僕はお伽話に自由を書き足して自分を誇示するが、
大人になるにつれてそれが破綻している事に気づく。しかし、記憶の片隅に、お伽話の終わらせ方がわかっている部分がある。
それは彼が小言に含めて植え付けていた「諦め方」だった。では、何故 彼は諦め方を知っていたのか?
それは彼もまた今までの人生で
『自由しかない素晴らしいお伽話』を終わらせてきたからだ。僕にもまた「僕」が出来る頃、僕は「君」になっている。
それでも「僕」が「君」に対して抱いた苛立ちは忘れている。
僕と君が何度繰り返されても変わらない。「僕」は全てを知っている風を気取って
「君」の掌から出ていないのだ。脈々と、幼い「僕」の中に「君」の終わらせ方が受け継がれている。
そんな感じの歌でした(´ω`)
フォントと句読点の変化と、本の文字が消える瞬間が交代の合図です。アリスは夜更かしのせいで夢が見れない
メリーポピンズは子供と居る喜びを忘れる
船長は大人というだけで目の敵にされ
円卓の騎士の結末はご存じの通り
妖精の写真はどこまで嘘なのかわからないし
窮屈な服を脱げば主人公ではなくなる
時が経てば大人は老いて死ぬし
子供だって人形で遊ばなくなるほら、お伽話が大人を気取ったって、時が進んだって、何も良い事ない。
夜更かしを知ったアリスは、
毎晩 夢を文字に起こして綴じた。
独り善がりな夢見る僕に
羽のむしり方 教えていたのは
きっときっと君だった
際限なく地図を広げる僕に
夢のたたみ方 教えていたのは
きっときっと君だった
逃避行重ねて迷子の僕に
骨の埋め方 教えていたのは
きっときっと君だった
聡明な大人を気取る僕に
愚鈍の使い方 教えていたのは
きっときっと君だった
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最終更新:2024/05/01(水) 04:00
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