アスコット競馬場(イギリス)

アスコット競馬場(イギリス)とは、イギリスのバークシャー州にある競馬場である。

オーストラリアの西オーストラリア州パース市にも、同じ名前のアスコット競馬場が存在するが、そちらとは別の競馬場である。 ⇒アスコット競馬場(オーストラリア)

概要

首都ロンドンから約40キロの位置でバークシャー州にあるアスコット競馬場は、1702年に即位したアン女王が、居城としていたウィンザー城の周辺で馬に乗っていた時に、「この辺りで馬を全力疾走させてみたい」と話したこと等をきかっけに1711年に開場したとされている。

こうした経緯もあり、イギリス王室が所有している競馬場となっている。

現在の競馬場は改修工事を終えて2006年に再オープンしたものである。(当時の日本円のレートで420億円の金額が投じられた)
コースはすべて芝コース、1周2800mのおむすび型の右回りで1600mまでの距離がある直線コースと、同じ1600mでもコーナーを一度曲がる設定用のシュートがある。

起伏はヨーロッパらしく、約2400mのスタート付近が最も高くそこから向こう正面のコーナーが低いのだが、標高差は22mそのあとゴールまで残り200mまでは上り坂とタフなコースとなっている。（これでも改修工事で幾分かは平たん部分が増えてる等走りやすくはなっている)

6月のロイヤルアスコットデーではエリザベス女王が馬車で来場し、トロフィーは女王自らが手渡したりする。そのためこの期間は一般客のカメラ撮影の禁止やドレスコードなどの服装の注意規約があったりする。(民族衣装等は例えば日本人なら振袖や紋付き袴などは許可の範囲)

ロイヤルアスコットデーの期間に行われるクイーンアンステークス(G1)は、アン女王を冠したレースである。

その他の期間では日本で欧州3冠と呼ばれるレースの第2戦の、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスや、イギリス平地競馬のシーズン総決算となるブリティッシュ・チャンピオンズデ―開催、騎手招待競走で名が知られてるシャーガーカップ等も行われている。

主なレース

• セントジェームズパレスステークス
• クイーンアンステークス
• プリンスオブウェールズステークス
• ゴールドカップ
• コロネーションステークス
• キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスステークス
• チャンピオンステークス
• クイーンエリザベス2世ステークス
• シャーガーカップ

関連リンク

イギリスの競馬場- 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル　アスコット競馬場(JAIRS)

関連動画

関連コミュニティ

関連項目

• 競馬
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• 海外競馬
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