単語記事: 巡音ルカV4X

編集


言葉一つひとつの表情付けをしながら、
加減を滑らかに操作可
甘い吐息から、ガナリまで実現するバイリンガルシンガー


巡音ルカV4Xとは

2015年3月19日クリプトン・フューチャー・メディアより発売されたVOCALOID4製品である。
クリプトン・フューチャー・メディアからリリースされたVOCALOID2キャラクター・ボーカル・シリーズ巡音ルカ」の アップグレード版であり、 キャラクターイメージクリプトン社のほかの VOCALOID3と同じくiXima氏による。


概要

2009年1月30日VOCALOID2での巡音ルカリリースから、6年の歳を経てついにアップグレード迎えることとなる。 クリプトン社よりリリースされる初のVOCALOID4製品であり、従来のVOCALOIDにはなかったさまざまな機を備える。

ライブラリの元となるボイスマテリアルV2巡音ルカから引き続き声優浅川悠が担当する。予約が2014年11月20日より公式サイトにて開始された。販売形態としてはパッケージ版(DVD-ROM3枚組)とダウンロード版、どちらも用意されている。 対応OSとしては、ボーカルエディターである「piapro studio」にてWindowsMac OS Xのどちらにも対応するハイブリッド仕様。なお、Mac OS Xにはダウンロード販売のみ対応している。優待販売も行われている(後述)。

収録ライブラリ

の二つ、クリプトン社のほかのV3製品にべて控えめに思えるかもしれない。しかし、後述するE.V.E.C. (Enhanced Voice Expression Control)と呼ばれる機により、Appendのように多くの歌ライブラリを搭載するという手段とは別の方法で、 25GB(インストール時には30GB以上)の容量を擁するほどのさまざまな歌を実現することが可VOCALOIDとなっている。

また、同梱ソフトとして、

が付属し、巡音ルカV4Xを購入すれば、それのみで基本的な音楽制作ができるような構成となっている。


「V4X」の由来

今回アップグレードにあたり、名前に「V4X」の銘が付された。その由来は「V4」はもちろんVOCALOID4からであるが、一方、「X」の由来の方は開されたこのデモムービーにて明かされた。


巡音ルカ V4X
  • X:eXpressionの略=表情豊かなこと
  • X:eXtendedの略=拡されていること
  • X:未知 である場合にとりあえず付けられる名前

このように、更に表現の可性を大きく広げる巡音ルカを、端的に表すに相応しい文字として「X」の1文字が選ばれることとなった 。


音声ライブラリ

巡音ルカV4Xは複数の歌ライブラリVOCALOID4での新機に加えて、上述したクリプトン社独自の機 「E.V.E.C.」により非常に豊かな表現が可となる。日本語ライブラリ英語ライブラリともに2つずつ存在し 、 それぞれ対になる形。一つのライブラリで幅広い歌を実現できるようになり、まさに「Appendとの決別」とも言うべき形になっている。

V4Xの機解説は公式ページに加えて、こちらも参考にされたし。
ボーカルエディター Piapro Studio(ピアプロ・スタジオ) | クリプトン

以下に述べるE.V.E.C.及びVOCALOID4としての機クリプトン社製のボーカルエディタpiapro studio」にて操作可となる。ただし、通常のエディタ上でも対応した音素を入することでE.V.E.C.機活用できる。


日本語データベースセット

得意なテンポ50170BPM / 得意な音域:E2〜F4

日本語データベースとしては4つのデータベース(以下DB)が搭載される。なお、E.V.E.C.機が実際に搭載されるのは日本語データベースセットのみ。

また、この2つのDBのほかに後述のクロスシンセシス向けの日本語DBがさらに2つ搭載される。この2つのサブDBは上記のDBと違い、E.V.E.C.が最小限(=Voice Releaseのみ)拡されたものであるとのこと。こちらもそれぞれHardSoftが存在する。これらのDBが追加されることの利点を後述のVOCALOID4の機と合わせて述べる。

 

