107
91 ななしのよっしん
2019/07/16(火) 22:31:18 ID: SQw24Q+BAQ
歴史を知っている後世の人間は、ドイツの国力が(特にイギリスと比較して)年々増大しつつあり、しかも情況も時々に変化するものだから、ビスマルクの路線を弥縫して、数年だけであってもその路線の崩壊を先延ばしにすることにかなりの利益があることを知っている。
この観点でいえば、貴重な時間を自ら削り取ったようなヴィルヘルム二世の世界政策それ自体を否定すべきだということになり、暗君かどうかはともかくとして、ヴィルヘルム二世が亡国の君主ということになる。
もちろん、ビスマルクとその外交政策、それらの後の顛末だけでは、全ては説明できないだろう。いわゆるシュリーフェン・プランをどう考えるのかという問題もあるだろうし(実際にはシュリーフェンそのものの公式計画はなかったという話もあるそうだが)。憲法をはじめとする国内制度の検討も必要だろう。
92 ななしのよっしん
2020/01/03(金) 20:31:03 ID: gEoDH5vFBI
>>91
それは、ヴィルヘルム2世の才腕の欠如に加え、
「大衆世論」という近代国民国家の新要素が大きい。
君主制といえ、大衆の支持なくして権威は保てず、大衆の期待に応えるために、
「強いドイツ皇帝」を演じる必要がある。
そして、権威と外交摩擦のさじ加減は、きわめて難しい。
避戦に努めた個々の列強首脳の思惑を押し流し、WW1開戦へとなだれこんだ奔流の源も、大衆世論。
現代の中国共産党が、韜光養晦という
リーリスクハイリターンかつ合理的な選択をとれないのも、大衆要素が大きい。
93 ななしのよっしん
2020/01/03(金) 22:38:30 ID: NPv5Ao2Mxp
プロイセン時代からアメリカやアフリカに植民地政策に乗り出してドイツ文化圏、ドイツ言語圏を拡大出来なかった時点ですでに終わってるんだ。どうしようもない
94 ななしのよっしん
2020/01/03(金) 22:47:52 ID: DSfO7AxkzC
デンマークのあたりまでドイツ化出来ていれば海岸線的にかなりマシになったと思うのにな
95 ななしのよっしん
2020/11/14(土) 12:25:45 ID: pL1ge8Ajh2
>>89
今となってはその半端さが逆に功を奏した感すらあるけどな
ビスマルクが今のドイツに居られないように、トルコが完全な先進国になっていたらエルドアンは出てこれなかった
敵は多いが味方も多く、国力だけを見ればトルコは確実に強くなった
ビスマルクを評価するならエルドアンも同様に評価されるべきと思う
先進国のあり方が変わった今、強者のハンデにしかなってないだろ実際
>>77なんかも途上国の側が願い下げにしているという側面の方がもう強いのでは。エルドアンだって自分からEU加盟蹴ってるしな
96 ににに
2020/12/25(金) 02:12:00 ID: ikxyNeouZu
ベルリン会議やポーランド人弾圧などでロシア帝国上層部に消えぬ嫌悪感を植え付けて三帝同盟崩壊、再保障条約は結ぶもロシアとフランスの接近を許した張本人なんだけどね。
植民地にしても要らないとか言いつつ、ドイツの植民地は殆どビスマルク時代に獲得した物。
後再保障条約延長はホルシュタイン卿の影響なしで語れないぞ。あの辺りを詳しく知れば当時の国際情勢と地政学的にドイツが終わってた事がよく分かる。
97 ななしのよっしん
2021/04/29(木) 09:58:32 ID: /vi4yoTJHs
「賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ」という言葉を知ってなお「自分は経験から学んだことだけで問題ない」と思い込んでいた人がその後どうなったか、を学ぶ機会があった。
98 ななしのよっしん
2021/08/04(水) 16:43:37 ID: wD2ReFYliV
>>im10789058
まぁ、間違ってはいないな
99 ななしのよっしん
2021/08/05(木) 20:06:45 ID: LbvKp86Nsz
>>96
三帝同盟はそもそも当初からスラヴとゲルマンの足並みが揃わない張子の虎だった。
確かにベルリン会議で独露関係は冷却したが、それは張子の虎を維持する必要はない、という程度のもので、とりたてて大きく取り上げるほどのものではなかった。
そもそもベルリン会議はビスマルクがイギリスに阿ることでフランスを孤立化させた成果のほうがよほど大きい、
そしてビスマルク存命中は、ロシアとフランスの接近はなかった。
独露再保障条約はロシアも望んだものであるし、ロシアは延長も望んでいたのだから、この時点ではロシアにフランスに接近する余地はない。経済的にもドイツ資本が支えてくれてるから。
ビスマルク死後の独露再保障条約再延長拒絶から、ロシアとフランスの接近が始まる。
後進国ロシアにフランスの資本の本格投入が始まったのもこの時期。
よってビスマルクが「ロシアとフランスの接近を許した張本人」というのは大嘘。
歴史修正主義といえよう。
100 ななしのよっしん
2022/07/29(金) 05:35:10 ID: 8ABIbh6x3l
教科書でビスマルクは飴と鞭で労働運動を取り締まったが飴として社会保障も与えたって習ったけど今の社会ってこの頃以下なのか?
鞭しか食らってないのだが
101 ななしのよっしん
2022/07/29(金) 05:53:45 ID: 6TTsKRV1j2
ビスマルクは国益の為とはいえ
19世紀の乱世の時代の欧州で大きな戦争を起こさせなかったからなぁ
ロシア・ウクライナがあんな状況になってる以上
今現在において外交面でビスマルクに勝る政治家はいないだろうね
102 ななしのよっしん
2022/07/29(金) 21:44:11 ID: DSfO7AxkzC
帝国宰相って
表面上は皇帝独裁だから、皇帝を立てねばならず
かと言ってユンカー、構成国、民意で選ばれた議員を無視すれば反乱起こされるから気を遣わねばならない
色々面倒くさすぎるからビスマルクみたいな超人じゃなきゃつとまらんよ
というかビスマルク引退後は立憲君主制に移行するべきだった
103 ななしのよっしん
2022/12/21(水) 16:04:44 ID: /FnzY0FrAm
104 ななしのよっしん
2023/11/02(木) 23:33:31 ID: 4N5jDNCk1n
>>100
老後の年金無しや保険費10割負担が当たり前の時代だぞ
現代に生きているお前は既に飴を食べている
105 ななしのよっしん
2024/03/15(金) 10:43:38 ID: RYxPsXdiKn
この人農場経営が下手だったって聞いて草生えた
106 ななしのよっしん
2025/02/11(火) 02:02:48 ID: EWnlPgmS/X
「ビスマルクとモルトケという組み合わせはプロイセンの歴史の中でただ一度だけ起こったことであり、その後二度と起こることはなかった」
―――――ヴァルター・ゲルリッツ著『ドイツ参謀本部興亡史』より
107 ななしのよっしん
2025/11/24(月) 10:48:46 ID: zn+v7QGtw5
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