尊

尊とは、以下のことを表す。

人名

日本や中国語圏の男性の名前である。日本語では、たける、たかし、などと読む。

• 海堂尊（たける、1961年 - ） - 日本の作家、医師
• 小林尊（たける、1978年 - ） - 日本のフードファイター
• 刃森尊（たかし） - 日本の漫画家
• 武論尊（そん、1947年 - ） - 日本の漫画家
• 宮崎尊（そん、1950年 - ） - 日本の予備校講師、翻訳家
• 尹尊（? - ?） - 新から後漢初にかけての武将
• 王尊（? - ?） - 前漢の官僚
• 呉尊（1979年 - ） - ブルネイの俳優

その他

• 古代中国の酒器。開いた口でゆったりとした胴を持つ。

漢字として

常

尊

Unicode

U+5C02

JIS X 0213

1-32-76

部首

寸部

画数

9画

音読み（常用）

ソン

訓読み（常用）

たっとい、たっとぶ、とうとい、とうとぶ

意味

酒器、酒樽、たっとぶ、とうとぶ、敬う、敬うべき人、貴人、地位が高い、値打ちがある、という意味がある。敬語に使われる。

〔説文解字〕の本字は𢍜で〔説文・巻十四下〕に「酒器なり」とあり、〔周礼・春官・司尊彝〕に紹介されている六尊（犧尊、象尊、著尊、壺尊、太尊、山尊）の名を挙げている。尊はその異体字として紹介されている。

字形

尊は酋＋寸の会意。𢍜は酋＋廾の会意。酋を手で持って捧げる意。

音訓

音読みはソン（漢音、呉音）、訓読みは、たっとい、たっとぶ、とうとい、とうとぶ、みこと、さかだる。名のりに、たかし、たける、などがある。

規格・区分

常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。

声符

尊を声符とする漢字には、𠟃、僔、壿、噂、䔿、遵、樽、繜、蹲、鱒、鐏などがある。

語彙

尊位・尊意・尊影・尊王・尊顔・尊貴・尊敬・尊厳・尊号・尊師・尊者・尊爵・尊称・尊崇・尊俎・尊属・尊重・尊長・尊卑・尊父・尊慮

異体字

𢍜

Unicode

U+2235C

部首

廾部

画数

12画

𡬭

Unicode

U+21B2D

部首

寸部

画数

10画

𡭆

Unicode

U+21B46

部首

寸部

画数

15画

𤮐

Unicode

U+24B90

部首

瓦部

画数

17画

𥈪

Unicode

U+2522A

部首

目部

画数

14画

• 𡬭は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。
• 𡭆は、〔川篇〕に尊と同じとある異体字。
• 𤮐は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。
• 𥈪は、〔川篇〕に尊と同じとある異体字。

関連項目

• 日本人の名前一覧
• 海外の姓名の一覧