こどもの日とは、
本記事では1について扱う。
概要
こどもの日は「国民の祝日に関する法律(祝日法)」で「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日と定められている[1]。
この日が祝日になったのは、5月5日に端午の節句という男子の節句があったためである。現在でも5月5日にはこいのぼりを揚げたり、ちまきや柏餅を食べたりといった風習が残っている。このように元々男子の節句であるため、女子の節句である桃の節句も祝日にすべきだという主張が一部でなされている[2]。実際こどもの日を決める際には、どの日を当てるかで意見が分かれた。男女同権論の立場から桃の節句か端午の節句どちらか1つだけでは偏りがあるとされ、間を取った5月3日に充てるという妥協案も作られた。しかし、5月3日が憲法記念日になってしまったため、結局5月5日に落ち着いた[3]。なぜ3月5日という意見がなかったのかは不明。
また注目すべき点は、この日が祝日法で「母に感謝する」日と定められている点である。つまり、こどもの日は単にこどものための日であるだけでなく、子供たちが母親に対して感謝の気持ちを表す日でもある。「なぜ母限定なのかか、父親には感謝してくれないのか」といった意見はあるだろうが、こどもの日が祝日として定められた1948年には「イクメン」などという言葉は当然なく、子育てへの貢献は今以上に母親が多かったことは間違いない。現在はこどもの日から約1週間後にある母の日が一般化しており、趣旨が被ってしまってはいるが、こどもの日にも母親へ感謝の気持ちを持ってみてはいかがだろうか。
この日は、多くのフィクションに登場するキャラクターの誕生日となっている。『ONE PIECE』のモンキー・D・ルフィ、『HUNTER×HUNTER』のゴン=フリークス、『クレヨンしんちゃん』の野原しんのすけ、ベネッセの教材『こどもちゃれんじ』のキャラクターである縞野しまじろうなど、主人公級のキャラクターでこの日が誕生日というキャラクターが多い。
児童福祉週間
こどもの日の5月5日から5月11にまでの1週間は「児童福祉週間」と厚生労働省、全国社会福祉協議会、児童育成協会が主唱している児童福祉週間。この活動の一環として、全国から児童福祉週間の標語が募集されたり、各中央省庁でこいのぼりの掲揚が行われたりしている。
関連動画
関連静画
関連項目
脚注
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