E.V.E.C.機能

日本語ライブラリには更にE.V.E.C.と呼ばれるクリプトン社独自の機が搭載される。E.V.E.C.とは"Enhanced Voice Expression Control"の略であり、そのまま訳すと「強化された音表現の制御」となる。このE.V.E.C.により上記の2つの日本語ライブラリは更に多な表現が可となる。

具体的にはE.V.E.C.とは歌を拡するためのいくつかの機群のことであり、この機により今までの VOCALOIDでは難しかった細かい歌の表情づけ(=Voice Color)、吐息の抜き方の調整(=Voice Release)、子音の補強(=子音拡)が可となる。piapro studioエディタ上にて各ノート(音符)に対して設定する機になるが、通常のVOCALOID4エディタ上でも発音記号定によって操作は可

今までの複数歌ライブラリを搭載するのみのVOCALOIDでは、歌ライブラリを切り替えることで表情づけなどを行おうとしても、やはりそこは異なる歌ライブラリなので違和感が出てくる部分もあった。しかしこの機では、 一つの歌ライブラリ内でも歌の調整ができ、シーレスでより自然な表現が実現できる。さらに、後述のVOCALOID4の機クロスシンセシスとも組み合わせることも可となっている。なお、Voice Color, Voice Releaseは直接設定ウィンドウを開かずともAltキー(MacではCommandキー)を押しながらそのアイコンクリックすることで、スムーズに変更可。複数のノートを同時に選択して一括で設定を変更することもできる。

一見複雑そうに思えるかもしれないが、piapro studioGUIには様々な工夫が施されており、従来のVOCALOIDに近い感覚で、簡単に楽しく操作できるそうだ。

この紹介記事によってE.V.E.C.の適用の仕方、そしてどの機をどう適用するとどのような歌い方になるのかがデモフレーズとともに解説されている。⇒巡音ルカV4X紹介 第1回 : 「E.V.E.C.」の基本操作 - SONICWIREブログ

Voice Color

Voice Colorでは歌の中の音符の一つ一つに対しての表情づけができるようになっている。以下に記す複数の色を音符に定することにより、1つのライブラリの中でより幅広い歌が実現することができる。同じ歌ライブラリ上の歌なので、異なる色を定しても自然な歌になる。実際にはこの機においては、音の音素をそれぞれの色に対応するものに変更し音声合成することで表情づけを行っている。実質、複数の日本語ライブラリのそれぞれに以下の色が存在するので、その組み合わせは実に多種多様となる。さらに、後述のサブDBクロスシンセシスの併用により、その表情づけの程度が自由に調整することが可

以下の9種のVoice Colorがあり、それぞれ【弱音】、【通常音】、【強音】、【特殊音】とカテゴライズされている。

Whisper 【弱音】ささやき Soft 【弱音】ソフトで優しい
Husky 【通常音】息の多いハスキー Native 【通常音】ルカV2の音成分による
Power 1 【強音】大きい Power 2 【強音】りの有る強い
Cute 【特殊音】らしい Dark 【特殊音】口を閉じ気味の暗い
Falsetto 【特殊音】

Voice Release

Voice Releaseとは尾の吐息の抜け方を定することができる。それにより従来のコントロールパラメータを調整するのとはまた異なるニュアンスを添えられ、言葉のあとに吐息を含むような温かみのある表現が可となる。

尾の吐息だけ?と思うかもしれないが、実際にVoice Releaseが適用された歌を聴いてみれば、この吐息が歌の印に大きく影を与えることは分かってもらえるだろう。関連リンクにある「巡音ルカV4X」機紹介記事の第3回によれば、ステーショナリー音素(発音が一定に保たれている部分の音素)が関わる歌の音色よりも、息を抜くときの一リリースの音色の方が生のに近い雰囲気となるという。これを体現するVoice Releaseは、ある意味では巡音ルカの中で最もボイスアクター浅川氏らしい色になっているそうだ。

