ヴィム・ジェターク 単語


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ヴィムジェターク

1.8千文字の記事

ライバルの頭を直接ぶっくことで……
勝ち上がってきた男だぁ!

ヴィム・ジェタークとは、テレビアニメ機動戦士ガンダム 水星の魔女』の登場人物である。

cv:金尾哲夫

概要

軍事企業ベネリットグループ内のトップ企業御三家」を構成する1社、ジェターク・ヘビー・マシーナリー社のCEO。一族経営の同社を剛腕でまとめる野心
前日譚PROLOGUE』ではまだ健在だった父親の付き人として、MS開発議会に出席していた。

グエル・ジェタークラウダ・ニール。妻(グエル)とラウダ)には、どういうわけか2人って離婚&縁切りされており、男手一つで兄弟を育てている。

やや中年太りが始まった恰幅の良い中年男性。劇中ではジェターク社の制服スーツを常に着用しているが、回想シーンでは普通背広を肩に羽織る姿も見せていた。このグエルに受け継がれる。因みにヴィムに似ているのはグエルの方である。

人物

私人として

今回の決闘の方で効にしてやる!
これ以上恥をかかせるな!

妻たちに出て行かれた原因は明かされていないが、本編の言動を見るに、そのかつな姿勢がとなったものと思われる。

端的に言うなら「昭和クソ親父」。本人なりに息子たちを愛しており、将来も考えてやっているものの、強権的&独善的な振る舞いに終始し、子供を潰してしまうタイプ家族よりも社の将来を露に優先するため、気で理不尽な罰を与えたり、子の意向を最初から聞きもしないでレールを敷いてしまう。
おかげで、本編開始直後のグエル天狗になっての行いを縮小再生産する小暴君と化しており、ラウダに従順に従うイエスマンも同然の状態になっていた。その後もグエルにかわらず接し続けた結果、彼の反発・家出を招き、事態をどんどん悪化させていく。

ただ、息子たちをスパルタ教育で後継者に育てようとする心意気は確かであり、理不尽な叱責の内容も一会社の長としては納得のいく範疇ではある。加えて、デリング・レンブランを自分の具のように扱っていたり、プロスペラ・マーキュリーに至っては洗脳教育を施しているようにしか見えなかったりと、本作の他のキャラがどいつもこいつもロクでもない連中だったため、ヴィムが(相対的に)一番マシということで視聴者から再評価される事態も発生した。
実際、グエルラウダ父親のことを、としては確かに愛していた。ヴィムはグエルラウダで扱いを変えることはなく、としての最低(ほんとに最低限)責任は果たしていたのである。

ヴィム当人の行動原理としては、ジェターク一族の血統と伝統への拘りが大きなウェイトを占めているものと思われる。実際、軍人上がりの上デリングを嫌悪していたり、スペーシアンの辺居住者をあからさまに下に見ていたり、シャディク・ゼネリを「養子は大変だな」とナチュラルに煽ったりと、相手の出自に関する問題行動を多々やらかしている。

仕事人として

「ガサツな男だ。ジェタークごときにそんな大それたことは果たせまい」
――サリウス・ゼネリ

「内輪での閥争い。謀略。それしか頭にないつくづく『浅い』男だったよ」
――シャディク・ゼネリ

ヴィムを語る上で彼が実力行使大好きおじさんであることは外せない。学園ものとして始まった本作において、第1話からいきなり自グループ総裁の暗殺未遂を起こしグエルがホルダー=ミオリネの婚約者である内に殺し、次期総裁の座をグエルに確定させるため)、第7話ではラウダに命じてプロスペラを複数の男たちで囲んでから取引を持ち掛けたり(一度提供されたにも関わらずGUND開発データを更にせびろうとした)、第10話ではまたもやデリング暗殺をサリウスに持ち掛けたり、あまつさえ自らMSで出撃するなど、その暴挙は枚挙にいとまがない。

だが、仕事柄接する機会の多いゼネリ子からボロカスに言われている通り、どうにも自社の製品やスタッフ、そして自らの力量を過信する傾向があり、行動そのものも近視眼的に終始しがち。上記の行動は結果がまるで伴っておらず、特に第7話では御三家一社だけ抜け駆けを図ろうとして失敗し、逆に恥をかいてラウダ共々「ぐぬぬ」となることすらあった。

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最終更新:2025/12/06(土) 08:00

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