いいね!またはいいねとは、SNSであるFacebookの機能の一つである。
類似の機能は他のSNSにもあり、SNSの根幹をなす機能の一つと言える。
2020年7月27日にニコニコ動画にもその機能が追加された。
概要
簡単に言うと自分が気に入ったものを評価して、それを友達に「これがいいよ~」と教え広める機能だといえる。
「いいねボタン」と呼ばれるリンクを押すことによって、
- そのボタンが押された回数を示すカウンターが一つ増える
- 自分の活動履歴であるタイムラインに自分がいいねボタンが押されたことが表示される
- 自分の友達のニュースフィード(通知)にリンクとともに自分がいいねを押したことが表示される
ようになる。
押された側としてはカウンターが増えることで人気があることを証明できる上、リンクが拡散し多くの人に宣伝してもらえるメリットがある。いいねボタンはFacebook内だけでなく、外部のサイトにおいてもhtmlコードなどによって簡単に設置できるため、アクセス数を伸ばすためにいまやネットのありとあらゆるページに設置され見ることができるようになっている。
ニコニコ大百科でも記事の下部にツイートやグーグルのおすすめ等とともにいいねボタンが設置されており、クリックすることで気に入った記事をFacebookで広めることが可能である。
Google+での「+1 ボタン」、mixiの「イイネ!ボタン」、ニコニコ動画の「ニコる」など、他の多数のウェブサービスが後追いで類似の機能を設置している。しかし匿名制のSNSではニュース記事に対する底の浅い批判や偏見、差別・中傷とも受け取られかねないような妬み僻み感情丸出しの極端なコメントに対して「イイネ!」が非常に多く押されることも少なくなく、イイネ!の数が多いからといってコメントの中身が必ずしも有用とは限らないケースも散見される(筆者が見た感じでは、偏見や視野の狭い感情的発言、個人の権利に偏った発言に多く「イイネ!」が付きやすい傾向にあると感じられる。公共性が乏しく我欲が出やすいSNSの特色が出ていることが垣間見える点でもある。)。
また、アメーバブログにも「いいね!」ボタンがあるが、記事の内容が良かったのではなく1日1回押すともらえる仮想通貨目当てで押されているものも多くあると思われ、前述のケースと同様いいね!を押された数がアテにならない部分もある。
なお、Facebookがこの機能の創始者と言うわけではないそうで、「Surfbook」というSNSはFacebookより以前から「Like」ボタンの特許を取っていたらしい。このことでFacebookはSurfbokから訴えられている。
ニコニコ動画におけるいいね!
2020年6月23日、動画に対していいね!をできることが発表された。
Youtubeにおけるグッドボタンとは少し違いお礼コメントを投稿者側が設定することができるとして差別化が図られていた。
(お礼コメントが設定されている動画の例については、「「いいね!」へのお礼メッセージが設定されている動画の一覧」の記事を参照。ただし同記事では記事が存在する動画のみ掲載されている。)
以前は、マイリストが事実上のいいね!機能として使われていたがブックマークとグッドボタンの両方の意味を持っていたマイリストからグッドボタンの意味合いが切り分けられた形となる。
2012年4月~2015年6月の間は動画に対して「ニコる」が出来たのでその機能の復活とも言える。
なおいいね!数は投稿者のみが確認することができる。
2021年1月26日の週刊ニコニコインフォ第27号にて、いいね!数が公開されることが発表された。
・対応スケジュール
2021年1月27日(水) スマートフォンブラウザ版
2021年2月上~中旬 iOS版・Android版ニコニコ動画アプリ
2021年3月中旬 PC版ニコニコ動画
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/nico_nico_talk/status/1278163692383682561
2020年7月27日 新機能リリースのお知らせ
2021年1月26日 「いいね!」数の表示について
・【動画】「いいね!」機能
この機能は「動画投稿者を応援する為の機能」です。
動画投稿者の皆さんが動画を投稿するモチベーションは色々有ると思いますが、その中でも視聴者の方からの応援は何よりのモチベーションになると思います。今まで視聴者の方は「コメント」や「マイリスト登録」といった方法で動画投稿者の応援ができていましたが、もっと簡単に、もっと気軽に応援の気持ちを伝える機能として、動画に「いいね!」を付けられる機能を作りました。
1動画に1人1回「いいね!」ができるようになります。動画ランキングにも貢献できますので、応援したいと思った動画を見たら、気軽に「いいね!」を行って、投稿者さんに応援の気持ちを伝えましょう!
(もちろん「コメント」や「マイリスト」も、引き続きよろしくお願いします)
また「いいね!」を行うと動画ごとに設定されたお礼メッセージが表示されるようになります。
動画投稿者のみなさんもこの機会に是非、メッセージの設定をお願いします!