上記の各Voice Colorに対して以下の2種類のVoice Releaseあるので、Voice Colorが「なし」に対するものも含めてVoice Color10種×2=20種類のVoice Releaseが存在する。また後述のクロスシンセシスと併用することで独特なサウンド調整が可

子音拡張機能

この機は子音を重複させることでその補強が可となり、従来のベロシティの調整にべてより効果的に子音について調整できるようになる。例えば、滑舌を良くすること、強調したい発音を調整すること、発音にタメをつくることなども簡単にできるようになり、わかりやすい発音をより追求できるようになる。子音反復回数を「なし」、「x2」、「x3」、「x4」の4段階から選択できる。


英語データベースセット

得意なテンポ50170BPM / 得意な音域:G#2〜C4

英語データベースとしては以下の2つが搭載される。初の複数の英語データベースをもつVOCALOIDとなり、元祖バイリンガルVOCALOIDとしてのアイデンティティも引き継がれていると言える。


VOCALOID4としての機能

また、上述以外の機にもVOCALOID4が本来持つ機ももちろん巡音ルカV4Xにも適用可。それらの機 とE.V.E.C.、複数のライブラリを組み合わせることで、 表現の幅は更に拡大していく。例えば、日本語ライブラリHardSoft及びサブDBが存在するが、クロスシンセシス機を用いればE.V.E.C.のVoice Colorによる変化に加えて、さらにクロ スシンセによりHardSoft、サブDBの各DBの中間の歌も実現でき、より深く歌追求していくことが可となる。

グロウル
今までのVOCALOIDではエフェクタなどを使用しなければできなかったいわゆる"がなり"が可コントロールパラメータとして操作でき、単純なグロウルのみではなく歌の表情づけとしても用いることができる。なお、定したVoice Colorに応じてグロウルの印が変化するらしい。
クロスシンセシス機
2つの異なるライブラリの歌を設定して、それらをなめらかに混ぜることができる機グロウルと同様に、コントロールパラメータとしてその混ざり具合を操作。厳密には、元として設定した歌ライブラリ(プライマリシンガー)を、もう一方のライブラリ(セカンダリシンガー)の歌に近づけていく形となる。E.V.E.C.で設定された音色にも有効とのこと。なお、選べる組合せは同じ言ライブラリ同士のみとなる。
ピッチレンリング
ピッチビブラートの掛かり具合を実際に視認できるグラフがエディタ上に描画される。グラフのカーブを確認しながらピッチビブラートが調整できる。piapro studio上では、独自機リアルタイムピッチレンリングとして、ピッチノートの変更を行ったときに自動的にそのグラフを更新する機が搭載される。だけなく、視覚においても歌唱について確認できるようになった。
ピッチスナップモード
従来ではVOCALOIDの合成エンジンが自動で制御していたピッチカーブオフにすることで、音程が時に切り替わることとなり、VOCALOID曲でもよく見られるロボットっぽいケロケロボイスのようなを実現できる。任意の時間でこの機on/offを切り替えることが可で、部分的に機械的なケロケロボイスに設定することもできる。

VOCALOID4としてのこれらの機piapro studioからの操作が可となっている。

E.V.E.C.なしのDBとクロスシンセシスについて

巡音ルカV4XにはE.V.E.C.フル対応のHardSoftのDBに加えて、標準色にVoice Releaseが追加されたのみのDBHardSoftにそれぞれ存在する。この4つのDBにより何が可かというと、クロスシンセシスと組み合わせることで「Voice Colorの段階的な調整」が可になる。

つまりは、本来onかoffの切り替えが出来るのみであったVoice Colorであるが、「E.V.E.C.フル対応のDBの各Voice Colorを適用した」と「Voice ColorなしDBの標準の」をクロスシンセシスにより混ぜることで、Voice Colorと標準のの割合を変更、すなわちVoice Colorによるの表情付具合がクロスシンセシスのコントロールパラメータを通して自由に調整することが可となる。

