Killer Queen(キラー・クイーン)とは、イギリスのロックバンド・QUEENの楽曲である。作者はフレディ・マーキュリー。1974年発表のアルバム「Sheer Heart Attack (シアー・ハート・アタック)」収録。Flick Of The Wrist (フリック・オブ・ザ・リスト)との両A面シングル。1976年に日本で再販された時のB面はSeven Seas Of Rhye (輝ける七つの海)。
1974年10月21日に英国でシングル発売。チャート初登場は5日後の10月26日で、この時は23位だったが、その後に順調に順位をあげ、最高2位にまで登りつめるヒット作になった。前シングルのSeven Seas Of Rhyeが最高10位だったが、この頃からQueenは本国でも人気が出ていたことが伺える。ちなみに米国では1975年2月8日発売、最高12位。
最初はアルバム用に書いた曲だったが、録音をし終えた時にシングルで発表したらヒットするのではないかという直感が働いたのでシングルとして発表し、それが的中したのである。
フレディによると、歌詞は高級コールガールをモチーフにしたものだという。1974年の11月にNME誌では「上流階級の娼婦もあるんだって歌いたかった。」「そういうつもりで書いたんだけど、聞き手には自由に解釈してほしいね。」と語っている。また、曲を先に書くことが多いフレディであるが、この曲は先に詩が浮かんだといい、一晩で書いたと1974年12月にメロディ・メーカー誌で語っている。
気まぐれじゃないんだけど、ふと浮かんだんだ。曲を書くには全身全霊を注がないとだめなんだけど、Killer Queenは曜の真夜中の暗がりでささっと書いて、その翌朝におおかた出来上がっていた。そして、その日曜にみんなで集まって形をまとめあげた。すごいと思ったよ。
バンドの4人は中途半端とか妥協がないんだ。僕も曲がよくないと思えば捨てる、複雑で繊細な人間だ。それは僕の絵画を見ても分かる。リチャード・ダッド、ミュシャとかダリ、アーサー・ラッカムみたいな画家が大好きなんだ。
また、ブライアンはこう語っている。
Killer Queenはターニングポイントになった。Queenの音楽を1点に集約した曲で、僕らは成功の証に残そうとこういう大ヒットを必要としていて、必死だった。この曲には常に満足しているよ。レコーディングは特に職人気質でやってる。多くの音が重なっているのに雑然としてないので、いまだに聴くのが楽しい。
ソロパートも好きだよ。3パートの音が重なってるけど、その1つ1つの音がその音を持っている。 これ以上何が言える?極上のQueenさ。
ちなみに、ブライアンはアメリカ・ツアーの直後に肝炎・胃炎を患ったことによる手術、入院生活を送ったりと大変な目にあっていた。レコーディングスタジオでの合宿生活の中、ブライアンが横になっていたとき、聞こえてくるフレディの歌声を聴いて「レコーディングに参加するのにベッドを出ることさえ出来ないなんて」と悲しみに打ちひしがれていたという。
初めて演奏されたのはアルバム発売前にスタートしたSheer Heart Attack Tourの初日、1974年10月30日の英国マンチェスターである。実はシングル発売直前が初演であった。 1982年のHot Space Tourではピアノメドレー枠の廃止に伴い演奏されなくなる。1984年から1985年のThe Works Tourではメドレー枠が復活。しかし、1986年のMagic Tourではメドレー枠から外されてしまう。これ以外にも、1981年のいくつかの公演では演奏されていない。 初演の時点でですでにメドレーの一部として演奏されており、Queenのライブでは一度もフルで演奏されていない。 また、ツアー中で1974年UK/EU公演と1975年US公演では2コーラス目(To avoid ~)はカットされている(※1)。この部分が歌われるようになったのは1975年4月19日の東京公演、そう、あの初来日初公演からである(※2)。 ついでに、ジョンのトライアングルについても触れておくと、こちらのトライアングルは初演からあったようだ(音質のせいで聞き取りづらい)。それからNews Of The World Tourの欧州公演の最終日、1978年5月13日まで「チーン」が聴ける。それからは残念なことに、それ以降では聞くことが出来ない。 |
※1 DVD ※2 VHS/LD (Greatest Flix収録) |
Killer QueenのPV(というよりもビデオ・クリップ)は1974年の英TOTP2本、蘭TOTP1本、1981年のモンタージュ1本、計4本ある。 1981年に初のPV集(Greatest Flix)が発売される際は写真のモンタージュ映像を作っている(※2)が、それ以降に発売された米Greatest HitsやBox Of FlixではBBCの英トップ・オブ・ザ・ポップス(TOTP)出演時の映像をそのまま使用している(※1、3)。権利の問題でもあったのだろうか。 TOTP版といわれるものにはイギリス版とオランダ版の2種類ある。 英TOTPの映像は2つあり、VHSに収録されたもの(※3)とDVDに収録されたもの(※1)の2つである。どちらも撮影されたのは同じ時ものと思われるが、編集が違っている。放送されたのはおそらくVHS収録のほうである。 蘭TOTPの映像(※4)は一時期レアな映像だったが、BS2でQueen特集が組まれた際に偉大なNHK様の交渉のおかげで高画質な映像が見られるようになった。しかし、未だに映像の詳細が分からない。知っている方、誰か加筆を。 |
掲示板
24 ななしのよっしん
2017/01/27(金) 07:42:08 ID: uCbf7HQddh
4部EDに採用したら予算が吹っ飛ぶという話を聞いたが実際使用料どんぐらいなんだろう
25 ななしのよっしん
2017/03/18(土) 11:48:50 ID: 8CruYCAdBa
>>6
>>18
だからスタンドも爆発系なのかと納得してしまった
26 ななしのよっしん
2018/12/03(月) 02:25:21 ID: RHzH3obLlv
>>24
ビッグオーのOPがフラッシュゴードンにそっくりだった件でブライアンと協議の結果、
サンプリング扱いで共作扱いにしてくれたけど、
楽曲の管理はクイーン側とするということになって、
それ以降使用料がめちゃ高くなって結局ビッグオー本編やスパロボでは使えなくなったということもありましてね。
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最終更新:2024/12/22(日) 02:00
最終更新:2024/12/22(日) 02:00
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