そよかぜとは国鉄からJR東日本にかけて運行していた列車名である。
概要
主に東京駅・上野駅と軽井沢を結ぶ臨時特急列車として使われていた。
設定時の信越本線高崎口の特急ははくたか・あさま2往復が設定されていたが、避暑地である軽井沢までの利用が多かった為に東京~中軽井沢間に臨時特急としてそよかぜが設定されたという経緯を持つ。軽井沢への輸送がメインだったので当時の特急はくたか・あさま・ときが全列車停車していた高崎駅をも通過し、上野駅から横川駅まではノンストップであった。大宮駅や高崎駅等には後に停車するようになっている。
車両は、東海道新幹線が開業して東京~大阪間の在来線特急ひびきが廃止されて運用に余裕ができた日光型157系が使用されていたが、157系が使用されたのは黎明期のみで後は181系・189系・489系等のあさまで使用されていた車両が使われていた。末期にはあさまには使用されなかった185系も使用されていた。
軽井沢駅・中軽井沢駅発着が多かったものの上田駅発着の列車も設定されていた時期もあったが、結局は廃止まで臨時列車であった。そして長野新幹線が開業する年の夏にひっそりと廃止されてしまった。
尚、信越本線横川駅の近くの碓氷峠鉄道文化むらにはEF62-1の電気機関車が保存されているが、そこには「サロンエクスプレスそよかぜ」のヘッドマークが取り付けられており、これは実際にそよかぜで使用されていた図柄と同じ物である。
列車名の由来
列車名の変遷
1968年7月 東京~中軽井沢間に臨時特急そよかぜ2往復が設定される。
1997年8月 10月の長野新幹線開業を控え17日の運転を以てそよかぜは運転されなくなる。
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関連項目
- 鉄道列車名一覧
- 高崎線・信越本線・横軽
- 157系・183系・185系
- 日本国有鉄道・JR東日本
- あさま(列車) - 同区間を運行していた在来線特急
- くろいそ(列車) - 那須高原への観光特急
- 新雪(列車) - 魚沼地方へのスキー用観光特急
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