詳細はこちらの記事を参照→「巡音ルカV4X」紹介 第4回:全6種類のデータベース構成について - SONICWIREブログ

キャラクターイメージ

キャラクターイメージクリプトン社の他のVOCALOID3キャラクターイメージも担当しているiXima氏が担当した。

全体のイメージ公式サイト[2]開されており、またクリプトン社によるニュース記事[3]ではそのキャラクターイメージロゴダウンロード。そして、背面のスケッチが巡音ルカV4X制作プロデューサーのwat氏のTwitter[4]にて開されている。 なお、この背面のスケッチは正式な設定資料画像が準備中のこと(2014年11月24日現在)。

巡音ルカV4Xは、他のクリプトン社のVOCALOID3のように従来のイメージを概ね踏襲したものではなく、VOCALOID2巡音ルカイメージから大きく異なるキャラクターイメージとなった。これは単純にVOCALOID4への対応のためのバージョンアップではなく、名前に付された「X」のごとく、より表現豊かに、そして更なる拡したことに対応するものだろう。

大きなデザインの変更点

など

V2の巡音ルカの衣装を彷彿させる装飾

なお間違い易いかもしれないがコルセットは透けていない(→参照 )。 その自慢の胸も相変わらないご様子。

公式サイトの下部にある「その他」の項にて、2つのイラストロゴ衣装の設定資料をまとめたzipファイルダウンロードできる。


経緯

この項では巡音ルカV4Xをとりまくこれまでの流れを記す。VOCALOID2巡音ルカリリースされてから巡音ルカV4Xまでの約6年間のうち、新バージョン巡音ルカに関することを追って述べていく。


幻の「巡音ルカAppend」

まずは「巡音ルカリリースの翌年、2010年にまで遡る。その年の4月に「初音ミクAppend」、12月に「鏡音リン・レンAppend」が相次いでリリースされ、同じCVシリーズである巡音ルカAppendへの期待も自然と高まっていった。当時はwat氏のTwitterにおける巡音ルカAppendについての情報も散見されており、また、翌2011年9月下旬リリースのコンピアルバム「VOCALOID民族調曲集」では2曲のボーカルに、及び翌2012年1月中旬リリースのコンピアルバム「VOCALO APPEND feat. 初音ミク」では1曲のボーカルに「巡音ルカAppendβ」が使用されていた。

しかし11年10月ヤマハから次期VOCALOIDエンジンである「VOCALOID3」がリリースされてから「VOCALOID2」での新DB発売は全くなく、V2開発中だったとみられるルカAppendの先行きも心配されるようになった。さらに翌2012年5月にはwat氏より、ルカの新バージョンが英語の費用対効果面で難航している旨の発言もあり、様々な憶測が流れた。

鏡音リン・レンAprend発売以後の2年間、巡音ルカを含むクリプトン社のVOCALOID立った動きがないまま、2012年12月に「KAITO V3」と「piapro studio」が発表、翌2013年2月に発売となる。同じV1サポート切れまで1年余りMEIKOもV3化待ったなしの状況に加えて、初音ミク英語版の話も出てきていた中、当時は巡音ルカバージョンについての前向きな情報は見当たらなくなっており、いつリリースされるのか、どころか、そもそも実現するのかという不安さえ広がっていった状態であった。


巡音ルカのV3化に対する言及

巡音ルカバージョンにおける重要な転機の1つとして2013年07月24日に催されたVOCALOID新製品発表会が挙げられる。

このような状況において、この発表会はまさに吉報そのものであった。ヤマハからVOCALOIDMac対応、そしてクリプトンから初音ミクMEIKOのV3化などが発表される中、伊藤社長からクリプトン社のキャラクターは全てMac対応及びV3化を行う」とのアナウンスがなされた(→生放送当該時間へ)。V3リリース以降では初めての、公式によるルカバージョンへの前向きで明確な言及であった。

同年の11月上旬には開発担当のwat氏よりルカの新DBの話題が出始め、下旬にはルカの新バージョン調整が進んでいるという内容のツイートがあり、以後「新ルカ」に対するユーザーファンの期待がついに現実味を帯びていく形となった。


