血液クレンジング 単語

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ケツエキクレンジング

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独自研究もイエティの存在も信じる信じないはあなた次第 この項独自研究を元に書かれています。
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血液クレンジングとは、血液を採血し、医療用オゾンガスを混ぜて再び体内に戻す行為である。

概要

代替医療(通常医療の領域外となる医療)の一環として行われており、「がんや白血病などに効果がある」と宣伝されることもあるが、実際のところ、2019年11月時点では医学的な効果や作用メカニズムは不明である。

オゾン療法」など「オゾン」を入れた療法の名でも呼ばれるが、これはオゾン療法のうちの1つが血液クレンジングであるためと思われる。オゾンを治療的で使うことを「オゾン療法」と呼ぶ。ここで使われる「医療用オゾンガス」はオゾンと医療用酸素を混ぜたものとされる。このガスは1923年に小川という人物によって発明され、1957年ドイツオゾン発生器が作られて以降、オゾン療法が広まったとされている。

血液クレンジングの場合は、取り出した血液に医療用オゾンガスを加える。その結果、ずんだ血液の色が鮮やかなになる。なお、この色の変化の原理は、人間が普段から体内で行っている静脈血動脈血になるのと同じであると摘されている。

また、オゾンの殺菌作用によって血液の菌が死滅する効果があるとされる。なお、体内の血液は本来は菌で、侵入した場合もすぐ免疫が働き殺菌される。それでも菌が残っている場合は菌血症として診断され、全身に炎症が出た場合は敗血症となる。

今のところ日本での健康被害は報告されていない。しかし、特に効果があったという医学的な根拠もない[1]。確かに多くの有効性を示した論文が上がっているとされているものの、名の専門誌に掲載された論文が多いという摘もあり[2]、高カリウム血症などの危険性を摘する論文もある[3]。さらに、空気による血栓や菌の混入の発生、微量に残ったオゾンによるDNAの損傷などのリスク摘されている。

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オゾン療法関連の組織

ニュース記事

関連項目

脚注

  1. *Liu J, Zhang P, Tian J, Li L, Li J, Tian JH, Yang K「糖尿病患者の足潰瘍に対するオゾン療法」(コクラン)exit
  2. *谷本哲也「大炎上の「血液クレンジング療法」を日本の医療界は笑えるか? 現役内科医が明かす“衝撃の事実”」(文春オンライン)exit
  3. *Tang WJ, Jiang L, Wang Y, Kuang ZM "Ozone therapy induced sinus arrest in a hypertensive patient with chronic kidney disease: A case report.", Medicine (Baltimore), 2017.exit
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最終更新:2024/04/24(水) 15:00

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