EFV 単語


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エンセイセントウシャ

1.2千文字の記事

EFVとは、

  1. アメリカ開発中の個人用飛行装置。こんなの↓
  2. Expeditionary Fighting Vehicle…アメリカ海兵隊開発していた陸両用歩兵戦闘車で、意訳すると『遠征戦闘』になる。本記事で記載。

2.の概要

これまでのアメリカ海兵隊の上陸作戦では、揚陸艦隊を上陸地点に接近させ、LCU(汎用揚陸艇)やAAV7を使用して部隊を送り込んでいたが、各種対艦ミサイルが発達したことで、揚陸艦隊は上陸地点に近づくことはできなくなった。このため、(上陸海岸にいる敵から直接見えない線外の)合に停泊した揚陸艦隊から短時間で海岸まで部隊を送り出すための新揚陸兵器として、V-22LCAC、そしてEFVが開発された。

しかし出来上がった車両トンデモであった。

なんでも上を高速航行させるため、体のどん中にでっかいディーゼルエンジンを置く羽になり、ドンガラの大きさ(幅3.7m長さ10.7m高さ3.3m)の割りに乗員は窮屈なに遭うらしい。

さて、これらの仕様を達成するためには当然お金がかかるわけで……。

実際のところどうよ

ロバート・ゲーツ防長官(当時):で、この車両の値段は?
開発企業ジェネラルダイナミクスの中の人:はっ、1両2,300ドル(当時の日本円で18億円!)になります。
ゲーツ:貸せやゴルァ! 
中の人アッー!! 

……2011年1月6日、ゲーツ防長官は開発費と導入コストの高騰を理由にEFVの開発キャンセルすると発表。1996年開発開始よりここまで既に15年の歳と30億ドル日本円換算で大体2400億円ぐらいの予算がぶっこまれていた。合掌

余談

中国人民解放軍ではEFVの開発発表とその標とする性を見て、

( `ハ´)<ま、まずいアル! これでは中国世界の流行に乗り遅れることになるアル

という話になり、当時配備中の63式陸両用戦車や77式陸両用輸送イマイチ航行性が低いってのもありEFVを念頭に入れた次期陸両用車両開発を始め、こちらは05式水陸両用戦車歩兵戦闘車として開発・配備に成功。現在こいつらとペアを組むことになる崑崙山級揚陸艦尖閣諸島など東&南シナにおける軍事的脅威となっている。というかこいつらに対抗するために『輸を含めた高速展開が可な大火力車両』が必要になり機動戦闘車開発されたっぽい。

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関連項目

脚注

  1. *ただし緊急用でありこの出力は水上航行時限定かつ1時間しか使用できない。
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