巡音ルカ新バージョン開発の本格化とAppendとの決別

そして更に2014年1月30日VOCALOID2巡音ルカリリースされてから5周年の節を迎えたその日、巡音ルカバージョンティザーサイト開され、従来のVOCALOID2 巡音ルカ公式ページにも「巡音ルカV3(仮)開発中!」の文字が現れた(現在はV4Xのサイトリダイレクトされるため閲覧不可)。

サイトには「巡音ルカ」のロゴ、「巡音ルカV3(仮)開発中」の文字と、いくつかの予定される特徴が短文でられているのみで、ライブラリの詳細な情報ビジュアル情報などもなく、依然として多くがに包まれたままであった。しかし長らく、来年こそは、来年こそはと、巡音ルカバージョンを待ち望んできたユーザーファンにとっては、このニュースは福音とも言えるべきニュースであった。その日が巡音ルカ5回誕生日であったこともあり、各所では大いに沸いた。

2月の「MEIKO V3」発売直後、2010年のミクAppend以降の多DB展開はMEIKOで最後とする方針が明らかとなった。wat氏の開発状況ツイートなどから、当初Appendとして開発されたルカの新バージョンAppend(的なもの)ではなく、新たな機実装し、新たなDB構成、そして新たな衣装で、クリプトンVOCALOID未来を切り開く使命を負うことが徐々に明らかになった。10月にwat氏はルカの新バージョンテーマAppendとの決別があったことを明らかにしている。

開発は長期化の様相を見せたが、これだけの情報開を前に巡音ルカバージョンリリースへの疑いの余地はもはや存在せず、これまで長く巡音ルカバージョンを待ったユーザーファンなどはwat氏による地な開発のツイートに期待の眼差しを向けながら見守ることとなる。

ちなみに公式コメントにおいて、ルカの新バージョンは「新ルカ」、「V3(仮)」などのように呼ばれており、常にV3と明確に発言することは避けられていた。そのことから一部では巡音ルカバージョンV3ではない可性への小さな憶測も存在していた。

大々的な情報公開

さらに大きな動きがあったのは同年11月7日のことであった。

この日、ティザーサイトが同年1月30日以来初めて更新され、それまで曖昧な言及に留まっていた「新しい機」が、初めて「E.V.E.C.」として具体的に開された。巡音ルカバージョンの音サンプル(→sound cloudへ)や、現在公式ページにあるキャラクターイメージシルエットの状態ではあるが、この時初めて開された。

翌日発売のDTMマガジン2014年12月号では「巡音ルカV3(仮)」と題された特集が組まれた。内容としてはE.V.E.C.の解説とそのβ版を使用したレビュー、開発についてのインタビューやwat氏とYAMAHA剣持秀紀氏による対談など盛りだくさんの内容であった。

なお、それに先立つ10月9日には、アメリカニューヨークで行なわれたイベントNY Comic con」内のクリプトン社のパネルで、巡音ルカ新バージョンによる英語歌唱のJust Be Friendsと、キャラクターイメージの立ち絵のシルエットが公開され10月10日にはそのシルエットがwat氏のTwitter(→twitterへ)でも開されていた。


「V3(仮)」から「V4X」へ

そして、2014年11月20日に行われたVOCALOID新製品発表会にて、更なる衝撃が訪れる。

まず、YAMAHA剣持秀紀氏によって初めてVOCALOID4の存在が明らかとなったその直後、wat氏が→twitterにて「VOCALOID4ルカ」と明かし、その時までV3(仮)とされてきた巡音ルカバージョンが、VOCALOID4でのリリースとなることが初めて明かされることとなった。

更にwat氏によるプレゼンテーションではこのデモムービーが初めて開され、ムービー内では巡音ルカの新バージョンの正式名称が「巡音ルカV4X」であること、イメージビジュアル、搭載DB2015年2月下旬の発売、価格などが開された。このデモムービー内のイメージソング宮沢もよよ氏が担当している。またティザーサイト更新され、そこではキャラクターイメージ日本語英語ライブラリの詳細、VOCALOID4とも絡めた解説も新たに加えられた。

