逆張り 単語


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ギャクバリ

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逆張りとは、

  1. 投資手法の一種為替取引(FXトレード)や株式投資に使われる。
  2. ネットスラングの1つ天邪鬼アマノジャク)。

である。本稿では両項解説する。

1の概要

金融・投資業界において、逆張りは投資手段の一種として知られている。
人気が高まっている最中に売り、値下がりしたり、人気がないときに買うという手法である。
この手法は、株式相場の一度下がった分は値を寄り戻す特徴を活かしており、また下がるまでに利益確定売りを出さなければ、場合によっては損益を出してしまうため、投資家ファンメンタル分析の力が試される。また、注文が通ると短期で利益を得られる点がメリットと相場が反転しなかった場合、決済注文が通らず損失が膨らむデメリットがある。
相場が特に大きく動いている荒れ相場などでは、どこで逆張りに出て、売りを出すかが一気に稼ぎを得るかにおいて重要になる。近年にあった、コロナウイルスによるショックでは、この逆張りが効果を呼び、一時相場が反発したこともあり、逆張りが大きく相場を動かす日もある。

投資家が、相場の流れに逆らうように動くことから「逆」に相場を「る」→逆張りと呼ばれるようになった。
逆に、上昇で買い、下落で売る「順り」と呼ばれる手法も存在する。

2の概要

ネットスラングとしての逆張りは、意図的にかのあるいは社会の良識や常識・一般論と逆のをする人のことをし、いわば天邪鬼(あまのじゃく)である。ネット上では「○○が賛成しているから反対」「○○が反対しているから正しい」といった表現で逆張りが行われることが多い。

対立煽りで用いられる言葉であり、世の中で流行っているものを批判している人や、悪評の立っている対おうとしている人、といった較的少数な意見に対して「逆張りがカッコイイと勘違いしている天邪鬼(逆張りガイジ)」などとレッテル貼りとして使用される。ただし、このような場合どちらかといえば対立煽り的で多数が少数に対して逆張りをしているだけのことも多い。また、自分のの反対意見を一方的に逆張りと認定して、自分達はで相手は異端だと印付ける手法もある。どちらにせよ、金融業界とは違い、その人が自身の信念や根拠に基づいてしているのかかの逆をっているだけなのかは明確に数字で判断できるものではないので、逆張りに見えるが必ずしも逆張りであるとは限らないことに注意が必要である。要は安易な逆張り認定は慎みましょうということである。

なお、マーケティングにおいて個々の消費者が他人との被りを避ける傾向があることを「スノッブ効果」という。類似のものに、対立する中で劣勢な方を選ぶ傾向をす「アンダードッグ効果」、高級そうな方を選ぶ傾向をす「ヴェブレン効果」がある。逆に他人と同じものを好む効果を「バンドゴン効果」という。

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