概要
元ネタはうちはサスケを連れて行こうとするトビ(うちはオビト。その時は「うちはマダラ」と名乗っていた)に対し、はたけカカシが万華鏡写輪眼の神威で攻撃を仕掛けようとした時にオビトが言ったセリフ。
「止めておけカカシ そんな術オレには効かない」
この一言にカカシは先制攻撃の機を逃し、サスケを連れ去られてしまった。
これを、「止めてくれカカシ その術はオレに効く」と正反対の意味にコラした作品がナルトスに投下される。
その後のコマでもう一度「止めてくれ」と懇願している手の込み様で、これだけでも当時のナルトススレ住人に大いにウケたのだが、その後ナルト原作のストーリーが進み、カカシの神威が無敵と思われていたオビトへの有効打になったという展開が発生。オレに効くコラは「予言者」として再度祭り上げられる事となったのだ…。
本当に効くのか?
神威という術は写輪眼の固有瞳術であり、神威空間と呼ばれる別次元の空間にモノを出し入れする術である。カカシの写輪眼は元はオビトのものであり、本来は両目が揃って使われることを前提としているため、様々な共通点と相互作用を持つ。
カカシの写輪眼は他者の転送に特化しているのだが、これでオビトに攻撃を仕掛けた場合、相殺されるか、引きちぎる前に自身の転送に長けたオビトの神威で自ら時空間に飛ばれて回避されてしまう。
そもそも、オビトの神威は普段から自身の体の一部だけを時空間に転送しているので、カカシの神威で身体を引きちぎる事そのものが無意味である可能性もある。
つまり、「効かない」と言って差し支えない。
一方、カカシの神威と仲間の連携攻撃を前提にする場合。
互乗起爆札による10分間連続・億単位の回数で連続攻撃するなどの例外を除けば、オビトが防御に徹すればオビトの神威のオートすり抜け効果によって原則としてどんな攻撃も効かない。通常の打撃や忍術をオビトに当てる場合、カカシの神威と連携し、現実空間と神威の時空間の両方から同時攻撃を仕掛ける必要がある。
つまり、カカシの神威が唯一の打開策になるという点で「効く」と言える。
コラのネタ元となったシーンでは前者の状況であったが、オビトが自身の神威で攻撃を回避するような事があれば、カカシが何かに気づく可能性は低くなく、その時点で打開策を発見されていた可能性もある。
関連項目
- 37
- 0pt