牧谷宇佐美

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牧谷宇佐美（まきたに うさみ、1980年5月1日-）とは、元戸田の妖精である。

「宇佐美」が名前。苗字ではない。

概要

OB
牧谷宇佐美
基本情報
国籍	日本
出身地	北海道旭川市
生年月日	1980年5月1日
身長 体重	188cm 95kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	投手→外野手
プロ入り	1998年ドラフト2位
引退	2009年
経歴
旭川実業高等学校 ヤクルトスワローズ 東京ヤクルトスワローズ(1999年-2009年)
プロ野球選手テンプレート

北海道旭川市出身。松坂世代のひとり。旭川実業高校から、1998年のドラフト2位でヤクルトスワローズに指名され投手として入団。しかし投手としては二軍でも結果を出せず、もともと野手としての素材にも注目されていたため、3年目から外野手に転向した。……とまあ、ここまでは普通のプロ野球選手である。

が、ここから牧谷は実に9年目の2007年まで一軍出場無しで残留という金字塔を打ち立てる。二軍では2004年頃から主力として安定した成績を残すようになっていたが、一軍からは全くお呼びがかからず、しかし解雇されることもなく、二軍に居座り続ける彼はいつしか「戸田の妖精」「鈴衛（鮫島）2世」と呼ばれるようになった。

そんな牧谷だったが、2008年6月22日、10年目にしてついに一軍登録。外野の守備練習ではファンからの大歓声で迎えられ、6月23日のオリックス戦、7回ワンナウト満塁という場面で代打に起用され一軍初出場を果たす。なお結果は三振であった。7月1日の巨人戦に出場したのち、7月3日に登録抹消。結局、これが一軍で牧谷が過ごした日数の全てとなった。

2009年も一軍出場は無く、この年のオフ、11年目にしてついに戦力外通告を受け現役引退。通算成績は2試合2打数無安打1三振。引退後は北海道に戻り、日本ハムの球団職員（ベースボールアカデミーのコーチ）をしている。

一般的に、一軍実績皆無のまま長年に渡って残留し続ける選手は代用のききにくい捕手である場合が大半だが（鈴衛佑規、鮫島秀旗など）、投手からの転向組とはいえプロでも最も競争の激しい外野手というポジションで実質9年間、一軍実績皆無のまま残留し続けたその残留力は球界でも希有な域である。

余談だが、2年目の2000年まで同じチームに宇佐美康広という内野手がいた。苗字の方の宇佐美も同じ北海道、稚内大谷高校出身のため、混同されることもあったようである。

成績

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	盗塁	犠打	犠飛	四球	死球	三振	併殺打	打率	出塁率
2008年	ﾔｸﾙﾄ	2	2	2	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	.000	.000
NPB：1年		2	2	2	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	.000	.000

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関連項目

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• 二軍の帝王
• 松坂世代
• 鈴衛佑規