No.65 裁断魔人ジャッジ・バスターとは (ナンバーズロクジュウゴサイダンマジンジャッジバスターとは) [単語記事]

現れろ、No.65！呪われし裁きの執行者、裁断魔人ジャッジ・バスター！

No.65 裁断魔人ジャッジ・バスターとは、アニメ「遊☆戯☆王ゼアル Ⅱ」に登場するカードである。

呪われし王宮の伝説^[1]

かつて、この王宮に住まい、島をおさめた王子。
幼き頃より、人心を信じず、すべての人間に疑惑の目を向け、これを裁く。

すべての人々の命を奪いしのち、王子一人残りて、自らの命を絶つ。

「なんだ？この恐怖にも似た感情は……」

概要

エクシーズ・効果モンスター
 ランク2/闇属性/悪魔族/ATK 1300/DEF 0
レベル2モンスター×2
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
フィールド上に存在するモンスター1体の効果が発動した時、
このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
そのモンスターの効果の発動を無効にし、相手ライフに500 ポイントダメージを与える。
※アニメ「遊☆戯☆王ゼアル Ⅱ」第129話による

遊馬たちより先に悲鳴の迷宮に到着した「No.96 ブラック・ミスト」が、ナンバーズを守るミノタウルス（名前は字幕より）をデュエルで倒して入手し、遅れてやってきたアストラルとのデュエルで使用した。
「マリスボラス・ナイフ」2体をオーバーレイ・ユニットにエクシーズ召喚。ブラック・ミストの攻撃に対して発動された「No.39 希望皇ホープ」の効果を無効にしてアストラルに500 ポイントのダメージを与え、さらにがら空きになったアストラルにダイレクトアタックを決めた。

その後、ブラック・ミストを破壊しようとした「バク団」の効果を無効にして、アストラルにダメージを与えた。

そして、「RUM－バリアンズ・フォース」の効果によって「CNo.65 裁断魔王ジャッジ・デビル」へとランクアップした。

自身のナンバーの刻印は、右胸の部分にある。

ベクターはこのカードに対して「得体の知れない気配を感じる」らしい。
ナンバーズを守っていたミノタウルスは、他の遺跡のナンバーズから考えると、ベクターにゆかりのある誰かがナンバーズの精霊となったものと考えられるが、現状詳細は不明。

後にドン・サウザンドが語ったところによると、このカードにはドン・サウザンドの力が封印されており、それによって強力な力を発揮できるのだという。

漫画版ではこのカード自体は登場していないが、第21話（4巻収録）でDr.フェイカーがナンバーズについて話すシーンの背景に、このカードのナンバーである65が描かれている。
ただ、第21話の初出はこのカードのアニメ登場よりかなり早いため、このカードを意識してナンバーを描いたのではなく、ただ適当なナンバーをちりばめただけということだろう。

OCG版

「SHADOW SPECTERS」（2013年 7月20日発売）でOCGに登場。

エクシーズ・効果モンスター
 ランク2/闇属性/悪魔族/ATK 1300/DEF 0
闇属性レベル2モンスター×2
相手の効果モンスターの効果が発動した時、
このカードのエクシーズ素材を2つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にし、相手ライフに500 ポイントダメージを与える。
※「Vジャンプ」2013年 7月号付録冊子「遊☆戯☆王ZEXAL かっとブック」8ページによる

無効にできる範囲がフィールド以外にも広がった代わりに、必要な素材数が2つに増えた。

エクシーズ素材に縛りがあるが、「ジャイアントウィルス」や、Vジャンプでも紹介されたマリスボラスなどでエクシーズできる。「No.96 ブラック・ミスト」も同じランク2なので、一緒に使うこともできるだろう。
インフェルニティであれば、「インフェルニティ・ビートル」の効果からすぐに素材が用意できる。

効果は「フォトン・ストリーク・バウンサー」の効果からダメージをスケールダウンしたようなもの。しかし、フィールド以外にも対処可能なのが売り。
効果を自由に無効化できるのは嬉しいが、攻守の値が低すぎるため、守りに使うには頼りない。
そのため、こちらから攻める場合に保険として用意する使い方がいいだろう。

注意として、無効にするだけで破壊はしないため、1ターンの発動回数に制限がないモンスター相手の場合はあまり効力を発揮できないという点がある。一応、コストを払う必要のあるカードならばコストを余分に払わせるというくらいのことはできる。重いコストを要求するカードなら、破壊できずとも無効化する価値はあるだろう。

「魔人」と名のついたエクシーズモンスターであるが、他の魔人とはランクが異なるため、サポートを受けるのは難しい。