かえるの絵本~なくした記憶を求めて~とは、平成11年(1999年)10月21日に発売されたプレイステーション用ゲームソフト。ジャンルはロールプレイングゲームである。
オリジナル版の発売から約1年後の平成12年(2000年)11月9日には「三昧シリーズ」として廉価版も発売された。品番と価格は、オリジナルのものが品番「SLPS-02332」で5800円+税。廉価版が品番「SLPS-03032」で2500円+税。
開発元はインフィニティー株式会社。販売元はビクターインタラクティブソフトウェアだったが、その後同社はマーベラスエンターテイメントに買収されたため権利はマーベラスが引き継いだ。
概要
記憶をなくしたかえるが賢者の力で人間の姿となり、4月1日から翌年の3月31日までの1年間、コロナの町を拠点に冒険者として活動し、呪いを解く方法を探すストーリー。
ゲームの流れは、大きく育成パートとRPGパートに分類される。
育成パートは、スケジュールを組み仕事や訓練をしてお金を稼いだり能力値を上げたりする。また、町に出かけて買い物や仲間との会話をすることも可能。
RPGパートは、主に酒場で依頼を受けることで開始する。最大で13人の仲間から2人まで同行者を選ぶことが可能であり、主人公を含むと3人パーティーとなる。
RPGパートの依頼は、ゲーム開始直後に発生するチュートリアル的なシナリオを除き、以下の3つのパターンのいずれかになる。
- メインシナリオ
主人公にかけられた呪いに関係するシナリオ。特定の時期に発生し、拒否はできない。さらにはメインシナリオ中に全滅すると以降のメインシナリオが発生しなくなる。この場合は、最終日である3月31日を迎えた時の状態で結末が変化する。
メインシナリオは、ゲームの中盤でそこまでのプレイ内容により3つのルートに分岐する。 - フリーシナリオ
酒場で受けるシナリオ。受けなくても進行に影響はない。 - 仲間シナリオ
酒場で受けるシナリオの中でも特定の仲間がメインとなるシナリオ。すべての仲間に対して存在し、該当の仲間が強制で参加する。また、シナリオをベストな形でクリアすることで仲間の絵本が作成される。
ただし一部の仲間のストーリーはメインシナリオに密接にかかわるため、仲間シナリオクリアの時点では途中までしか絵本が作成されない。対応したメインシナリオを特定の形で最後までクリアすることで、後半が補完されて絵本が完成する。
メインシナリオを1つ進めるたびに絵本が1話追加されていき、3月31日に発生する最後のメインシナリオ、もしくはメインシナリオをロストした状態で3月31日を迎えることで1冊の絵本として完成する。こうして作成された絵本は名前を付けられ、クリアセーブを引き継ぐことで複数の絵本を作ることも可能。
絵本の背表紙の色は結末によって変わり、中には特殊な条件を満たす必要のあるレアな背表紙も存在する。
作成された絵本は、主人公の絵本、仲間の絵本問わずいつでも読み返すことが可能。
関連動画
関連静画
関連商品
関連リンク
- http://www.infinity-soft.co.jp/
インフィニティー株式会社 - 公式ページ
(上記インフィニティ―社のサイト内にあった公式ページ。消滅済みのためインターネットアーカイブ版へのリンク) - 君と私の冒険が絵本になる!『かえるの絵本』本日10月21日で20周年─“カエル”モチーフのゲームは名作率が高い・・・かも? | インサイド
(2019年の紹介記事)
関連項目
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- 0pt
- ページ番号: 5593583
- リビジョン番号: 2808538
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