機能の詳細やメッセージの設定の仕方はこちら・「いいね!」へのお礼メッセージが設定できるようになりました【ニコニコ動画】・投稿者向け
※このいいね!の機能ですが、あくまで「動画とその投稿者を応援する為の機能」であって「動画の優劣を比較する為の機能」ではありません。その為、「いいね!」の”数”は表示しません。(投稿者の方のみ、自分の動画に付いた「いいね!」の数を確認する事ができます)
しかし問題点もあり
- いいね!が追加されることでマイリストを使う人が減り、マイリスト数順や人気が高い順などの検索に影響が出ないか
- 「動画の優劣を比較する為の機能」ではないとあるがその回答は「多くの視聴者の方が「いいね!」して応援する動画は、多くの方が楽しめる動画であると考えますので、「いいね!」数をランキングへ反映いたします」という回答と矛盾していないか
といった疑念を持つ人も少なくない。
動画内での言及について
なお、動画投稿者の間では「「いいね!」を多く押してもらえる方法」について経験的に知られるようにもなってきている。
例えば「動画内で「いいね!」について何らかの形で言及するだけでも、言及しないときより多く押してもらえる」と複数の動画投稿者が証言している。「言及されなければ意識に上らないけれど、言及されれば思い出して押す」という視聴者は少なくないためかと思われる。動画内での言及のことを「押し忘れ防止」と表現している投稿者も居る。
「動画内で「いいね!」について言及されるのは催促されているようで嫌いだ。言及されなければ押していたが、言及されたら押さない」という視聴者も居るかもしれない。しかしさほど多数派ではないようで、「言及したので減る「いいね!」数よりも言及して増える「いいね!」数の方が多いため、差し引きとしては言及した方が増える」ということのようだ。
さらに、言及するときに「いいね!」ボタンの画像やアニメーションを表示することで言及時の効果が高まるとも言われており、そのための素材を配布している人々も居る(本記事「関連動画」「関連静画」「関連ニコニ・コモンズ」節を参照)。
「いいね!」を押したときのお礼コメントを設定できることに着目し、お礼コメントに工夫を凝らしている投稿者も存在する。例えば「動画内でクイズを出し、「いいね!」のお礼コメントに答えを書いておく」「「いいね!」を押すとキャラクターの服が脱げるなどとうそぶき、お礼コメントに「嘘だぞ」とおちょくるコメントを載せておく」など。ただしこの方法で「いいね!」数が増えるのは結果論であり、どちらかと言えば「視聴者を楽しませるためのギミックとして「いいね!」ボタンやお礼コメントを利用しているだけ」とも言えるかもしれない。
Youtubeにおけるいいね!
Youtubeにおいていいね!はもっぱらグッドボタンで👍のマークがついたボタンを押すことである。高評価ボタン、いいねボタン、グッドボタンなど呼び方は様々であまり統一されていない。
反対に悪印象の動画やコメントに対しては̪👎の親指を下に向けた低評価ボタン(バッドボタン)を押すこともできる。動画の低評価数は公開されるがコメントの低評価数は公開されない。
〇〇した人
↓
↓
↓
↓
↓
👍100 👎
といったコメントの共感を利用した遊びが流行しており、この遊びについては賛否両論ある。
Twitterにおけるいいね
Twitterでは、類似機能の名称は日本語で「いいね」となっており、「!」が付かない。英語版では「like」。
以前は「お気に入り」(英語版では「favorite」)という名称であったが、2015年に「いいね」(like)に変更された。
Twitter内でツイートの検索をする際、特定の「いいね」数を指定して検索することも出来る。検索キーワードに「min_faves:数」を付けると最低その数の「いいね」がされているツイートだけを検索することができ、逆に「max_faves:数」を付けると最高でもその数の「いいね」だけを検索することができる仕組み。
ただし、この「min_faves:数」「max_faves:数」の機能にはバグがあるのか、今一つ正常に動作しないことも多い。絶対にこの条件で合致するはずのツイートが検索結果に表示されなかったり、逆に指定した条件に合致しないツイートまで検索結果に表示されたりする。
2021年7月18日現在時点で、「いいね」数のトップ3ツイートは以下の3つのようである。
- 1位:アメリカ合衆国の俳優「チャドウィック・ボーズマン」のアカウントによる、2020年8月28日(時刻設定を日本標準時にしている端末からは、時差のため8月29日と表示される)のツイート。彼の死を伝えるツイートであるため、本人の投稿ではなく遺族またはスタッフによる投稿と思われる。
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https://twitter.com/chadwickboseman/status/1299530165463199747 - 2位:アメリカ合衆国の政治家「バラク・オバマ」のアカウントによる、2017年8月12日(時刻設定を日本標準時にしている端末からは、時差のため8月13日と表示される)のツイート。
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https://twitter.com/BarackObama/status/896523232098078720 - 3位:アメリカ合衆国の政治家「ジョー・バイデン」のアカウントによる、2020年1月20日のツイート。
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https://twitter.com/JoeBiden/status/1351897267666608129
関連動画
ニコニコ動画の「いいね!」に言及している動画
関連静画
関連ニコニ・コモンズ
- ユーザーフォローといいね!を促す素材各種(作者名:のりのりのりさん)
- いいね!押したときのアニメーション(作者名:とれんた君)
- いいね! を促すやつ(作者名:めんつゆ)
- 「いいね!」アニメーションや静止画各種(作者名:ガッkoya)
関連項目
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