ケンタッキーフライドチキンとは (ケンタッキーフライドチキンとは) [単語記事]

ケンタッキーフライドチキン（Kentucky Fried Chicken、KFC Cor polation（※））とは、アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビルに本社を置くフライドチキンを主力としたファーストフードチェーンである。創設者・考案者（教祖）はカーネル・サンダース（ハーランド・デイビット・サンダース（1890年-1980年）、以下カーネル･サンダースと呼称）で、1952年に設立された。日本での愛称は「KFC」、「ケンタ」、「ケンチキ」等。

日本では三菱商事の関連会社である東京都渋谷区恵比寿南に本社を置く「日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社（東証2部上場企業、証券コードは9873）」が運営・フランチャイズ管理を行なっている。

※1991年にKFC コーポレーションに改称されている。また、カナダのケベック州のみフランス語である「PFK（Poulet Fr it Kentuckey）」の略称が使われている。

概要

元々は1939年にカーネル・サンダースが調合スパイスの分量などをチキンに使うかを考案しガソリンスタンドの一角を借りて食堂を始めたのが始まりで、途中ワゴンにチキンを積み込み製法を広めていく方式へとシフトしていった。そしてそのフランチャイズ経験を活かして1952年にKFCが設立、設立以来、主要な国などにチェーン店が置かれている。マクドナルドとは違い、その味は60年間変わっていないといわれている。カーネル・サンダースが度々味を見に視察を行っていた賜物である。

同じくアメリカ合衆国イリノイ州オークブルークに本社を置くマクドナルドと共にグローバリゼーション化（資本主義の象徴）の典型的な例として例えられている。特に店舗形態はマクドナルドなどとは変わっておらず、ドライブスルー付きの店舗もある。

日本のインターネットコミュニティでは何故かマクドナルドのイメージキャラクター（大教祖様）であるドナルド・マクドナルドと犬猿の仲であり、2ちゃんねるのAA 板ではカーネノレ（ル）vsドナノレ（ル）ドと言ったお約束の構図でシェイク（殴り合いやら）していたりする。また、荒らし=Kfcに代表される様にニコニコでも犬猿である。

毎年6月には鶏の供養祭りが行なわれる。
大阪府箕面市に日本で唯一1店だけランチバイキングを行なっている店がある。
何故か沖縄では結婚式の引き出物に出るそうな（Wikipediaより）
カーネル・サンダースのカーネルとは軍隊の階級の大佐（Colonel）の事。ケンタッキー州では州の名誉に貢献した人に州陸軍の名誉大佐の称号を贈る制度があるため。日本人の感覚では軍人ではないのに大佐、という事を理解しにくいが、直訳するとサンダース名誉大佐である。キャプテン・ブラボーは軍人ではないがキャプテン（大尉　or 大佐）なのと同じ事で、本名はハーランド・デイビット・サンダースである。
カーネル・サンダースの誕生日は9月9日である。

日本のKFCではお約束のカーネル人形（実際にはカーネル・サンダース像）であるが、外国では一般的ではない。

なお、この人形は幾度か心無いアホ人のせいで大変な目に遭っている。

代表的なのは1985年に阪神がリーグ優勝した際に熱狂的な虎キチがKFCからカーネル人形を連れ出してランディ・バース（当時のMVP）に見立てて胴上げした後カーネル人形を道頓堀川へブチ込む事件がある。これが祟ったかはどうかは知らないが、阪神は2003年のリーグ優勝までBクラス低迷と言う道を歩む。因みにこのカーネル人形は2009年に24年ぶりに道頓堀から300m下流で発見された。
また、2002年には日韓 W杯のチュニジア戦で日本代表が勝利した後、どこかの狂ったフーリガン気取りが阪急三宮駅前のKFCに避難させてあったカーネル人形を持ち出して叩きつけ手首を折る等した事件も有名。その後やはり祟ったかどうかは定かではないが日本代表は一勝も出来なかった。
よくメガネやら杖やら盗まれたりしており、挙句の果てさらわれたりもした為、ボルトやチェーンで固定している。