鉄網(とある魔術の禁書目録)とは、ライトノベル『とある魔術の禁書目録』の登場人物である。
原作小説においての初登場は15巻で、学園都市の裏に潜む小組織『ブロック』の構成員として登場。ショートカットでセーラー服を着た陰気な能力者の少女で、ミリタリー系の装備で整えられてる『ブロック』の構成員の中ではかなり浮いている印象がある。
能力は『意見解析』(スキルポリグラフ)。いわゆる読心能力で、握手する事により相手のあらゆる情報を得ることが出来る為、組織内に裏切り者がいないかをチェックする『確認装置』として扱われていたが、山手とすり替わって『ブロック』に侵入していた海原(エツァリ)は正体が暴かれる事を危惧し、咄嗟に思い付いた策略によってチェックの順番の手前にいた下部組織の青年に”能力に反応するクリーム爆弾”を握らせることに成功。鉄網がその青年と握手した瞬間、爆発により右腕が吹き飛ばされた鉄網は出血多量による意識喪失で動けなくなってしまった。
鉄網を『確認装置』としてしか見ていなかった佐久辰彦は「壊れた」と判断して興味を失い、鉄網を見捨ててしまった。
アニメ版では第三期5話で登場。尺の都合で上記のエピソードは全てカットされ”無かった”事になった。能力の見せ場が無くなった替わりに腕を吹き飛ばされずに済んだ鉄網は少年院襲撃の際にも同じ『ブロック』の仲間共に同行していたが、襲撃直前に海原の機転によって呼び寄せられた無人攻撃ヘリに追われる身となってしまい、ヘリの機銃掃射によって爆破された車の爆風に吹き飛ばされて地面に叩きつけられてしまい意識喪失。戦線から離脱しリタイアとなる。
ここで鉄網は死亡したと判断する読者も多いと思われるが、それはちょっと早計かも知れない。
何故ならば、爆破直後にスパイ容疑で粛清(銃殺)されたと明確に殺害描写のあった青年(勿論、この青年は完全に冤罪で殺され損である)とは異なり、”動かなくなった→「壊れてしまった」として佐久が見捨てた”という描写のみで留められているからである。重ねて述べるが「動かなくなったという描写の後に佐久が見捨てるという判断をした」という点がポイントである。よって、鉄網が生存している可能性は十分にありえる。案外、佐久よりも良識のある手塩によって応急処置が施され一命を取り留めているのかもしれない。
アニメ版でも爆風によって吹き飛ばされた際に頭部を強打して死亡したと判断する視聴者も見受けられるが、吹き飛ばされた際に地面に叩き付けられた部位は頭部ではなく両肩の下あたり(菱形筋と大円筋の中間部)であり、よく見ると意識を失う寸前に頭部の影が微かに動いており、この時になって初めて頭部が地面に着いた事が伺える。アニメ的に考えても死亡させるならば明確に頭部を打った事を強調する筈なので、死亡と判断する根拠としては物足りなさがある。
ましてや爆風による吹き飛ばされ方が本作品の他の例に比べても特に大きいとは思えず、同じ5話で手塩の体術によって吹き飛ばされた土御門のそれと比べてもそれ程の大差もない上、これ以上に凄まじいレベルで吹き飛ばされても五体満足で平気だった能力者や一般人も多い為、仮にも戦闘系の組織の一員で能力者でもある鉄網が致命傷で簡単に命を失うとは到底思えないのも事実である。
現在、原作の方でも出番が無く安否すら分からない鉄網ではあるが、フレンダ達の例もあるだけに案外『電磁砲』の方でひょっこり登場する可能性も考えられるので 気長に無事を待ってみるのも如何だろうか。
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最終更新:2024/04/24(水) 04:00
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