フェイスとは、ゲーム「ゼノブレイド」に登場する兵器の一つである。
機神界に存在する機神兵の中でも特に強力なパワーを誇る特別な機神兵。いずれも通常の機神兵には存在しない顔があり(「フェイス」という名を知らない者は「顔つきの機神兵」と呼ぶ)、言葉を話す、体中を赤い光の筋が走っている、機神兵を打ち倒すモナドでも斬る事が出来ないなどといった特徴がある。
量産型を除き殆どのフェイスがボス的存在としてシュルクたちの前に立ちはだかり、その出自も相まって作中の世界観の根幹を担う重要な存在となっている。
因みに、下記の通り、黒のフェイスが『大乱闘スマッシュブラザーズforWiiU』にゲスト出演している他、量産型以外の全てのフェイスがスマブラWiiUでフィギュアとして登場している。結構容赦なくネタバレされているので、先にスマブラをプレイしようとしている人は気を付けよう。
この項目は、穏やかじゃないネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
フェイスは「人間を斬れない」というモナドの性質を利用するために、機神界盟主のエギルが人間であるホムスをコアユニットにした兵器として作られた機神兵である。作中で機神兵がホムスを襲っていたのもフェイスのユニットとして利用するため、というのが目的の一つでもある。
また、通常の機神兵は基本的に人型をしておらず、頭部にあたる部位もないのだが、彼らフェイスは四肢と頭部を持つ人型をしており、表情の変わる明確に『顔』と分かる部位を持っているのが特徴。『フェイス』『顔つき』といった呼び名もここに由来している。
体中を流れる赤い光の筋はホムスの血液で、損傷具合によっては脳や臓器を直接機神兵に組み込むこともある。よって殆どのホムスが激しい外傷を残したままユニットにされているが、基本的にはフェイスの中に乗り込み操縦するような形をとっている。また「遠隔操作もできる」らしい。
長い爪を武器とする黒い若本フェイス。乗り物のような形状に変形する事が可能で、小型の機神兵を連れていくことができる。
作中でシュルク達の前に初めて登場したフェイスで、その性格はまさに極悪非道。何故かダンバンに目を付けており、彼の過去を知っているような台詞を何度か口にする。ストーリー序盤に大量の機神兵を引き連れてコロニー9を侵攻した際にフィオルンを殺害し、シュルクが旅立つきっかけを作った張本人でもある。物語の中盤まではこの黒いフェイスへの復讐を果たす事がシュルク達の目的の一つとなっている。
『スマブラforWiiU』ではガウル平原のステージギミックとして登場。ステージ上に降り立った後、周囲にいるファイターを誰かれ構わず無差別に攻撃する。ほかにも、頭部のビーム砲『グランショット改』で広範囲を薙ぎ払うように攻撃しつつ、地形を破壊してしまうことも。さらに、倒さずに放置していると「最後に引導を渡してやるぜ!」と、飛行携帯に変形し、ステージを横切るように突進攻撃をしつつ飛び去っていく。なお、3DS版にもガウル平原ステージは存在するが、こちらには登場しない。また、5人以上で対戦する場合にもでてこない。
ファイターの攻撃で撃破することも可能で(もちろん今回は、モナドⅡでなくラグネルでもマスターソードでも素手でも攻撃は通る)、倒されると爆発しながらステージ下へ転落していってしまう。この際に発生する爆風は止めを刺したプレイヤーの攻撃として扱われる。が、似たタイプのギミックのイエローデビルと違い、あまり場に長く残らない爆風なので、狙って得点に繋げることはやや難しい。また、リドリーやフライングマンのように一時的にファイターに協力してくれることもないので、純粋にダメージトラップ・ステージ破壊要員としての色が強い。らしいといえば非常にらしい役回りである。
また、なんと言っても台詞が多いのが最大の特徴で、シュルクの参戦PVのラストを「また会えて嬉しいぜえ、シュルクさんよお……!」と不気味に締めくくってくれたのを皮切りに、
「観客席はここかい?」