この新製品発表会におけるwat氏のプレゼンテーションでは途中から浅川悠氏も出演し、他にも開発に関する様々な話も明かされた。例えばこの発表会の時点でV2での音収録の10倍(!)もの収録を行ってたことや、巡音ルカへの浅川氏の思いなどが打ち明けられていた。

また、巡音ルカAppendが実現できなかった理由もられており、それは浅川氏のの特徴が原因だったとのこと。といってもまるっきりネガティブな理由ではなく、浅川氏のは息の成分や抑揚が豊かであり、それに加えて表情が多であったため、Appendのような単一の表情を持つ歌データベースバリエーションを増やすやり方ではその魅カバーしきれないとのことであり、そのような浅川氏のの魅を、合成音声としての魅と加えて、新しい巡音ルカに盛り込んで更に進化させていきたいというような思いがられた。もちろんwat氏はそのtwitterにて以前から「ルカらしさ」という言葉を何度も用いており、それについても十分考慮されているであろう。

リリースに向けて

2015年1月14日にはデータベース制作も終了し期待も高まる中、2015年1月30日巡音ルカリリースからの6周年の日を迎える。

この日、スペックの向上のためということで、リリース3月への延期も告知もあったが、同時に新しい立ち絵や製品パッケージ開、そして英語DBグロウル、及びクロスシンセシスを用い、流星Pの楽曲RIP=RELEASEを用いたCircus-Pによる調デモ開がなされた。

2月8日には札幌にて行われたイベントSNOW MIKU 2015にて、「『巡音ルカ V4X』完成記念トークイベント」が行われ、ニコ生でも中継が行われた。このイベントの2日前には巡音ルカV4X制作がすべて了していた模様。

そして2月13日には、ついに発売日が2015年3月19日であると開された。予約済みのユーザーのもとに発売日決定のメールが送られ、また公式サイトでも3月19日リリースという情報が載せられた。この動画では、みろんPによる「残酷な天使のテーゼ」のカバーでの日本語DBデモが初めて開された。

2月27日には上記のトークイベント開されたものよりもう少し手が加えられたみろんPによる「残酷な天使のテーゼ」のデモソングDTMマガジンのYouTubeのチャンネルにて公開された。

ついにリリースとなる3月に入ると流れは加速していく。3月5日には、日本語DBHARDDB二種(Voice color有り/し)とV4Xに対応した新バージョンpiapro studio無料体験版デモダウンロードとなり、インストールしてから14日間無料で歌ってもらうことができ、その当日にはニコニコ動画にも、いくつかのV4X歌唱の動画投稿された。このデモ版の狙いとして、新しい試みである「V4X」をユーザー実際に体感してもらいたいという。

また3月7日に発売される雑誌「DTMマガジン」の2015年4月号では「巡音ルカV4X 解体新書」と題され、大きく特集が行われる。


関連動画


関連生放送

※これら2つのVOCALOID新製品発表会は視聴期限未定であり、いつでも見られるようになっている。またタイムシフトが見られない場合は以下に示す関連リンクにて発表会の内容が記事になっている。

この放送は、巡音ルカバージョン開発が本格化して以来、初めてウェブサイト及びtwitter以外の映像媒体にて情報開がされた放送。該当する話は1:35:20あたりから。その話の内容はこちら(⇒外部サイトへ)。

2015年2月15日23:59分までタイムシフト試聴可

関連静画


MMDモデル


関連商品

ダウンロード版はこちらのサイトにて案内がされている。⇒VOCALOID | SONICWIRE

現在巡音ルカ V4X」(HARD)とPiapro Studioの特別体験版が利用可。⇒クリプトン | MEGURINE LUKA V4X DEMO(音楽ソフトウエア)


