DEC700形とは、JR西日本が2021年より製造した電気式気動車である。
かつて近畿車輛が開発したSmartBESTの試験運転を行っていたJR西日本が将来的なキハ40形置き換えを見据えて開発した電気式気動車で、2021年に下関総合車両所新山口支所に配備された。
電気式気動車ではあるが、バッテリーを搭載してハイブリッド式とすることも可能な設計としている。
形式名の数字のうち百の位の7は電気式気動車、十の位の0は通勤・近郊型車両、一の位の0は設計順を示している。
225系や227系、521系といったJR西日本の各形式との仕様の共通化を図りつつ、車両は1両編成で組成。車内は2&1の転換クロスシートだが、ロングシート化も可能な設計としている。また、車体には国鉄型車両の末期色化の際に中国地方で用いられた黄色が帯色として採用されている。
現時点で量産化計画はないが、車両が配備されている山口エリアだけでなく山陰エリアや近畿エリアでも走行試験を実施したり、次世代バイオディーゼル燃料の長期耐久試験を2023年より本形式で開始するなど、将来の量産車導入に向けた各種試験を行っている。
なお2021年10月には、兄弟車かつクモヤ443系の後継車である検測車「DEC741形」が導入されているが、こちらは2両編成となっている。
製造から3年ほどは専ら中国地方で試験運転を繰り返していた。
そして、2024年9月28日から11月24日までの期間、姫新線(津山駅〜新見駅間)にてDEC700形を使用した快速「ハレのモリ」が運転される。期間限定ではあるものの、当形式初の営業運転が実現した。
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最終更新:2025/12/08(月) 11:00
最終更新:2025/12/08(月) 11:00
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