劇場版ポケットモンスターとは、ポケットモンスターシリーズを原作とするアニメ『ポケットモンスター』の劇場版である。
1998年の『ミュウツーの逆襲』から毎年公開されている。夏休み映画の定番であり、シリーズ開始から現在まで子ども達の人気を多く集める。異常に完成度の高いタイトルコールと、山寺宏一による予告編ナレーションが恒例。各映画にはTVアニメの登場人物が登場するほか、作品毎に鍵となるポケモンが登場する。その多くは幻のポケモンで、次世代バージョンの発売年に公開される作品では、次回作の要素が先行公開されやすい。
芸能人のゲスト出演が恒例となっている。今シリーズが声優初挑戦の芸能人も多い。また、山寺はレギュラー陣以外では唯一全作品に出演している(『結晶塔の帝王 ENTEI』以降はゲスト出演扱いとなっている)。2007年より現在まで、中川翔子がゲスト声優として毎年参加している。
夏公開の映画ではトップクラスの興行収入を誇り、年間の興行収入トップ10には必ず入っている。特に、2006年以降は前売り券の販売数が毎年200万枚を突破しており、興行収入も40~50億円を保持するというまさにドル箱シリーズであったが、近年は著しく減少傾向にあり、2014年には20億円台まで落ちている。
海外でも人気は高く、日本の劇場向けアニメ作品としては、世界で最も売れたシリーズである。だが、アメリカではアドバンスジェネレーション以降はビデオスルーとなっている。
『ボルケニオンと機巧のマギアナ』までの19作品はテレビアニメに合わせたストーリーとなっているが、20周年記念の『キミにきめた!』以降は、テレビアニメとは無関係なオリジナルの展開となっている。
2022年は新作映画の公開はされず、代わりにアニメ25周年を記念した「夏の思い出、ゲットだぜ!25周年ポケモン映画祭」が開催され、投票で選ばれた上位3作品『水の都の護神 ラティアスとラティオス』『七夜の願い星 ジラーチ』『ディアルガVSパルキアVSダークライ』が、全国の映画館にて再上映された。
通算 | タイトル | 公開日 | 主題歌 | ゲスト ポケモン |
ゲスト声優 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 『ミュウツーの逆襲』 『ピカチュウのなつやすみ』 |
1998年 7月18日 |
「風といっしょに」 小林幸子 |
ミュウツー ミュウ |
市村正親 小林幸子 佐藤藍子 レイモンド・ジョンソン |
2 | 『幻のポケモン ルギア爆誕』 『ピカチュウたんけんたい』 |
1999年 7月17日 |
「toi et moi」 安室奈美恵 |
ルギア フリーザー サンダー ファイヤー |
鹿賀丈史 浜田雅功 |
3 | 『結晶塔の帝王 ENTEI』 『ピチューとピカチュウ』 |
2000年 7月8日 |
「虹がうまれた日」 森公美子 |
エンテイ | 竹中直人 加藤あい 薬丸裕英 |
4 | 『セレビィ 時を超えた遭遇』 『ピカチュウのドキドキかくれんぼ』 |
2001年 7月7日 |
「明日天気にしておくれ」 藤井フミヤ |
セレビィ スイクン |
佐野史郎 鈴木杏 藤井隆 |
5 | 『水の都の護神 ラティアスとラティオス』 『ピカピカ星空キャンプ』 |
2002年 7月13日 |
「ひとりぼっちじゃない」 coba&宮沢和史 |
ラティアス ラティオス |
神田うの 釈由美子 グッチ裕三 |
通算 | タイトル | 公開日 | 主題歌 | ゲスト ポケモン |
ゲスト声優 |
---|---|---|---|---|---|
6 | 『七夜の願い星 ジラーチ』 『おどるポケモン秘密基地』 |
2003年 7月13日 |
「小さきもの」 林明日香 |
ジラーチ グラードン |
牧瀬里穂 パパイヤ鈴木 |
7 | 『裂空の訪問者 デオキシス』 | 2004年 7月17日 |
「L・O・V・E・L・Y ~夢見るLOVELY BOY~」 Tommy february6 |
デオキシス レックウザ |
上原多香子 ベッキー |
8 | 『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』 | 2005年 7月16日 |
「はじまりのうた」 PUFFY |
ルカリオ ミュウ |
岡江久美子 菊池桃子 ベッキー キングコング (西野亮廣・梶原雄太) |
9 | 『ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ』 | 2006年 7月15日 |
「守るべきもの」 Sowelu |
マナフィ カイオーガ |
藤岡弘、 眞鍋かをり ベッキー ホリ |
通算 | タイトル | 公開日 | 主題歌 | ゲスト ポケモン |
ゲスト声優 |
---|---|---|---|---|---|
10 | 『ディアルガVSパルキアVSダークライ』 | 2007年 7月14日 |
「be with you ~いつもそばに~」 サラ・ブライトマン |
ディアルガ パルキア ダークライ |
石坂浩二 山本耕史 加藤ローサ ロバート (山本博・秋山竜次・馬場裕之) |
11 | 『ギラティナと氷空の花束 シェイミ』 | 2008年 7月19日 |
「ONE」 Crystal Kay |
ギラティナ シェイミ レジギガス ディアルガ パルキア |
中村獅童 南明奈 TIM (ゴルゴ松本・レッド吉田) Crystal Kay |
12 | 『アルセウス 超克の時空へ』 | 2009年 7月18日 |
「心のアンテナ」 中川翔子 |
アルセウス ヒードラン ディアルガ パルキア ギラティナ |
美輪明宏 高嶋政宏 北乃きい ロバート (山本博・秋山竜次・馬場裕之) |
13 | 『幻影の覇者 ゾロアーク』 | 2010年 7月10日 |
「アイスクリーム シンドローム」 スキマスイッチ |
