『思慮するゾンビ』とは、2010年6月5日に投稿された、FICUSEL(ゾンビP)作詞・作曲の初音ミクオリジナル曲である。
概要
FICUSEL(ゾンビP)のVOCALOID処女作。PVの絵はネコノミミコが担当。独特な調教と精緻な音楽から織り成される世界観が見る人を魅了し、投稿直後から各所で話題を浚った。
PVのミクは空也上人
像をモチーフにしている。空也上人は鹿を大事にしていて、その鹿が殺されてしまった際に深く悲しみ、その毛皮で衣を作って角を杖の頭につけ念仏を唱え歩いたと言われている。現存する空也上人像からもその姿が伺える。
似ているがせんとくんではない。
なお、タイトルである「思慮するゾンビ」は"哲学的ゾンビ"からきていると思われる。一般的に哲学的ゾンビは思索の為の架空の存在として規定されており、一見普通の人間と全く同じに見えて、実際は楽しさも哀しみも苛つきも甘いのも寒いのも全く感覚として持たない、一切の現象的意識を欠いた存在のことを指している。
詳しくはwikipedia
などを参照されたし。
歌詞
"空" 通過してゆく言葉
"星" 意味はメモリにあるよ
ここにはない何か
問いかける 空のクオリア
歌、流れ込んだ言葉に
意味、のせてゆくプログラム
閉じた因果の中
そっと潜む 自由な意識
今日、電流が朝を告げ
ログ、過去を作り始める
時間が動き出す
私には記憶が宿る
居ると思っている
私は何処に在るんだろう
関連項目
関連リンク
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