ポケットモンスター（アニメ）

『ポケットモンスター』とは、ゲーム『ポケットモンスター』のアニメ版である。

概要

1997年4月からテレビ東京系列で放送されている。アニメーション制作はOLM。

以下の4シリーズに分類される。

• ポケットモンスター (無印) - （1997年4月1日～2002年11月14日、全276話）
• ポケットモンスター アドバンスジェネレーション - （2002年11月21日～2006年9月14日、全192話(未放映1話除く)）
• ポケットモンスター ダイヤモンド&パール - （2006年9月28日～2010年9月9日、全191話）
• ポケットモンスター ベストウイッシュ - （2010年9月23日～）

1997年12月16日には「ポケモンショック」と呼ばれる出来事が起こり、放送が約4ヶ月休止した。（1998年4月16日、放送再開）

登場人物

キャラクター	担当声優	概要
サトシ	松本梨香	主人公。マサラタウン出身。世界一のポケモンマスターを目指す。
ピカチュウ	大谷育江	サトシの最初のポケモン。モンスターボールの中に入るのを嫌がったため、普段も外へ出ている。唯一サトシの旅にずっと同行した存在であり、彼にとって最高のパートナーである。
タケシ	うえだゆうじ	元ニビジムリーダー。ポケモンブリーダーになるのが夢だったが、今はポケモンドクターを目指している。美女に目が無い。
カスミ	飯塚雅弓	四人姉妹の末っ子でありハナダジムリーダー。無印編のヒロイン。
シゲル	小林優子	サトシのライバル。現在はトレーナーを引退して研究者になるが、ポケモンの育成は続けている。
オーキド・ユキナリ	石塚運昇	ポケモン研究家。この世界ではかなり有名。アニメ本編終了後のコーナーには定期的に登場する。
ケンジ	関智一	ポケモンウォッチャーを自称する少年。オレンジ諸島編でサトシと共に旅をする。現在はオーキド博士の助手をする。
ハルカ	KAORI（鈴木カオリ）	アドバンスジェネレーションのもう一人の主人公。ポケモンコーディネーター。父はトウカジムリーダーのセンリ。最初のポケモンはアチャモ。
マサト	山田ふしぎ	ハルカの弟。まだ年齢的にポケモントレーナーにはなれないが、父のような立派なジムリーダーになることを夢見ている。
ヒカリ	豊口めぐみ	ダイヤモンド＆パールのもう一人の主人公。母・アヤコのような立派なコーディネーターになることを夢見ている。最初のポケモンはポッチャマ。
シンジ	古島清孝	ダイヤモンド＆パール編でのサトシのライバル。ポケモンに対する考え方はサトシとは対照的。
アイリス	悠木碧	ベストウイッシュのもう一人の主人公。少し生意気な面もある。
デント	宮野真守	ベストウイッシュのサンヨウジムのジムリーダーでありポケモンソムリエ。三つ子の兄弟のうちの一人。
シューティー	渡辺明乃	ベストウイッシュでのサトシのライバル。勝気な性格だが、几帳面な正確もある。
ムサシ	林原めぐみ	悪の組織ロケット団のしたっぱ女性団員。ホウエン編以降はコーディネーターとしても行動し始める。
コジロウ	三木眞一郎	ロケット団のしたっぱ団員。実家はかなりの金持ちだが、親のスパルタ教育に嫌気がさし、家出をしている。
ニャース	犬山イヌコ	人語を話せるが、言葉を覚えるのに力を使いはたしてしまったため進化したり新たな技を覚えることができない。

劇場版

1998年より毎年夏に公開されている。シリーズ開始から現在まで毎年、子ども達の人気を集める。

芸能人のゲスト出演が恒例となっている。今シリーズが声優初挑戦の芸能人も多い。

また山寺宏一はレギュラー陣以外では唯一全作品に出演している（「結晶塔の帝王」以降はゲスト出演扱いとなっている）。

人気

夏公開の映画ではトップクラスの興行収入を誇り、年間の興行収入トップ10には必ず入っている。
特に、2006年以降は、前売り券の販売数が毎年200万枚を突破しており、興行収入も40～50億を保持する、まさにドル箱シリーズである。
前売り券の売り上げが高いのは、伝説のポケモンと交換できるサービスがついているため。このサービスを導入する以前（第5作『水の都～』）までは、興行収入が20億程度だった。 

海外でも人気は高く、日本の劇場向けアニメ作品としては、世界で最も売れたシリーズである。
が、アメリカでは、アドバンスジェネレーション時代以降はビデオスルーとなっている。

その一方で、作品自体の評価はかなり低い。
現在でこそ他の駄作に席を譲っているものの、世界最大の映画データベースサイト『IMDb』では、史上最低のアニメ映画ランキングのトップ10にシリーズ4作がランクインしていた時もあった。
ちなみに、『IMDb』の選ぶシリーズ最低作は「Pokemon 4 The movie（=『セレビィ』）」、最高傑作は「Pokemon:Power of One（=『ルギア』）」。ビデオスルー作品は除く。

