(ついでにジャッキー・チェンと共演)。この映画で人気が爆発。日本人離れした濃い顔が受けた要因と映画関係者は語る。続いて武動天地(2019年公開予定)に出演。様々な中国武芸に長ける中国人の主人公に寄り添う紳士的な商人の役柄。主人公が惚れ込んでいる、遊郭のヒロインに恋しており三角関係が予想される。だが、その正体は日本軍のスパイ。武動転地では全編を通して中国語で台詞を言うという。

このように中国に活躍の場を移す一方、2011年頃から日本メディアへの露出が減少。引退した説や結婚した説が飛び交ったが結局結婚はしていない。が、2016年に三軒茶屋で彼女と焼き鳥屋デートする姿が目撃されており、今後の動向が気になるところである。「アジアを中心に、世界で活躍する俳優になりたい」と標榜を掲げており、池内氏の更なる躍進に期待である。