ソフィ・プロネとは (ソフィプロネとは) [単語記事]

ソフィ・プロネとは、アニメ『機動戦士ガンダム水星の魔女』に登場するキャラクターである。

CV：井澤詩織

概要

地球を拠点に活動する反スペーシアン組織「フォルドの夜明け」に協力するパイロット。赤茶色のもこもこした髪型と、気の強そうな吊り目が特徴のアーシアンの少女。私服にへそ出しタンクトップを着用している。

相方のノレア・デュノクと共に外部から「フォルドの夜明け」に派遣されたガンダムのパイロット。搭乗機はガンダム・ルブリス・ウル。

ちなみに、ソフィ・プロネという名前はコードネームであり、本当の名前は不明。

人物

自分の本能に素直な性格で、自身の欲求を満たすためであれば暴力・殺人もいとわない。ノレア・デュノクとバディを組んでおり、「地球の魔女」を名乗る。パイロットとしての腕は確かで、相当な負荷がかかるパーメットスコア4を使用できる。自らが傷つくことによって生を実感するマゾの気質がある。言動や思考自体も幼さが目立ち、作戦を無視して発見したスレッタの元に全員で向かう事を進言したり、自らの欲求を抑えきれずに独断専行に走ったりと何かと相方のノレアを困らせている。

自分たちと出自の違う「魔女」のスレッタとエアリアルに関心を抱いており、地球上ではPSPのような端末でGUND-ARM Inc.のPVを視聴していた。その後、プラント・クエタ襲撃の際、偶然その場にいたスレッタに遭遇。ガンダム・エアリアル（改修型）と戦った際は、規格外の強さを見せつけられ「ハート撃ち抜かれちゃった」と心酔している。

プラント・クエタ襲撃後にノレアと共に転入生を装ってアスティカシア学園に潜入。その際にスレッタと実際に遭遇を果たし、スレッタに学園の案内をしてもらいながら年相応の明るい自由奔放な少女として溶け込んでいた。「反吐が出る」と漏らしていたノレアとは対照的にある程度学園生活を満喫していたようである。一方、地球寮に大量のぬいぐるみを持ち込み、それぞれに父親、母親の役割を与えるなど闇を感じさせていた。

フォルドの夜明けの潜伏先でもある難民キャンプの子どもたちからはヒーローとして尊敬されており、子供たちにとっては面倒みの良いお姉さんとして慕われていた。

ソフィが欲しかったもの

ガンダムを「人殺しの道具」と定義し、無差別攻撃による殺戮すら躊躇なくおこなう彼女だったが、このような行動に出るのは「お腹いっぱいのご飯！ふかふかの寝床！温かいシャワー！まだまだあるよ。コミック、ゲーム！それと私を好きでいてくれる家族！」というごくごく日常的なものを欲するが故にだった。そんなソフィはプラント・クエタでの攻防で「自分を綺麗な声で殺しにくる」スレッタに家族になって欲しいという歪んだ愛情を向けるのだった。

そして、「ランブルリング」でガンダム・エアリアル（改修型）と決闘した際に、自分が欲しいと願った「綺麗な声」の持ち主はスレッタではなく、エアリアルの中にある存在であることを知る。エアリアルがパーメット6を発動したことで命の危険に晒されるが、ノレアの制止を振り切り、自分を殺そうとする綺麗な声をもっと感じるために無理な戦闘を継続した結果、ルブリス・ウルに膨大なデータストームが逆流したことで体が耐え切れず、吐血して死亡。

彼女の死はその場にいたスレッタとノレアに大きな影響を与えるのだった。

なお、ソフィの退場回となった14話の後、相方・ノレア役の悠木碧が自身のツイッターに満面の笑みを浮かべるソフィのイラストを投稿し、追悼している。