ビブリア古書堂の事件手帖 単語

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ビブリア古書堂の事件手帖とは、三上延による小説作品である。メディアワークス文庫刊。

2011年3月刊行の第1巻に始まり、2017年2月刊行の第7巻で第一期が完結した。2018年から第二期シリーズが刊行中(2024年現在、第二期は既刊4巻。合計11巻)。イラストは越はぐが担当。

概要

鎌倉に設定されたビブリア古書堂という架の古書店と周辺を舞台にし、店である篠栞子店員である五大輔が、訪れた客たちが持ち込む古書にまつわる様々なや事件を読み解いて行く物語

ライトミステリーと銘打たれているが、ミステリー要素は薄め。古書にまつわるや事件といっても、登場する古書の内容で物語に関わってくるところは作中でちゃんと栞子さんが説明してくれるので、出てくる書籍の知識がくても楽しめる。というか栞子さんの蘊蓄を聞くのがこの作品の楽しみポイントのひとつ。

メディアワークス文庫ライトノベルとは一線を画すためにイラストをほとんど入れない。そのため、パッと見小難しい小説に見えるが、中身は全にライトノベルなのでその点も安心して良い(ただし話の要素などは一般文学の要素も多い)。

ぶっちゃけ栞子さんに萌える話。

第一期全7巻のうち、大輔栞子さんのラブストーリーとしては5巻で実質的にケリがついており、6巻以降は微笑ましくイチイチャしている。末永く爆発しろ。そして第二期からは2人の子が要人物となっている。

なお、江戸川乱歩尽くしの4巻「~栞子さんと二つの顔~」は第64回日本推理作家協会賞・長編および連作短編集部門の補作になった。実際この巻はシリーズの中でもミステリーとしての出来は一番であろう。でもシリーズの4巻だけ単品で補ってだけで極めて不利なのに、どう考えたって北方謙三真保裕一井上夢人田中芳樹がこの作品に賞を贈るわけないだろ!

角川書店刊行の隔刊雑誌『アルティマエース』にてナカノによるコミカライズ2012年3月より連載開始し2014年まで連載された『アルティマエース』休刊後は、『月刊ASUKA』へ2013年1月号より移籍。原作2巻までをコミカライズし全6巻にて終了。

講談社、『good!アフタヌーン2012年23号より、交田稜の作画で連載開始。角川版よりペースめで、全3巻で終了した。

2016年には児童書レーベル角川つばさ文庫からも1巻が発売されている。

2017年実写アニメ、両方同時の映画化という異例の発表がなされた。実写映画2018年11月1日開された。アニメ映画に関しては2022年現在も続報はなく、制作が進んでいるのかどうかも不明。

ドラマ(黒歴史)

2013年1月から3月まで、フジテレビ系列で全11話で放送された。

かつて人気ドラマを多数輩出した9という時間帯で鳴り物入りの放送・・・だったのだが、しかしフタを開けてみれば初回こそ14.3テレビドラマ不況のこの時期ではそこそこの数字だったが、最終回8.19最低の視聴率となった。
均視聴率は11.3。ちなみに均視聴率34.3と歴代最高を叩き出したHERO最終話は36.8

演の剛力彩芽がいけなかったのか、それとも共演者のEXILEAKIRA高橋克実のせいか、あるいは脚本や演出がダメダメだったのか、そもそも「フジテレビ」だから見なかったのか、戦犯探しの議論は尽きない。

既刊タイトル

第一期

第二期

登場人物

栞子
ブリア古書堂の店。先代であったの死に伴い、20代前半の若さで店を継ぐ。しかしながら古書についての知識はかなりのものである。
性格は極端な人見知りであり、赤面症。人とまともに話す事も困難である。ところが、話題が本のこととなるとそれが一変。活き活きとして饒舌となる。その変振りは他人が見ると引くほど。
本のことに関しては凄まじい観察と洞察を発揮。一冊の本から持ち生活習慣、性格、そして人生までも丸裸にしてみせる。
眼鏡巨乳、少し天然という萌えの三大要素を誇っており、その威物語シリアスな展開を台しにするほど。とある事情で足を悪くしており、を使っているが、年が経つごとに症状は善傾向にある。意外なことに日本酒党。後に大輔結婚する。
大輔
り部であり主人公大卒して就職に失敗した後、とある事情でビブリア古書堂で働き出した男。巨。顔も怖いらしい。ちなみに柔道の段持ち。
幼少時のトラウマにより本が読めない。なので本に対する知識もい。なのに本には興味がある。故に本についての話を聞くことを好み、栞子さんのとめどない本に対する薀蓄を喜んで聞く。その奇特さが故に栞子さんに気に入られ、物語り部となっている。人生何が幸いするか分からんね。
ブリア古書堂の近くにある高校の出身。運転免許を持っている。後に栞子結婚し篠婿入りするが五性も時たま使っている。
志田
っぺりに住んでいるホームレスのせどり屋でビブリア古書堂の常連。正義感に厚いが情にも厚い。
文香
栞子さんの中学生と違い本の知識はなくあまり興味はない。ただ勘の鋭いところはと同じ。人の話を立ち聞きし、それを言いふらしてしまうがある。
文香と栞子父親
故人。近くに住んでいた大輔は何度か見かけているが気難しい印を受けたという。ビブリア古書堂の店を務めていたが病気で死去した。智恵子が出奔後とはメールで連絡を取っていた様だが智恵子の失踪で栞子を拒絶したことについては苦笑していたらしい。
恵子
栞子さんと文香の母親。ある時に突然家族を残してを出奔してしまう。夫とは連絡を取っていたことは示唆されていた様子でビブリア古書堂の周辺の人物に栞子たちの様子を伺わせてたようである。本の知識は膨大であり、本に関する的のためには手段を選ばない様子を見せる。が、情には厚い一面を見せ(恩を売る側面)もあり人助けをすることもある。大輔が幼少期ビブリア古書堂の前を通り過ぎていた歳に見かけた女性は智恵子である。
栞子さんと大輔。第二期の主人公である。母親と同じく本の虫だが、コミュニケーション栞子とは別の方面で難がある。大輔記録していたビブリア古書堂の事件手帖を読んでビブリア古書堂のしごとについて興味を持つ。推理栞子さんには及ばない。

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