無印時代

タイトル	公開日	エンディング曲	ゲスト ポケモン	ゲスト声優
『ミュウツーの逆襲』 『ピカチュウのなつやすみ』	1998年 7月18日	「風といっしょに」 小林幸子	ミュウツー ミュウ	市村正親 小林幸子 佐藤藍子 レイモンド・ジョンソン
『幻のポケモン　ルギア爆誕』 『ピカチュウたんけんたい』	1999年 7月17日	「toi et moi」 安室奈美恵	ルギア フリーザー サンダー ファイヤー	鹿賀丈史 浜田雅功
『結晶塔の帝王　エンテイ』 『ピチューとピカチュウ』	2000年 7月8日	「虹がうまれた日」 森公美子	エンテイ	竹中直人 加藤あい 薬丸裕英
『セレビィ　時を超えた遭遇』 『ピカチュウのドキドキかくれんぼ』	2001年 7月7日	「明日天気にしておくれ」 藤井フミヤ	セレビィ スイクン	佐野史郎 鈴木杏 藤井隆
『水の都の護神　ラティアスとラティオス』 『ピカピカ星空キャンプ』	2002年 7月13日	「ひとりぼっちじゃない」 coba＆宮沢和史	ラティアス ラティオス	神田うの 釈由美子 グッチ裕三

アドバンスジェネレーション時代

タイトル	公開日	主題歌	ゲスト ポケモン	ゲスト声優
『七夜の願い星　ジラーチ』 『おどるポケモン秘密基地』	2003年 7月13日	「小さきもの」 林明日香	ジラーチ グラードン	牧瀬里穂 パパイヤ鈴木
『裂空の訪問者　デオキシス』	2004年 7月17日	「L・O・V・E・L・Y ~夢見るLOVELY BOY~」 Tommy February6	デオキシス レックウザ	上原多香子 ベッキー
『ミュウと波動の勇者　ルカリオ』	2005年 7月16日	「はじまりのうた」 PUFFY	ルカリオ ミュウ	岡江久美子 菊池桃子 ベッキー キングコング・西野亮廣 キングコング・梶原雄太
『ポケモンレンジャーと海の王子　マナフィ』	2006年 6月16日	「守るべきもの」 Sowelu	マナフィ カイオーガ	藤岡弘、 眞鍋かをり ベッキー ホリ

ダイヤモンド＆パール時代

タイトル	公開日	エンディング曲	ゲストポケモン	ゲスト声優
『ディアルガVSパルキアVSダークライ』	2007年 7月14日	「be with you ~いつもそばに~」 サラ・ブライトマン	ディアルガ パルキア ダークライ	石坂浩二 山本耕史 加藤ローサ ロバート・山本博 ロバート・秋山竜次 ロバート・馬場裕之 中川翔子
『ギラティナと氷空の花束　シェイミ』	2008年 7月19日	「ONE」 Crystal Kay	ギラティナ シェイミ レジギガス ディアルガ パルキア	中村獅童 南明奈 中川翔子 TIM Crystal Kay
『アルセウス　超克の時空へ』	2009年 7月18日	「心のアンテナ」 中川翔子	アルセウス ヒードラン ディアルガ パルキア ギラティナ	美輪明宏 高嶋政宏 北乃きい 中川翔子 ロバート・山本博 ロバート・秋山竜次 ロバート・馬場裕之
『幻影の覇者 ゾロアーク』	2010年 7月10日	「アイスクリーム シンドローム」 スキマスイッチ	ゾロアーク ゾロア セレビィ ライコウ エンテイ スイクン	中川翔子 陣内孝則 塚本高史 加藤夏希 (間宮くるみ) (釘宮理恵)

ベストウイッシュ時代

タイトル	公開日	主題歌	ゲストポケモン	ゲスト声優
『ビクティニと黒き英雄　ゼクロム』	2011年 7月16日	「宙　-そら-」 Every Little Thing	ビクティニ ゼクロム	高橋英樹(ゼクロム役) 谷原章介(レシラム役) 石原さとみ 大地真央 水樹奈々(ビクティニ役) 中川翔子 つるの剛士 (山寺宏一)
『ビクティニと白き英雄　レシラム』			ビクティニ レシラム

外伝

• ミュウツー！我ハココニ在リ - 劇場版「ミュウツーの逆襲」の続編。サトシ達とミュウツーの再開を描く。
• ライコウ雷の伝説 - 主人公・ケンタ（担当声優：野島健児）を含む3人の少年少女と伝説のポケモン・ライコウを巡るストーリー。
• 戦慄のミラージュポケモン - ポケットモンスター10周年を記念してアメリカで放映された作品。

関連商品

関連項目

• ポケモン
• ポケモン☆サンデー
• ポケモンショック
• ポリゴンはわるくない!
• かわせ!
• タクト(ポケモン)
• 首藤剛志
• オー・エル・エム
• 小学館集英社プロダクション
• テレビ東京

関連リンク

• アニメ | ポケットモンスターオフィシャルサイト
• テレビ東京・あにてれ　ポケットモンスター