ゾロアーク ゾロア セレビィ ライコウ エンテイ スイクン |
陣内孝則 塚本高史 加藤夏希 |
通算 | タイトル | 公開日 | 主題歌 | ゲスト ポケモン |
ゲスト声優 |
---|---|---|---|---|---|
14 | 『ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』 | 2011年 7月16日 |
「宙 -そら-」 Every Little Thing |
ビクティニ ゼクロム |
水樹奈々[1] 高橋英樹 谷原章介 つるの剛士 石原さとみ 大地真央 |
『ビクティニと白き英雄 レシラム』 | 「響 -こえ-」 Every Little Thing |
ビクティニ レシラム |
|||
15 | 『キュレムvs聖剣士 ケルディオ』 『メロエッタのキラキラリサイタル』 |
2012年 7月14日 |
「Memories」 ローラ |
キュレム ケルディオ コバルオン テラキオン ビリジオン メロエッタ |
高橋克実 夏菜 ローラ |
16 | 『神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』 『ピカチュウとイーブイ☆フレンズ』 |
2013年 7月13日 |
「笑顔」 いきものがかり |
ゲノセクト ミュウツー ニンフィア イーブイ |
高島礼子 平成ノブシコブシ (吉村崇、徳井健太) 前田敦子 |
タイトル | 公開日 | 主題歌 | ゲスト ポケモン |
ゲスト声優 | |
---|---|---|---|---|---|
17 | 『破壊の繭とディアンシー』 『ピカチュウ、これなんのカギ?』 |
2014年 7月19日 |
「夜明けの流星群」 SCANDAL |
ディアンシー ゼルネアス イベルタル クレッフィ |
三田佳子 足立梨花 中川家 (中川剛、中川礼二) 内田篤人 渡辺麻友 |
18 | 『光輪の超魔神 フーパ』 『ピカチュウとポケモンおんがくたい』 |
2015年 7月18日 |
「Tweedia」 安田レイ |
フーパ グラードン カイオーガ レックウザ アルセウス |
藤原竜也 篠原信一 山本美月 |
19 | 『ボルケニオンと機巧のマギアナ』 | 2016年 7月16日 |
「ポストに声を投げ入れて」 YUKI |
ボルケニオン マギアナ |
市川染五郎 松岡茉優 あばれる君 |
通算 | タイトル | 公開日 | 主題歌 | ゲスト ポケモン |
ゲスト声優 |
---|---|---|---|---|---|
20 | 『キミにきめた!』 | 2017年 7月15日 |
「オラシオンのテーマ ~共に歩こう~」 [2] 林明日香 |
ホウオウ マーシャドー |
本郷奏多 佐藤栞里 古田新太 |
21 | 『みんなの物語』 | 2018年 7月13日 |
「ブレス」 ポルノグラフィティ |
ルギア ゼラオラ |
芦田愛菜 川栄李奈 濱田岳 大倉孝二 野沢雅子 |
22 | 『ミュウツーの逆襲EVOLUTION』 | 2019年 7月12日 |
「風といっしょに」 小林幸子&中川翔子 |
ミュウツー ミュウ |
市村正親 小林幸子 レイモンド・ジョンソン |
23 | 『ココ』 | 2020年 12月25日 |
「ただいまとおかえり」 木村カエラ |
ザルード セレビィ |
上白石萌歌 中村勘九郎 |
掲示板
38 ななしのよっしん
2024/08/23(金) 15:26:18 ID: GJ+TcaZE9p
むしろ逆で劇場版はTVシリーズやゲームとの連動を軽視しすぎた
結果TVシリーズや原作の客を呼び込めなくなって終わった
レギュラーやポケモンの扱いが年々悪くなってしまいにはキミきめで全て消され
最後の方はゲストが主人公みたいでずっとなんのアニメを見せられてるの?って空気
完全に劇場版の一人負け
同じオリキャラでも初期やリコロイ編のやゴウたちは一発でポケモンのキャラクターだとわかるんだけどなんかキミきめ以降のオリキャラってキャラデザがポケモンというよりはどこか別のアニメから連れてきたような違和感
39 ななしのよっしん
2024/10/27(日) 16:04:59 ID: Fv/HxRbXVg
いやまぁテレビシリーズとの連動を軽視するのはしょうがないというか
テレビアニメとの連動を明らかに切った路線に突き進んでるゲームが成功してるし
実際サトシとピカチュウ以外のレギュラーキャラ完全にリセットしたキミ決めと皆の物語はXYの頃よりも興行収入高かったんだから
少なくとも数字だけ見れば「テレビシリーズとの連動で呼び込める客」よりも「テレビシリーズとの連動を切ってから来た客」の方が多かったのは事実ではあるよ
その後のテレビシリーズがどうなったかというとそこまで食いつないでたサトシがクビになるわ世界観もリセットして新シリーズ突入してるわで
劇場版一人負けってことはないんじゃないかな普通にサトシシリーズと一緒に一蓮托生で終了したというか
40 ななしのよっしん
2024/11/13(水) 08:07:52 ID: fDBKLe/a2H
キミ決め以降の映画の地味な問題ってもはやサトシがキャラクターとしての連続性すら放棄してしまったことだと思う
テレビシリーズはリセットとか揶揄されようが少なくとも作り手側は連続性を意識するような作りを維持していたけど、
キミ決め~ココのサトシはもはやサトシという概念だけが形になっている感じで個のキャラクターとは思えない代物になってる
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最終更新:2024/12/26(木) 20:00
最終更新:2024/12/26(木) 20:00
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