WHITE ALBUMとは、1998年にLeafから発売された美少女ゲームである。
2009年1月~3月、同年10月~12月の2期に分けてTVアニメ版が放映。また、2010年6月24日にPS3への全年齢移植版が発売された。
1998年5月1日に、Leafブランドのゲームとして株式会社アクア(現アクアプラス)※1から発売された(定価8,800円)。
※1:製品には「販売 株式会社アクア」と記載されているが、ファンクラブへ入会するための同封の振込用紙には「株式会社アクアプラス」と記載されている。
ゲームシステムはパラメータ型の恋愛シミュレーション。11月1日から2月28日までの4ヶ月間で、ヒロインたちと親密な関係になることを目的としている。 ……と書くとごく一般的なギャルゲーのようだが、このゲーム、主人公に最初から恋人がいる、という点が今までの美少女ゲームとは一線を画していた。メインヒロインである由綺以外を選ぶと、必然的に由綺を振らねばならないという、浮気ゲーのはしりだったわけである。シナリオを担当した原田宇陀児の心理描写もあって、いくつかのシナリオでは非常に心の痛むゲームとなり、『To Heart』のほのぼの青春学園路線で爆発的に増えたLeafファンにショックを与えた。本作の主人公である藤井冬弥は、『君が望む永遠』の鳴海孝之の登場までヘタレ主人公の代名詞的存在として扱われることになる。また、目当てのヒロインと会えるかどうかがかなりランダムに左右されるシステムが多くのプレイヤーを苦しめた。
大ヒット作である『To Heart』と『こみっくパーティ』の間に挟まれる格好となり、またいささか時代を先取りしすぎた内容から、Leaf全盛期の作品の中でも扱いは地味であったが、発売から11年を経ての移植とアニメ化決定により再評価が期待される作品である。
先に発売されたアクアプラスのPS3作品「ティアーズ・トゥ・ティアラ」と同じく、シナリオ以外は完全に作り直されており、移植というよりはリメイクと言うべきものになっている。(キャラクターデザインはPC版と同じくカワタヒサシ氏)
リメイクにあたっての特色として、モーションポートレート技術の採用により、いわゆる「立ち絵」がカワタ氏のイラストそのままにアニメーションし、さまざまな仕草が表現されている。
急上昇ワード改
最終更新:2024/05/03(金) 05:00
最終更新:2024/05/03(金) 05:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。