概要
1961年3月1日に金沢駅~西舞鶴駅間を北陸本線・小浜線経由で結ぶ準急列車として運行を開始。このうち、北陸本線では循環準急「しろがね・こがね」との併結運転となり単独運転は敦賀駅~西舞鶴駅間であった。
1963年4月20日には2往復へ増発されたが、この代わりに金沢駅~福井駅間を廃止。翌1964年12月に「あさしお」が金沢駅~出雲市駅間に設定されたことで1往復へ削減された。1966年3月5日に急行に昇格している。
1970年10月1日に東舞鶴駅~敦賀駅に1往復増発(敦賀駅行きは綾部駅~東舞鶴駅間普通列車)し2往復に復便。
1972年3月15日には敦賀駅始発便が西舞鶴駅で急行「丹後」に併結する形で京都駅に片乗り入れを開始。
民営化直前の1986年には福井駅発着便を廃止し、敦賀駅発着に変更。1996年の山陰本線電化により小浜線内のみの運転としたが、1999年の舞鶴線電化により快速格下げの形で廃止された。
ちなみに、廃止直前の1997年には夏季臨時急行列車として「マリンわかさ(大阪駅~若狭高浜駅間・湖西線経由)」「マリンたかはま(新大阪駅~若狭高浜駅間・福知山線経由・エーデル併結)」が運転されている。また、1997年冬季には「味めぐりわかさ」が新大阪駅~若狭高浜駅間で運転されている。
なお、舞鶴線に続き小浜線が電化された際、「まいづる」が2007年の多客期まで東舞鶴駅~小浜駅間で1往復延長運転された。
「大社・エメラルド」
「大社」は1966年10月1日に名古屋駅~出雲市駅間に小浜線・宮津線経由で設定された急行列車で、前述の「あさしお」を敦賀駅~出雲市駅間で併結していた。長区間で運転区間の重複があったため、1968年10月1日に「あさしお」を吸収し、名古屋駅・金沢駅~出雲市駅間の運転に変更された。
また、「大社」の増発列車として夏季臨時急行「エメラルド」が1968年7月より名古屋駅~東舞鶴駅間に設定された(後に西舞鶴駅発着便と若狭高浜駅始発便を設定)。
長く運転区間は変更されなかったが、1978年に金沢駅発着便の運転区間を福井駅~天橋立駅に変更。1982年7月1日に名古屋駅発着便も天橋立駅までの運行としたが、同年11月15日に天橋立駅~福井駅間の「はしだて」に置き換えられる形で廃止された(その福井駅発着「はしだて」も民営化直前に敦賀駅発着に変更され、1992年に廃止された)。
一方の「エメラルド」は1995年まで臨時列車として残存していた。
関連項目
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