魔神の金槌とは (マジンノカナヅチとは) [単語記事]

魔神の金槌（まじんのかなづち）とは、ゲーム『ドラゴンクエストシリーズ』に登場するアイテムである。

概要

初登場はDQ4。他はDQ5～DQ7、DQ9、DQ10でありその入手法や効果は、各作品ごとに微妙に異なるが概ね通常攻撃の命中率を下げる代わりに会心の一撃を繰り出せる確率（会心率）を通常に比べ大幅に上昇させることは共通している。
例えば、DQ4～DQ7は攻撃の命中率を約38％（通常時の3分の1）と極端に低下させる代わりに命中すれば必ず会心の一撃になる。
（しかしDQ7やDQ4では呪われているために一度装備すると外すのに特定の手段をとる必要があり、装備を変更するのが面倒になる。手段や機種によっては消滅してしまう場合もあるので注意）
DQ9ではなんと、命中率がすこし低下するが会心の一撃の確率は変わらないというデメリットだけが目立つ仕様となった。DQ10でも命中率が低下する代わりに会心の一撃の確率は上がるもののDQ4～DQ7ほどではない。

一見、使いづらさだけが目立つ武器だが会心率の高さを生かして、DQ4とDQ5では主に撃破法が乏しいメタル系モンスターを倒すのに重宝された（ただしほぼ一品モノ）。稀にRTAや低レベルクリアにおいて自軍の火力不足を補ったり敵の自動回復能力を打ち破ったりするのに使われることもある。

しかしDQ6以降は、魔神の金槌と同じ効果を持つ特技である魔神斬りや雷光一閃突きなどの出現により、その価値は大きく下がった（DQ6では、気合溜めとの組み合わせで確実に会心の一撃を出せる裏技があるが使えるかと言えば微妙）。

ちなみに、入手方法はDQ6・DQ9・DQ10（・リメイク版DQ5）は店売りでありDQ7はカジノやモンスターのドロップである。またDQ4とDQ5ではダンジョン内で拾えるが上述の通り一品モノである。

類似品として破壊の剣や魔神の斧、メガトンハンマーなどがあるが、そのほとんどは会心率は魔神の金槌に大きく劣り命中率は通常の武器より劣るという中途半端な仕様であるため扱いづらく敬遠される傾向にある。