媒体で最初に情報開された「DTMマガジン2014年12月号。

巡音ルカV4Xが大きく特集された3月7日発売のDTMマガジン


幻となった「巡音ルカAppend β」の歌が聴けるCD

優待販売

巡音ルカV4X公式サイトにて通常価格での販売に加えて優待販売も行われており、定のVOCALOID製品[1] をライセンス登録しているユーザーパッケージ版、ダウンロード版のどちらでも優待価格にて購入出来る。優待販売は2014年11月20日から2016年1月19日まで(当初優待販売期間は2015年8月31日までだったが延長された)

詳細はクリプトン社による⇒こちらのニュース記事参照。

関連コミュニティ


関連項目


関連リンク

SONICWIREブログの巡音ルカ『巡音ルカV4X』機能紹介

『巡音ルカ V4X』機能紹介 – SONICWIREブログ:巡音ルカV4Xについての機紹介が随時更新されていく。

2014.11.20のVOCALOID新製品発表会についての記事

注釈

  1. *巡音ルカ / 初音ミク V3 / 初音ミク V3 バンドル / KAITO V3 / MEIKO V3
  2. *巡音ルカ V4X | クリプトン
  3. *クリプトン|バイリンガル・シンガー『巡音ルカ V4X』発売決定!11月20日より予約受付を開始!(クリプトン社によるニュース記事)
  4. *ルカV4Xの背面スケッチ

【スポンサーリンク】

携帯版URL:
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E5%B7%A1%E9%9F%B3%E3%83%AB%E3%82%ABv4x
ページ番号: 5288192 リビジョン番号: 2258477
読み:メグリネルカヴイフォーエックス
初版作成日: 14/11/24 12:42 ◆ 最終更新日: 15/09/08 09:44
編集内容についての説明/コメント: 概要を更新しました(優待販売期間)
記事編集 / 編集履歴を閲覧

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ


巡音ルカV4

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

巡音ルカV4Xについて語るスレ

28 : りねら :2015/04/12(日) 22:10:35 ID: PoHPWXmUSe
巡音ルカV4、とても美しいです。

タイトル:巡音ルカV4
画像をクリックして再生!!
この絵を基にしています!
Twitterで紹介する

29 : りねら :2015/04/12(日) 22:12:11 ID: PoHPWXmUSe
>>28 ごめんなさい。巡音ルカV4ではなく、『巡音ルカV4X』でした。
30 : ななしのよっしん :2015/04/27(月) 08:37:35 ID: whf2OySedd
>>sm26097274
31 : ななしのよっしん :2015/07/05(日) 13:23:24 ID: LJsZ2PWjK1
巡音ルカV4X奏音69ミリオンラードリーマー」
>>sm26630880

32 : ななしのよっしん :2015/09/01(火) 09:46:41 ID: ajzQ/vJOfP
http://blog.sonicwire.com/2015/08/v4x-v4x.html
優待延長だって
33 : ななしのよっしん :2015/09/02(水) 14:26:24 ID: PZhaWVrarq
結局なんだったのこれ
今後ルカ救済あるの?もうない?

って本当商才ないよなあ
34 : ななしのよっしん :2015/09/08(火) 13:21:28 ID: rzsR+PYlRU
下手に商才あった方が嫌だけどね
逆に商才がそこそこだったからこそここまで盛り上げられたわけだしね
35 : ななしのよっしん :2015/09/08(火) 13:29:45 ID: 08iT4wroN+
>>33
こう言ってはなんだけど、音屋さんが集まって作った会社だからね。 
けの為の作戦や効率化に専念する人がいないのは仕方ない。
むしろ何が不満なのか。
36 : ななしのよっしん :2015/09/08(火) 13:32:56 ID: LRCLngf71x
>>34
ぼかろが盛り上がったのは色々な要素と運がうまく組み合わさったのが原因であって、クリ自体の功績は思われてるほどじゃないよ
37 : ななしのよっしん :2015/09/22(火) 02:42:06 ID: jcyM7lpKHW
>>18
SAMさん本人のセルフカバーセルフバカーは果たしてくるのだろうか…
  JASRAC許諾番号: 9011622001Y31015