メグとばけものとは (メグトバケモノとは) [単語記事]

少女が泣くと世界が終わる

メグとばけものとは、Odencatから発売されたアドベンチャーRPGである。

概要

『くまのレストラン』で知られるOdencatが、初めてスマートフォンを経由せず、ダイレクトにPC＆コンシューマ向けにリリースした、無敵の化け物が少女を守りながら進むRPG。

魔物であるロイが、魔界に迷い込んだ人間の少女・メグが泣かないよう庇いつつ、時にはおもちゃで機嫌を取りながら、母親のもとへ帰すため冒険していく。

ロイは初期HPが99999とカンストしているなど最強だが、彼にダメージが入ると、それを見たメグの心が傷つき、彼女の精神力ゲージが0になるとゲームオーバーになってしまう。

練りこまれたストーリーに個性豊かなキャラクター、飽きのこないゲームシステムが備わり、インディーズゲームながら完成度の高さは折り紙付き。

GBA後期作品のような心温まるグラフィックと、『モンスターハンター3』などで活躍した裏谷玲央氏が全曲を担当した、「どんなゲーム音楽よりゲーム音楽している音楽を目指した」というBGMも評価が高い。

雑に言えば『モンスターズ・インク』と『UNDERTALE』を合わせたような作品。

切なさや刺激を内包した心温まる一つの映画のようなゲームで、5時間ほどで終わるなどボリュームはないものの、一本道ながらどんでん返しもあって濃密な時間を過ごせる。