瑞原はやりとは (ミズハラハヤリとは) [単語記事]

瑞原はやりとは、牌のおねえさん(28)である。

概要

漫画『咲-Saki-』の登場人物で、ベテランの感もある現役アイドルにして現役プロ雀士。

劇中のTV番組「麻雀インハイ激闘ダイジェスト」において解説役のプロとして初登場を果たす。
ツーサイドアップの髪型にフリフリの衣装、幼い顔立ちにそれに似合わぬ立派なおもち、セットで上から星を吊るし、その上一人称は「はやり」、しかも語尾に☆マークをつけて喋り、何より(28)と年齢付きでテロップで紹介されるというその余りのインパクトは読者の度肝を抜いた。

ギバード桜子によると、愛称は「はやり～ん」。牌のおねえさんと呼ばれている事からN○Kの教育番組に出演しているのかもしれない。しかし、中学生の志崎綾には「このプロきつい…」と言われている辺り、お察し下さい。

同一人物かは不明だが、アニメ版阿知賀編において実業団が廃部となった赤土晴絵にプロ入りの誘いをしていたのが「みずはらプロ」だった。もし、この誘いを受けていたらレジェンドも牌のおねえさんと同じ格好をしていたのだろうか…。
咲本編で彼女の所属するハートビーツ大宮所属の若手プロが2名登場したが、着ている衣装がメディアに出るときのはやりの衣装と似ており、更にその一部にはチームロゴまでプリントされているため、この衣装はハートビーツ大宮のユニフォームである可能性がある。そのため先述の「みずはらプロ」がはやりのことだった場合は懸念されていた事態になったのかもしれない。レジェンドも阿知賀の麻雀部が一段落着いたらプロ入りする意思を示しているのでひょっとしたら…。ちなみに登場したハートビーツ大宮の若手プロ、渡辺琉音と宇野沢栞は白糸台高校時代に宮永照とチームを組んでインターハイを優勝しており、高校卒業後にその実績を引っ提げてプロ入りした模様。

プロ麻雀せんべいカードでは番号《S-04》で登場。

　所属：ハートビーツ大宮
　称号：Whirlwind
　年齢：28歳（7月13日生まれ）
　身長：151 cm　体重：49kg
　出身地：島根県
　（朝酌女子高校－神泉－大宮）

　「ベテランの感もある現役アイドル。ストロングポイントは和了スピード。防御でも抜群の安定感を誇る。」

麻雀プロに個人的な知り合いが多く、劇中登場したプロの殆どと何かしらのツテがある様子。
その中でも最も親しいのは戒能良子プロらしく、彼女とはグラビアで共演を果たしている。

咲-Saki-と同世界観を描いたスピンオフ漫画「シノハユ」第0話(扱いは阿知賀編の後日談)において、知己の麻雀プロや赤土晴絵をメールで呼び出し、親しげに挨拶を交わしている。
その際、久しぶりに打ってみない？と同世代の小鍛治健夜、野依理沙の両プロ、そして赤土晴絵と麻雀卓に着く。
実はこの4人こそ、10年前のインターハイ準決勝で同卓した因縁の対戦相手であった。

瑞原はやり(10)

咲-Saki-本編の過去の時間軸で展開するスピンオフ漫画「シノハユ the dawn of age」では、主人公白築慕の小学生時代のエピソードから登場。松江こども麻雀大会の決勝戦で慕と対戦、見事優勝を果たした。なお同大会を連続優勝しており、同世代で麻雀の強い子として認知されている。

この頃からアイドルの風格があり、口癖も「はやっ」だったりする。

小3のときに、当時の「牌のおねえさん」まふふこと春日井真深と出会う。
アイドルとして「まふふー☆」とか言ってる真深を最初に見たときは、「なんかありえないっていうかおかしくない？」「かわいいかわいいやりすぎっていうか・・・」「大人はあーいうんじゃダメだよ」と辛辣だった。歴史は繰り返す。
しかし偶然からその真深と親しくなり、闘病生活を送りながらアイドルとしてみんなを元気にし続けている真深に憧れ、彼女のようになりたいと願うようになった。
はやりの前で真深が死への恐怖を打ち明けたときには、「私ががんばって牌のおねえさんみたいになって今度は真深さんを元気にします！」と宣言した。以後、自身もアイドル活動を開始する。

「牌のおねえさんに選ばれる人は麻雀の学生大会で実績を残した人がほとんど」らしく、はやり自身も全国大会、特にインターハイで実績を残すことを目標に日々研鑽している。
なお上述の情報より、真深の他にもすでに何人かの牌のおねえさんが存在している（いた）ことがうかがえる。他のおねえさんたちのキャラも、まふふやはやりんと同じ系列なのかは不明。