アイブラックとは、スポーツ選手が目の下につける黒いアレである。
概要
目の下の頬のところに四角形、または横に長い逆三角形のような形でつけることが多い。野球やラグビーなどの選手がアイブラックをつけていることがある。
黒い塗料をつけるグリースタイプや、頬に貼るシールタイプがある。球団が公式にアイブラックを購入していることもある。
対戦相手を威嚇したり、カッコつけしたりするようなペインティングにも見えるが、一番の目的は「まぶしさの軽減」とされる。
アイブラックをつけると、まぶしさが和らぎ、ボールの動きを追いやすくなるとされる。アイブラックをしない場合、頬の部分から反射した光が入り込んできてしまう。そのため、アイブラックで頬のところを黒くすることで、光の反射を防ぐことができる。日中の時間帯だけではなく、ナイターでも照明のまぶしさを軽減するために使われることがある。
1942年にアメリカンフットボールの試合で、初めてアメリカ人の選手が使用した。そこから長い間は経験則として「アイブラックをするとまぶしさが軽減される」というものが存在していたが、科学的に効果が実証されていたわけではなかった。
2003年にアイブラックの効果を確かめる実験がアメリカ・イェール大学の医学博士によって行われ、実際に効果があることが判明した。2005年のニューハンプシャー大学の心理学者の実験でも、アイブラックがまぶしさの軽減になることが確かめられている。
なお、髪型・服装に厳格な傾向がある高校野球や、そこまでガチにやらない草野球などではほとんど見かけられない。
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関連項目
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