白築慕 単語


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シラツキシノ

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白築慕(しらつきしの)とは、マンガシノハユ』の登場人物である。

概要

本作の主人公
小学4年生まではと二人、横浜で暮らしていた。
しかしある日突然が失踪。その後は島根叔父の下で暮らすことになる。

元々家族麻雀をしていたこともあり、麻雀で活躍して有名になればが見つけてくれるかもと考え、大会などには積極的に参加している。
それを抜きにしても麻雀が大好きで、負けても楽しいというタイプ。だが中学部活で団体戦に参加してからは、負けたらチームのみんなに申し訳ないと思うようにもなった。

人物

感情表現がハッキリしており、特に笑顔が作中ではよく描かれている。
の失踪後は沈みがちだったが、久しぶりに他人と麻雀をしたことでかつての笑顔を取り戻し、慕を麻雀から遠ざけようとしていた叔父心変わりさせた。

優しい子だが、基本マイペースで、自分がやると決めたことを貫く強さも持っている。
与那嶺若菜の恫にも全く動じなかったり、2位抜けできる場面でも「私らしい麻雀」をするために続行したりと、メンタルは相当強い。
また、強い相手と戦うのを楽しむ、サイヤ人気質でもある。

との思い出が詰まっている麻雀牌叔父質屋に預けたときは、一残っていた一索以外の自作した。一索のことは「鳥さん」と呼んでいる。
この出来事がきっかけになったのか、麻雀においては一索に関する力らしきもの(後述)を持っている。
なお、叔父麻雀牌にあると慕がいつまでも悲しそうだと思って知り合いに預けたのだが、麻雀をしている慕の笑顔を見たことで考えを変えたため、事戻ってきている。

料理が得意であり、味音痴という設定も別にないはずなのだが、なぜかつぶつぶドリアンジュースが大好き。
このジュースシノハユ世界においても、一般的にはゲテモノ扱いらしく、例えば丹羽菜緒子は一口飲んで吹き出し、「土下座よりきつい」とコメントしている。
(ただし咲本編の時代にまさかの復刻がされているため、実は隠れファンが多い能性もある)

人間関係

麻雀を通して知り合った友だちが多い。

湯町小時代は、石飛閑無稲村杏果、本常玲奈の3人と特に仲がよく、麻雀だけでなく修学旅行やプライベートなどでも、よく一緒に行動している。
同県他校の友人には、瑞原はやり彗、1年先輩森脇曖奈がいる。はやりとは中学で同じ麻雀部の仲間となり、彗・曖奈とは大会で対戦した。

小学生麻雀大会では他県の友人も増え、小心からは「築おねーさん」と呼ばれて大会後も電話で話す仲になり、赤土晴絵とは3年後のインターミドルでの再戦を約束し、高橋知代子と丹羽菜緒子からは中学の県大会時にLINEっぽいアプリ励のメッセージをもらったりしている。

友人外の人間関係としては、保護者であり叔父であるリチャードソンこと築耕介と仲がいい。
というか端から見ると仲がよすぎるのか、2人が一緒にいる所を初めて見た本彗は、「あの二人デキてんの?」と発言した。
同意見のシノハユファンも少なくないのか、もうお前ら結婚しろよというがあちこちで聞こえたり聞こえなかったりする。叔父と姪とじゃ結婚できないだろ・・・と思いきや、実はによっては合法だったりするらしい。そもそもシノハユ世界法律々のそれと同じであるかどうかは定かではない。ちなみにこの2人、年齢17歳差である。
なおマジレスすると、作中の描写はあくまで「家族」に留まっており、2人は純家族としてラブラブなだけである。たぶん。まあどちらにせよ、見ててほっこりすることに違いはない。

能力

マンガ咲-Saki-』のスピンオフ作品であるシノハユにおいては、本編ほどには「力」といったものが強調されておらず(単行本8巻現在)、以下に挙げる慕の特性も、作中では力とは明言されていない。
だが描写から見て、おそらくは本編での「力」に該当すると思われるため、以下に記す。

  • 一索

詳細は不明だが、単純に一索であがることが多い。中学の県大会では、一索で3連続和了をかましている。
この特徴については、対戦した赤土晴絵が「あやしい偶然」として気づいている他、慕との対戦経験が多い森脇曖奈は「慕ちゃん相手に一索つかんだらオリるわよ」とまで言っている。
なお後者の発言があった局では、曖奈がチーをしたことで慕が一索をツモったのだが、その後で山を確認したところ、たとえ曖奈がチーをしてなくてもやはり慕が一索であがっていたことがわかっている。そのため、慕と一索に関しては、単なる運以上の力と呼ぶべきものが働いていると想定できる。

  • 南三局からの追い上げ

こちらも詳細は不明。文字通り、慕は南三局からの追い上げがすごい
慕と対局した三尋木咏は、南三局のときに慕に対して独特の反応(咲で言うところの魔物レーダー的なもの)を見せていたため、この追い上げもなんらかの力だと思われる。

咲本編での白築慕は?

シノハユタイトルからして「ぶ」(=遠く思いをはせてなつかしがる)を連想させたり、0話での慕の登場シーンが「(女の子麻雀と)もう一人の女の子」というやや意味深な演出になっていたりするため、ファンの間では、咲本編の時代には慕がすでに死亡しているという説もある。

実際のところは不明。
ただ、咲本編(17巻時点)においても、慕に関係すると思われる情報は、わずかながら存在する。

  • なんでもかんでも一索であがるプレイヤーとかもいたりする

このセリフは第171局、糸台の棚橋菜月のもの。
言及されたプレイヤーに関するこれ以上の情報はないが、上述の力より、おそらくは慕をしていると思われる。また、高校生にも存在を知られているということから、このプレイヤーはそれなりの知名度があるのだろう。

ここのオマケマンガに、シノハユキャラである丹羽菜緒子高橋知代子が登場している。
仕事好きだけど行きたくない、『やりたいもの』が『やらなきゃいけないもの』に変わるとモチベが揺らぐ、という話の流れから、

「でもちゃんとかさ~ 健とか慕は全然違ったよね ずっと楽しそうにしてた」

という知代子のセリフとともに、大人になったこの3人のイラストが描かれている。すこやんは全く楽しそうに見えないが。
これらの情報から、慕は三尋木咏小鍛治健夜と同じく、学生時代の後も仕事として麻雀を続けているのでは? と推測できる。


ただ、上述の知代子のセリフは「全然違った」「ずっと楽しそうにしてた」と過去形であるため、現在は違うとも取れる。
よって慕死亡説を否定する根拠にはならないが、過去形の理由としては「今は楽しくなさそう」「今の慕は別の仕事をやっている」「知代子は最近の慕たちのことはよく知らない」なども補として考えられるため、相は不明である。

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