レックス(聖戦の系譜)とは (ドズルノイイオトコとは) [単語記事]

『レックス』とは、『ファイアーエムブレム聖戦の系譜』に登場するいい男斧騎士である。

概要

CV.浪川大輔(ファイアーエムブレムヒーローズ)

グランベル王国六公爵家が一つ、ドズル公国当主ランゴバルトの次男坊で、兄ダナンとは異母兄弟。
強欲な父や兄と違って飄々とした正確なためか、ドズル家では変わり者扱いされているらしい。親友のアゼルと共にシグルド軍に加勢する。
経験値が2倍になる「エリート」のスキルを持っており、削りながらレベルを上げられるので育てやすい。
また、聖戦士ネールの傍系ということもあって守備成長率が高く、キュアンと同じように走る壁として使うことができる。
ただし攻撃面のスキルを持たず普通に育てると一発屋なので、下に記述してある勇者の斧イベントは是非発生させておきたい。

ドズルのいい男

ゲーム中でアレな表現はあまりないが(初登場の時アゼルに少々ホモ臭いセリフを吐くくらい)、オールバックで正面向きというビラク似のカメラワークに加え、スキルに待ち伏せを所持してる事も相まって、彼もまたいい男と呼ばれることが多い(通称「ドズルのいい男」)。その被害を最も被ったのは彼の親友のアゼルに他ならない。
取り分け発売当時のコミックアンソロジーでは多くの作者にネタにされており、アゼルに求愛する彼の姿が頻繁に描かれていた。その影響が今に繋がっているとも言えるであろう…。

なお、父親のランゴバルトは熊先生似の容姿である。

金の斧、銀の斧

行軍中にヴェルダンの湖で鉄の斧を落としてしまい、そこで湖の女神に出会う。
「あなたが落としたのは金の斧ですか、銀の斧ですか？」と聞かれるが、正直者の彼は素直に鉄の斧と答えて勇者の斧を手に入れることとなる。後に女神とはシレジアで再会したとかしないとか。(この一連のイベントはファミリーコンピュータマガジンという雑誌のウソテッククイズが元となっているとの事)
普通にプレイしているとまず行きそうにない場所なので初見で入手できた人はほとんどいないと思うが、レックスの戦闘力が大きく変わる重要なイベントである。

勇者の斧は2回攻撃ができ、しかも斧にしては軽いという優秀な武器である。
単発の攻撃力はやや低めだが、レックス自身の力が十分にあるためさほど問題はないだろう。
これがあるかどうかで２章以降の槍騎士たちとの戦いの難易度が大きく変わるので忘れずにとっておくこと。
ゲーム前半で他に斧を装備できるキャラはクラスチェンジ後のアーダン・ラケシスのみなので、実質レックス専用装備となることも幸いと言える。
★を稼いでおけば大いに活躍できるが、後半のユニットには引き継げないため6章の敵から奪ってヨハンorヨハルヴァに渡すことになる。

父親として

個人スキルに「エリート」「待ち伏せ」(HP半分以下になると常に先制攻撃)を持ち、聖戦士の血を引いているため成長率も高いので、父親候補としてなかなか優秀。アーダンのほぼ上位互換となる。

堅い剣士を作れるアイラ、成長させにくい子供にエリートが有難いシルヴィア、怒り＋待ち伏せで面白い運用のできるティルテュとのカップリングが多い。
シーフであるパティの育成期間を短縮でき打たれ強さも得られるブリギッドも悪くないだろう。
どちらのスキルも有用だが、これだけでは攻撃面で厳しいものがあるので戦闘に役立つスキルがついている子か戦闘にあまり参加しない子を選んでおきたい。
アイラ・ティルテュとは恋人会話もある。

エーディンの息子であるレスターと容姿が似ており(青髪オールバック)不倫疑惑が囁かれることがあるが、実際に父親になると追撃がないのでイマイチ使いにくい。

ファイアーエムブレムヒーローズ

アゼル、マーニャ、フュリー、ディートバとともに実装。兵種は斧騎兵。

原作同様物理防御に秀でた性能となっており、物理攻撃に対して非常に堅牢だが、魔防は紙。
武器は原作の泉エピソードを反映した「女神の斧」で、ラインハルト(剣)やアーダンの専用武器同様、常時2回攻撃に加え、守備+5もつく強烈な効果だが、速さに加え魔防も-5されてしまうのがネック。
武器効果も踏まえると守備43ととんでもなく硬いが、魔防はわずか14と最低クラス。そのためアーダン同様、対物理に特化した性能になっている。

スキルはHP満タンなら攻撃・守備+5する代わりに戦闘後1ダメージする「攻撃守備の渾身」と、原作の「エリート」を再現してか、生存時、味方斧ユニットは経験値が2倍になる「斧の経験」を持つ。
ちなみに原作で覚えていた「待ち伏せ」は習得していないのでロンクーなどから継承する必要がある。剣ラインハルトの方でも触れられているが、うまくHPが削れると高火力の2回攻撃が常に先制で飛ぶ状況を生み出せるので実用性は抜群。ただしHP満タンが条件の「攻撃守備の渾身」とはどうやっても噛み合わないので注意。