『ハカイジュウ』とは、月刊少年チャンピオンにて連載されている漫画である。作者は本田真吾。既巻10巻。以下続刊。
あらすじ
東京都立川に住む鷹城陽(たかしろ あきら)は高校2年生。彼は幼馴染の久藤瑛士(くどう えいじ)と共にバスケットボール部に所属していた。昼休み、体育館で練習を始めようとすると突然巨大な地震が襲い、気を失ってしまう。目が覚めると、謎の生物と夥しい数の生徒の死体が転がっていた。
概要
※以下の記述はネタバレを含みます。
立川駅周辺を舞台に、突如現れた人を食らう謎の生物とそれに必死に立ち向かう人々を描く。人が次々と殺されていくためグロテスクな描写が非常に多い。
「優しく正義感のある男が主人公」「思いを寄せている女性がいて、離れ離れになっている」「避難所に集まった多種多様な人々、そして緊張状態による狂気」「毎回主人公及びヒロインは間一髪で逃げ切る」「ヘリコプター」などなど、パニック映画のセオリーをこれでもかと踏襲しており(一部例外もあるが)、その筋の話が好きな人にはたまらない作品となっている。
巨大な生物が街に突然現れる展開やその圧倒的な戦闘能力、軍が何らかの関与をしていると考えられるストーリーは、映画「ミスト」や「クローバーフィールド」からヒントを得ているのではないかと思われる。
「ここから逃げたら俺、○○するんだ」など今時珍しい分かりやすすぎる死亡フラグを立てるキャラがいるなど次に死ぬキャラを容易に予測できるため、読む際は次に誰が死ぬのかを考えながらページをめくることを勧める。おそらくほぼ当たるだろう。
特殊生物について
作中では「バケモノ」「特殊生物」としか呼ばれておらず、作品のタイトルである「ハカイジュウ」がこれなのかは現在のところ不明。姿形は多種多様であり、生まれたばかりの人間とほぼ同じ大きさのものから、高層ビルよりはるかに大きいものまで様々。共通点は人を食べることだけであり、種類が違うものは餌や縄張りを求めて争うこともある。また数メートル程度のものでも力は強靭であり、相当の武器とそれを扱えるだけの筋力、あるいは銃火器などの近代兵器が無い限りほぼ太刀打ちできない。
政府は何らかの理由によりこの生物をサンプルとして持ち帰りたがっている。
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関連項目
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