鋼鉄の白兎騎士団(はがねのしろうさぎ)とは、株式会社エンターブレイン発行、ファミ通文庫レーベルで出版される小説・ライトノベルである。全10巻と短篇集1巻で構成される。著者は舞阪洸、イラストは伊藤ベンが担当している。ジャンルは乙女ファンタジー戦記モノ。なお、続編に当たる『ガブリエラ戦記』(全6巻、完結)についても本記事にて解説する。
架空の世界エスペリテ・ウモルに存在するパスティア大陸。その地に存在するうら若き乙女のみで構成された、『守護天アルアラネの加護をいただく聖少女騎士団』、その兎耳を模した白銀兜の形から、人呼んで『鋼鉄の白兎騎士団(はがねのしろうさぎ)』。その白兎たる若き戦乙女たちの活躍を描く、美麗プリ☆絢爛キラ最強乙女戦記小説シリーズ。
物語は主人公ガブリエラ・リビエラ・スンナが騎士団団長として、敵国との一大会戦に臨む……という場面から始まる。そこからの回想として、ガブリエラの団長就任までの数々の試練、難事、闘争、策謀、入浴によって物語は進行してゆく。
主要な登場人物の大半が女性であり、しかも騎士団員にいたっては全員若い乙女という、特定の嗜好の読者を選ぶ作品のように思えるが、中世期特有の裸への恥らいの無さ、それに加え騎士団内の戦乙女達に女子高校的なあげっぴろげな気風があることや、特定人物以外の百合・恋愛描写がほぼ絶無なため、肌の露出の多いイラストが目立つにも関わらずあんまりエロくないというある意味稀有な作品である。そのため表紙買いすると内容とのギャップに驚かされる可能性がある。
作品全体を通して、ガブリエラの奇抜な機略によって事態がひっくり返され、彼女の類まれなる策士としての成長と、彼女の意思に反して果てしなく高まっていく悪名を楽しむ戦記・軍記作品となっている。
『鋼鉄の白兎騎士団』が10巻で完結した後スタートした第二章に当たる作品。なお、イラストレーターは交代し、優木きらが担当している。全6巻で本編終了後、2013年2月下旬発売の短編集1冊をもって完結予定。
紆余曲折を経て白兎騎士団団長となったガブリエラの、就任後にとうとう勃発した国同士の全面戦争。ガブリエラの策略は、大国にどこまで通じるのか。そして彼女の黒い評判の高まりはどこに辿りつくのか。パスティア大陸の覇をかけた戦い、白兎騎士団存続の戦いが始まる。
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2 ななしのよっしん
2016/03/29(火) 03:13:30 ID: vVpWgQnPvc
スニーカー文庫だったかスーパーダッシュ文庫でこの作者が書いてた王子の嫁探しのやつが好きだったな、ストーリーはともかくファンタジーな世界感や個性的なキャラが好きだった
3 ななしのよっしん
2020/01/19(日) 10:49:56 ID: kpWhlp84v9
今更ながらガブリエラ戦記の3巻まで読み進めてるんだけど、「鋼鉄の白兎騎士団」の1〜6巻まではめちゃくちゃ面白かった。
世界観とかキャラは魅力的だし、ガブリエラの立てる作戦も楽しめた。ストーリーもお兎様の乱とかすごい面白いし、新雛加入なんか最高に盛り上がってるのに、そこから落ちていくのはあんまりだと思ったw
ジアンがカッシゥスと話すシーンがないどころか、どう落とし前つけて白兎復帰するかもハッキリしないまま戻ってくるのはものすごく違和感あった。
あと10巻なんか大事なシーンばっかなのに描写が希薄過ぎたり無理があって、買っちゃったガブリエラ戦記ごと古紙回収出そうかと思ったレベルだわ。無理やり詰め込んだのは、大人の事情なのかなぁ。
ガブリエラ戦記に入ってからは普通に戦記物としては読めるけど、世界観やキャラから魅力を感じなくなってしまった。
最後まで読み切るつもりではいるけど、なんだか舞阪先生が途中で飽きちゃったような印象は否めない。
4 ななしのよっしん
2022/09/18(日) 23:08:19 ID: v/78eonX1J
奇抜なガブさんの戦術は面白いんだけど白兎の団員達の能力が高過ぎて、戦術なんていらんのじゃないかと思える
地の文でいくら兵力差があって勝てないと説明されてる場面でも、実際の戦闘や作戦行動の描写を見る限り、奇策なしでも普通に勝てそうとしか感じない
ぶっちゃけ有力メンバー集めて敵の本拠地に乗りこんでお偉いさんを暗殺するか、兵糧を全部台なしにしてやるかのパターンだけで、全ての戦いに最小の被害で勝利できそう
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最終更新:2025/12/06(土) 19:00
最終更新:2025/12/06(土) 19:00
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