と、もはや説明不要の例の声で、臨場感たっぷりに喋りまくってくれる。また、対戦にシュルクが参戦していると原作を意識した特別な台詞を喋ることも。蛇足だが、サウンドテストで確認すると黒のフェイスのボイスは約90種類収録されているのがわかる。他キャラのコピー能力用ボイスのあるカービィですら70種類強なのを考えると、彼の饒舌さがよく分かる。むらびとやロボットのように台詞のないファイターだけで対戦すると、黒のフェイスがずっと独り言ばっかりという状況に……
PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLDでは、敵ボスキャラとして登場する。任天堂系の敵としては唯一のボスであり(FE覚醒からはザコ敵からしか登場していないため)、量産型フェイスや機神兵を引き連れている。
フィオルンの発言から、ゼノブレイドのストーリー上ではすでに倒されている状態であり、PXZ2に登場する金の鎖の力によって復活したと思われる。
序盤から登場し最終章で決着をつけることになる他、CVが同じ若本規夫で、ストリートファイターシリーズのボスキャラであるベガとの共演もある。ダンバンへの恨みは相当なものらしく、フィオルンのことを名前で呼ぶよりも、ダンバンの妹と呼ぶことの方が圧倒的に多い。
なお、本作ではやはりモナドが無くとも彼らに攻撃が通る。
正体は一年前の戦争でダンバン・ディクソンと共に機神兵と戦ったムムカ。最も声を出した時点でバレバレであったが。戦いから逃げ出した際に大量の機神兵に襲われ消息不明となっていたが、黒いフェイスのコアユニットとして生き延びており、度々シュルク達(というよりはダンバンさん)の前に立ちはだかる。
機械化する前の記憶はほぼ残っており、そのためモナドへの執着は健在。元来の性格も重なってエギルの命令を無視した勝手な行動が目立つ。フィオルンの他にはメリアの父親であるソレアンも手にかけ、その後のヴァラク雪山でついに自らの正体を明かす。
最期は大剣の渓谷の機神港での決戦にて、自分の攻撃で破壊した建物の瓦礫が突き刺さり、そのまま機体ごと大破して落下した。その後に訪れるフィールド"落ちた腕"のとある場所では落下してきた黒いフェイスの残骸を見る事ができる。
自らを「褐のゾード」と称し、ハンマーのような手持ち武器を使うフェイス。(尤も名前は「よく覚えていない」らしい)球体に変形することができ、高所からの体当たり攻撃なども可能。
作中ではコロニー6を襲撃し壊滅状態に追い込んだ。そのためコロニー6在住だったカルナやオダマさんからは仇の機神兵として憎まれていた。シュルク達の前に現れた時はジュジュをさらい、コロニー6の中央採掘場まで来るように仕向けた。
また、先にコロニー9で登場した黒のフェイスは、その際は一言も発さないまま飛び去ってしまったため、劇中ではこのゾードが初めて声を発し、シュルクたち(と初見プレイヤー)に、『顔つきは自らの意思と自我を持って喋る存在である』ことを知らしめた。
なおこのタイプのフェイスは量産型らしく、終盤では雑魚敵で登場する。序盤のボスが終盤の雑魚敵として登場するのはRPGでよくあるパターン。ただし、終盤登場する量産型は、対巨神界生物用に開発された槍を武器としている。
また、肩幅のある体格ではあるが、フェイスの中では最も小柄である。
中央採掘場でシュルク達と交戦。オダマさんらの活躍もあり灼熱のエーテル流に落とされて撃破されるも、エレベーターで地上に戻ろうとするシュルク達を追いかける執念深さを見せる。最期には両腕を切り離され、シュルクに意味深な言葉を残し採掘場に落下、爆発する。この影響で採掘場は地面に沈み、以後入れなくなる。
時は流れ、シナリオ終盤。今度はコロニー6が巨神の使いであるテレシアの集団に襲われることになるが、そんな混乱の中、突如として褐色のフェイスが飛来。あわやテレシアに止めを刺されそうになっていたジュジュを今度は救って去って行った。この時の褐色のフェイスは、結局何も喋らなかったため、量産型の生き残りに過ぎないのか、それとも秘密裡に生き残っていたゾードなのか、真相は不明のままである。
