ビブリア古書堂の事件手帖とは、三上延による小説作品である。メディアワークス文庫刊。現在4巻まで発売されている。イラストは越島はぐが担当。
北鎌倉に設定されたビブリア古書堂という架空の古書店と周辺を舞台にし、店主である篠川栞子と店員である五浦大輔が訪れた客たちが持ち込む古書にまつわる様々な謎や事件を読み解いて行くというようなストーリー。
ライトミステリーと銘打たれているが、ミステリー要素は薄め。古書にまつわる謎や事件といっても、今のところ古書の内容で物語に関わってくるところは作中でちゃんと説明されるので、出てくる書籍の知識が無くても楽しめる。
メディアワークス文庫はライトノベルとは一線を画すためにイラストをほとんど入れない。そのため、パッと見小難しい小説に見えるが、中身は完全にライトノベルなのでその点も安心して良い。
角川書店刊行の隔月刊雑誌『アルティマエース』にてナカノによるコミカライズが2012年3月より連載開始、現在2巻が発売中。『アルティマエース』休刊後は、『月刊ASUKA』へ2013年1月号より移籍。
講談社、『good!アフタヌーン』2012年23号より、交田稜の作画で連載開始。角川版よりペースは早め、既刊1巻。
2013年1月から3月まで、フジテレビ系列で全11話で放送された。
かつて人気ドラマを多数輩出した月9枠という時間帯で鳴り物入りの放送・・・だったのだが、しかしフタを開けてみれば初回こそ14.3%とテレビドラマ不況のこの時期ではそこそこの数字だったが、最終回8.1%と月9枠最低の視聴率となった。
(平均視聴率は11.3%。ちなみに平均視聴率34.3%と歴代最高を叩き出したHEROの最終話は36.8%)
主演の剛力彩芽がいけなかったのか、それとも共演者のEXILEのAKIRAや高橋克実のせいか、あるいは脚本や演出がダメダメだったのか、そもそも「フジテレビ」だから見なかったのか、戦犯探しの議論は尽きない。
ビブリア古書堂の店主。先代であった父の死に伴い、20代前半の若さで店を継ぐ。しかしながら古書についての知識はかなりのものである。
性格は極端な人見知りであり、赤面症。人とまともに話す事も困難である。ところが、話題が本のこととなるとそれが一変。活き活きとして饒舌となる。その豹変振りは他人が見ると引くほど。
本のことに関しては凄まじい観察力と洞察力を発揮。一冊の本から持ち主の生活習慣、性格、そして人生までも丸裸にしてみせる。
眼鏡、巨乳、少し天然という萌えの三大要素を誇っており、その威力は物語のシリアスな展開を台無しにするほど。とある事情で足を悪くしており、杖を使っている。意外なことに日本酒党。
大卒して就職に失敗した後、とある事情でビブリア古書堂で働き出した男。巨漢。顔も怖いらしい。ちなみに柔道の段持ち。
幼少時のトラウマにより本が読めない。なので本に対する知識も無い。なのに本には興味がある。故に本についての話を聞くことを好み、栞子さんのとめどない本に対する薀蓄を喜んで聞く。その奇特さが故に栞子さんに気に入られ、物語の語り部となっている。人生何が幸いするか分からんね。
ビブリア古書堂の近くにある高校の出身。運転免許を持っている。
川っぺりに住んでいるホームレスのせどり屋でビブリア古書堂の常連。正義感に厚いが情にも厚い。
篠川文香
栞子さんの妹で中学生。姉と違い本の知識はない。ただ勘の鋭いところは姉と同じ。人の話を立ち聞きし、それを言いふらしてしまう癖がある。
講談社版(good!アフタヌーン連載)
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最終更新:2024/04/28(日) 05:00
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