正体がシナリオ中で語られる事はないが、後にコロニー9のとある住人から「機神兵との戦いで死んだ自分の父親は『鍛冶屋のゾード』として腕の立つハンマー使いだった」という類の台詞が聴ける。因みに、スマブラのフィギュア解説でも『このフェイスのコアは以前は鍛冶職人だったに違いない』と仄めかされてはいる。
二対の剣を用いる白いフェイス。形状からして女性型のようである。
監獄島の最上部に到達したシュルク達の前に現れる。作中序盤で度々シュルクが見る未来視にはこのフェイスが登場している。粗暴で血気盛んな他の機神兵と違い、あまり戦いに積極的ではないようだが…。
コアユニットは機械化したフィオルンの身体を依代とした機神メイナス。CMとか攻略本とかで公式ネタバレされまくった正体である。
当初はメイナスの意識のみが存在していたため、フィオルンは意識はありながら干渉ができない状態でいた。しかしフィオルンは内側でメイナスに呼び掛けていたようで、ガラハド要塞ではモナドが無効化されたシュルク達の危機を救うためにエギルを足止めした。この際に機体は破壊され"落ちた腕"の浜辺に墜落するが、中にいたフィオルンの身体は無事であった。
余談だが、フェイスたちは、正体が判明した後の戦闘では、戦闘中の名前表記がコアになっている人物の名前に変わるのだが、この機体だけは、搭乗者がフィオルン(精神はメイナスだが)だと判明した後の戦闘でも『フェイス・ネメシス』表記のままである。
機神界フィールドでシュルク達の前に立ち塞がったフェイス。スナイパーライフルで攻撃する。ゲームの中でもトップレベルの射程距離を誇り、近づくことすらままならない。まずは物陰に隠れながら距離を詰めて戦うことになる。
コアユニットはカルナの婚約者であるガド。記憶を保ったままの黒いフェイスが残念なことになったため、エギルの手によって記憶を抹消された。だが記憶を消される前の心が僅かに残っていたのかカルナへの攻撃にためらいが見られ、これに気付いたメイナスの尽力により無事元の記憶を取り戻す。最期は崩壊する帝都から脱出するシュルク達の盾となり、カルナへの想いを告げながら消滅した。
他のフェイスの2倍以上はあろうかという巨体を誇るフェイス。機神兵たちの司令官的存在のようである。生物のようにぬるぬる動く尻尾が特徴的。
機械界人(マシーナ)であり、機神界盟主を自称するエギルが本体。自らのフェイスを「ヤルダバオト(偽の神)」と称し、機神を復活させて巨神と巨神界の生物全てを根絶やしにしようと目論む。
因みに、機体名がはっきりしているためか、黒のフェイス→ムムカや緑のフェイス→ガドなどとは違い、後の戦闘では名前がエギルではなく『ヤルダバオト』表記に変わる。
モナドを持つシュルクに対しては特に敵意をむき出しにしていたが、エギルとの最終決戦ではかつて巨神界と機神界が手を取り合っていた時代があった事を明かし、お互いに分かりあえる余地があるように思えたが…
最期は復活した巨神の攻撃からシュルク達を守るために巨神のモナドの一太刀を受け、機神もろとも破壊された。
掲示板
38 ななしのよっしん
2020/12/25(金) 23:46:42 ID: 6X7FW9rNLj
食うのは補給行為じゃなかったろたしか
そもそも食ってたのもゾードぐらいだし基本的に不要だろ
どの道ホムスガンガン減らせってのが目的だから何ら問題ないが
39 ななしのよっしん
2022/02/11(金) 22:46:54 ID: gHV7ap+JGi
40 ななしのよっしん
2023/11/28(火) 19:43:33 ID: yeHIu3UNsY
竜王アルカトラズ戦後のムービーでジュジュをテレシアから守ったフェイスってゾードなのか?色も量産型じゃないしハンマー持ってたし
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最終更新:2024/05/01(水) 16:00
最終更新:2024/05/01(水) 16:00
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